あいち沖縄会議

「普天間基地」撤去~辺野古に新基地いらない~
定例街宣~第3日曜日栄ラシック西側にて午後4時から~

今日23日(水)は名古屋駅で沖縄街宣

2018-05-23 | 沖縄レポート

あいち沖縄会議街宣のご案内

直前のご案内ですが、あいち沖縄会議の定例の街宣のご案内です。
辺野古は護岸工事が進み、7月にも埋め立てが始まろうとしています。
ゲート前、海上での抗議行動は続いていますが、正念場です。
 
 午後6時より名古屋駅東口(ポリボックス前)で、街宣を行います。
 
名駅での街宣は、JRセントラルタワーズにある辺野古の工事を受注している
大成建設の名古屋支店への抗議の意味も込めています。
 
お時間のある方はぜひご参加ください。

連載スタート? 沖縄レポート 今回は「4月の沖縄」

2018-05-08 | 沖縄レポート

「あいち沖縄会議」スタッフを中心に、沖縄に行かれた方から寄せられたレポートを掲載していきます。

今回ご紹介する山下律子さんは、以前から沖縄現地レポートを発信してくださっていました。その一部は「命どぅ宝あいち」の会報に掲載されていますが、発行時期の都合で掲載に漏れる場合もあり、いつも心のこもった素晴らしいレポートを、一部の人が知るだけでなく、多くの方にご覧いただきたいと思い、ご本人の了解を得て、このブログにも掲載させていただくことにしました。
過去のレポートも、順次ご紹介したいと思います。

4月の沖縄

山下律子

 今月も座り込み参加のため4/6~4/16まで沖縄へ。次はまた1か月後(5/7~)に出掛ける予定で格安航空券を取っていたが、「ゲート前連続6日間(4/23~4/28)500人結集行動」の呼びかけに応えて4/23~4/26まで、また沖縄に出掛ける。この間の印象に残った事を簡単にご報告。
 先月、鮮やかな黄色の花を咲かせていたイペーの木は、花が散り若葉が風に揺れ、代わってデイゴが赤い花を咲かせていた。滞在中の気温は、愛知より少々高めだったがさして変わらず。朝夕の気温差は少ないが、日によっての気温差はかなり大きく(風が強い日は体感温度が下がり寒い)天候も変わりやすい。さっきまで日差しがカッと照りつけていたのに急に大粒の雨が降り出したりする。(だから座り込み用ザックの中には、いつも日よけ対策グッズと雨用グッズを入れている。)

「4・25海上座り込み」&「「ゲート前連続6日間500人結集行動」
 工事着工から1年になるこの日(4/25)「辺野古・大浦湾をカヌーと船で埋め尽くそう」と海上座り込みが行われ、私も抗議船に乗せてもらって海上行動に参加。抗議船は浜テント前を出発し、赤、黄、緑等カラフルなカヌーと海保の黒いゴムボートがひしめき合うK3護岸付近へ。拘束され海保のボートに乗せられたカヌー隊員が、海保のボートの上でも「辺野古新基地NO」のプラカードを高々と掲げている。思わず手を振り「ガンバレ~」と声を上げる。ほかの抗議船からはマイクを通して「工事をやめろー」「海を壊すな―」と抗議する声が響いている。突然その声をかき消す大音響。「ガラガラガラガラー」目を向けると、クレーンが沢山の石を海中に投下中。辺野古の新基地建設は未だ護岸工事の段階で全体の6%しか進んでいない」とは聞いていても、あの「ガラガラ・・・」という音を聞くと胸が詰まった。美しい海原に護岸が突き出した異様な光景、護岸が毎日少しずつ延びていく・・・海の悲鳴が聞こえるようだった。今日の海上座り込みにはカヌー83艇が参加。抗議船11隻が1時間交代で市民を運び、抗議船上からの海上行動参加者は230名。13:00~は浜で連帯集会があるとのことだったが、私はゲート前に移動。
 午後は「ゲート前連続6日間500人結集行動」に参加。集会で午前中の座り込みの様子を聞き、驚いた。この日は県内外から800名の人が集まったが、県警も200名強の機動隊員と大型バス8台を投入。先ず県警はいつも市民が座り込んでいる歩道に柵を設置した。歩道を奪われた市民が柵の前の車道に座り込むと、県警は機動隊の大型車4台を道路の中央線上に止めて、座り込んでいた市民を柵と大型車の間に挟み、サイドを機動隊員で塞いだ。こうして座り込みの市民をごっそりとまとめて囲い込み、資材を搬入したとのこと。その間の3時間、車はエンジンをふかしたままで囲い込んだ市民に排気ガスを浴びせ、トイレにも行かせなかったとのことだった。午後の座り込みでは、このような囲い込みはなかったものの、歩道沿いに横付けされた県警車両によって歩道は塞がれ、私たちは危険極まりない車道に座り込まざるを得なかった。固いアスファルトの上で隙間を詰めて窮屈な姿勢で座り込んでいると、お尻は痛いし足はつるし・・・苦痛に耐えながらもみんなと一緒に歌い、シュプレヒコールを上げながら座り込んでいたが、機動隊員に両脇を抱えられ私は排除された。みんなも排除された。そして工事車両は続々と基地内に入って行く。それでもまだ囲い込み檻から抜け出し、「違法工事やめろ」のプラカードを持って、果敢にもダンプの前に飛び出して侵入を止めようとする人がいる。すかさず数人の機動隊員が駆けつけその人を力ずくで抑え込む。・・・・・こんな光景を見ながら、私はちょっと前に聞いた三宅俊司弁護士の話(後述)を思い出していた。『警察庁は国の隅々まで支配権を及ぼし、逮捕権をちらつかせながら国の政策実現を強行する』この日も逮捕者2名。

緊急学習会「3.13判決は何を審判したのか?活断層の上に基地!?」
 県知事の許可なく岩礁破砕する行為は違法だとして、県が国に対して辺野古の基地建設工事の差し止めを求めた訴訟で、3月13日、那覇地裁は県の訴えを却下した。また敗訴だ。(2016年12月、最高裁は県の埋め立て承認取り消しを違法とした)「やっぱり国を相手取って訴訟を起こしても勝ち目はないんだ」と失望していたところ、4月7日に那覇の自治会館で「3.13判決について」の学習会(辺野古訴訟支援研究会主催)が行われるとの情報を得たので参加する。講師は、訴訟担当弁護士と行政法や地質学の専門家。参加者は約200名。はるばる高江から参加された方や座り込みを終えて駆け付けた方々にお会いし、新基地建設を阻止するために、多くの県民が、現場での闘いと共にいろいろな方法を模索されていることを痛感する。以下に学習したことを私なりにまとめてみる。
 今回の裁判は、中身に入る前に判決を下した。裁判が実態に踏み込まれていないので、岩礁破砕や、漁業権については何も決着がついていない。ましてや、埋め立て承認の可否や撤回の議論には無関係である。軟弱地盤は、確認済みの大問題。活断層については中長期的な大問題。音波探査などのデータを求めていくことが必要。軟弱地盤や活断層の存在だけでは直ぐに撤回とはならない。埋め立ての安全性や環境保全の問題等を指摘していくことが重要。
県は3月22日に控訴した。
 最後に、第1回口頭弁論の翁長知事の意見陳述の一部を抜粋し紹介したい。「こと沖縄に関しては、自由・平等・人権・民主主義・自己決定権・地方自治に目もくれず、辺野古ありきで新基地建設に突き進む国の論理が、真摯な協議も放棄した上で、法令に基づき行うべき手続きをもないがしろにしようとする国の姿勢が強く問われているのではないかと感じております」

講演「高江通行妨害訴訟(勝訴)判決を受けて」
 4月15日、てだこホール(浦添市)にて「一坪反戦地主会」定期総会があり初参加。総会の第一部で三宅俊司弁護士の講演「高江通行妨害訴訟(勝訴)判決を受けて」を聴く機会に恵まれた。
 「先ずこれを聴いて下さい」と、講演は泉谷しげるの「黒いカバン」の歌から始まった。警官から突然呼び止められ「カバンをみせろ」だの「名前は?」等と尋問を受けた男と警官との問答を皮肉った歌。2016年、高江のオスプレイ建設現場へ向かっていた三宅弁護士も、突然警視庁機動隊によりその場に2時間留め置きされ、ビデオを撮られた。この通行妨害に対して国賠請求訴訟を起こし、県警の違法行為が認められ、県も控訴を断念し、勝訴したことの詳細報告。この裁判の主要な争点は、「警察官による車両留め置き行為の法的根拠は何か?」「留め置き時のビデオ撮影が適法かどうか?」の2点だったが、那覇地裁において何れも警察の違法性が認定された。
 今回出された判決について、三宅弁護士は、「今や予防検束が容易に行える社会になっており、いよいよ警察国家が作られてようとしている。こうした状況に警鐘を鳴らす判決だ」と評価された。
 またこの判決を受けて沖縄県が控訴を断念したことについても、以下のように説明、評価された。「警察行政は国家統治と地方自治の狭間にあり、県警察でありながらものの言えない闇の世界である。警察組織は、警察司法を隠れ蓑に県の警察への行政介入を拒否しながら、その一方で各県警察の本部長、主要部長を警察庁から派遣し、支配権を及ぼしている。各県の下級警察官を手足のように使い、事実上警察庁が警察機構全体を指揮する異常な機関である。とりわけ都道府県公安委員会は、政府の意向を受け、地方と対立する国の政策実現を、逮捕権をちらつかせながら強行するという、民主主義、地方自治と対立する強大な組織になってしまっている。中央集権的国家警察化した警察組織は巨大化し続けている。このような状況の中で、今回の沖縄県の控訴断念の判断は、県の判断によって地方警察行政を決めることができることを示した大きな成果である。この沖縄県の判断は、多くの地方で民意を無視して強行される警察の権力行使を地方自治体から押し返す全国的にも大きな意味がある。」


5月14日は沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟の第4回口頭弁論です

2018-05-08 | 愛知県警機動隊の沖縄派遣問題

14日は、森悠弁護士、篠原宏二弁護士、原告の大瀧義博さんの3名が、既に提出済みの準備書面のエッセンスを口頭陳述することとなりました。
大法廷を傍聴者でいっぱいに! ぜひご参加ください。
傍聴希望者多数の場合は抽選となり、抽選に外れた方には、待機企画があります。