世相を斬る あいば達也

民主主義、資本主義とグローバル経済や金融資本主義の異様な違いについて

●安倍恥辱外交 北から宣告一発レッド「蚊帳の外」から出場停止

2018年05月14日 | 日記

 

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●安倍恥辱外交 北から宣告一発レッド「蚊帳の外」から出場停止

いやはやあきれた話だが、どうも、北朝鮮の判断の方が、日本政府やネトウヨ評論家連中よりも、正鵠を射ているように思えるから不思議だ。こよなく日本を愛してやまない筆者ではあるが、なぜか、今回の北朝鮮からの恥辱的な日本排除宣言が、なぜか妥当な気分になってくるのだ。つくづく思うに、このような気分にさせられてしまう元凶は、安倍という男が、権力の中枢に、いまだに居座っている所為なのだと理解している。国を愛するゆえに、あまりにも激烈な“似非愛国者”が許せないのである。

まさしく、恥辱に満ちた安倍外交だ。安倍官邸に棲んでいる奴らだけが恥辱をうけるなら、“ざまあみろ”だが、我々国民の多くも、心ならずも、奴らのとばっちりを受けて、屈辱的なロケットマンからのホイスルとレッドカードの宣告を受けてしまうのだから、国内的には、森友・加計の“国家の私物化”と国外的には、麻生セクハラと「蚊帳の外」外交と、英BBCやNYTなどが、面白おかしく、放送や報道をするのが目に見える。グローバル云々と言いながら、グローバル観念がないのだから、これはお話にならないのだ。

以下は、あまり大きな話題として報じることで、安倍官邸の逆鱗に触れるのを忌避したのか、三行記事扱いで報じている。≪米英中ロ韓の国際記者団に取材を認めるとしたが、日本メディアは除外された≫と、朝日は報じ、出来るだけ、北朝鮮の戦術だと言わんばかりに≪北朝鮮が日本メディアを除外したり日本批判を強めたりする背景には、日本を牽制(けんせい)しつつ、対話が始まった際には有利な経済的条件を引き出したいとの思惑があるようだ。」とまとめた。まぁ、外務省詰めの記者が書くとこんなものだろう。


≪ 北朝鮮の核実験場廃棄、国際記者団から日本を除外
 韓国大統領府は13日、北朝鮮が核実験場を23~25日の間に廃棄すると発表したことに、歓迎するコメントを出した。北朝鮮は米英中ロ韓の国際記者団に取材を認めるとしたが、日本メディアは除外された。
 韓国大統領府高官が、全坑道を爆破して施設を撤去、人員を撤収させるとした北朝鮮の発表について、「未来に向けて核開発をしないという意思の表明だ」と歓迎の意を述べた。高官は、実験場廃棄の取材に日本メディアが含まれなかった点について、「日本とはまだ公式対話が始まっていないことと関係があるのではないか」と語った。
 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は4月27日の南北首脳会談で、「いつでも日本と対話できる」と語ったが、北朝鮮の国営メディアは日本批判の論調を強めている。
 ただ、北朝鮮の外交官だった高英煥(コヨンファン)・前韓国国家安保戦略研究院副院長は「北朝鮮は経済の飛躍を目指し、必ず日本に近づいてくる」と語る。北朝鮮が日本メディアを除外したり日本批判を強めたりする背景には、日本を牽制(けんせい)しつつ、対話が始まった際には有利な経済的条件を引き出したいとの思惑があるようだ。
 ≫(朝日新聞デジタル:ソウル=牧野愛博)


しかし、安倍官邸では蜂の巣を突いたような騒ぎが起きている。いままでの「蚊帳の外」は、在野の左翼ネット論壇の戯言だと白を切ることが出来たが、状況証拠にとどまらず、いわば、物的証拠を突きつけられたのだから、官邸には衝撃が走った。「谷内!どうするつもりだ!お前が北朝鮮に人質で行け!」安倍は、そのように谷内を詰ったことは想像に難くない。浮足立った外務省は、死にもの狂いで、弥縫策を案じた。それが、以下の報道だ。ますます、笑わせてくれる安倍官邸だ。


≪ 日本政府、トランプ大統領の来日要請 米朝会談直後に
6月12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談の直後、トランプ米大統領が来日して安倍晋三首相と会談するよう、日本政府が米政府に要請していることが明らかになった。米朝会談の内容についてトランプ氏から直接説明を受け、北朝鮮への対応をすり合わせる狙いがある。
 日米関係に詳しい政権幹部の一人は「米朝会談後にトランプ氏に来日してほしいという日本政府の考えは、すでに米側に伝えてある」と話している。
 日米両政府は、6月8、9日にカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の際にも、日米首脳会談を行う方向で調整している。安倍首相は「完全で検証可能かつ不可逆的」な核廃棄と拉致問題の解決を米朝会談で迫るよう改めて要請する方針。そのうえで、同月12日の米朝会談の直後に改めて日米首脳会談を行うことで、トランプ氏から金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談内容を確かめたい考えだ。
 日本政府には、日米首脳会談を繰り返すことで日米同盟の強固な結束を国際社会にアピールする狙いがある。また、日本人拉致問題に対する金委員長の姿勢を踏まえ、日朝首脳会談の是非を判断する考えもある。
 ただ、政府内には「米大統領の日程調整はそう簡単ではない」(首相官邸幹部)との声もある。調整の結果、米朝会談に同行するとみられるポンペオ国務長官やボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)らがトランプ氏の代わりに来日する可能性もある。
 ≫(朝日新聞デジタル)


つまり、ロケットマンの外交戦略が功を奏している証左である。いまや、日米同盟の絆さえ怪しい雲行きになっていることを、安倍は判らないだろうが、官邸内では、多くの人間が共通項で持っている日米同盟の危機なのだと思う。南北朝鮮が、和解の方向に急展開し、アメリカが、北朝鮮に理解を見せ始めたいま、安倍が唯一しがみつく、日米同盟のほころびは、誰もが感じるところである。すべてのことを、独自外交する必要はないが、時と場合には、アメリカの意に反しても、日本の独自路線を歩むべきだったのである。

安倍はこぶしを振り上げて“完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄と拉致問題の解決を”とセット外交に興じていたわけだが、そんな甘っちょろい外交方針なら、ガキでも考えつく。米軍の核の傘に縋りついて外交方針を示す限り、日本に救いがないと同時に、アメリカの過ちを看過するわけで、友人ではなく、ポチに過ぎないわけで、アメリカのためにもならない。つまり、ただの金魚の糞のような国家を守る必要など、さらさらないとアメリカが思うのは当然だ。

安倍晋三は保守本流で、日米安保基軸の外交安保に汗を流したつもりだろうが、無駄に国富を失い、イスラエルやサウジと手を結び、親日国家であるイラン、イラク、シリア、ロシアと、日本贔屓だった国々と軋轢を創出している。執拗に、日米首脳会談を重ねることで、国際的社会にアピールし、「蚊帳の外から場外へ」からの脱却と云う活路を見出そうというのだろうが、トランプも、そろそろ安倍には飽きたので「会いたくない」と言いそうである。会っても、会わなくても、想定通りの外交しかしない国なのだから、特に会う理由はない。

誤解を恐れずに話せば、北朝鮮の非核化と云う国際関係上、極めて重要な共通テーマを6か国で話し合おうと云う時に、各国が、その国なりに抱える特別な問題を、同一の俎上に乗せると云う試みは、話し合いが煩雑になるだけで、何ら利益をもたらさないのは、外交上の当然ではないのか。仮に、北朝鮮に戦後補償しなければならないものがあるのなら、それはそれで、支払えばいい話だ。この問題に、“バーター”で、拉致を解決せよ、と云う日本の主張は、面と向かっては拒否しないが、“面倒臭いヤツ”と疎まれるのが国際社会の外交だ。それはそれ、これはこれと、メリハリのある外交姿勢が望まれている。

最近感じていることだが、アメリカの凋落が見えてきているわけで、既に、絶対的王者ではなくなっている事実を、歴史の中で捉えておかないと、日本はトンデモナイ、青天霹靂的な“外交安保”の壁に突き当たる可能性が出てきた。アメリカは、徐々にではあるが、中国に譲歩する割合が増えていくのはたしかだ。中国の国際的地位の向上は、ロシア、北朝鮮の地位も向上するわけで、相対的に、日米韓の力は弱まる。南北首脳も、この時代の流れを十分承知の上で、外交方針を出したのだろう。

北朝鮮のロケットマンは、米中の諍いは表面的なものになりつつあり、“WINWIN”な関係を模索しているに違いないと読んだのだろう。そうなると、中国とも米国とも、等距離外交を目指すのが得策と云うことになったと考えられる。つまり、米国に偏り過ぎていた日韓の安保外交方針は、自ずと変化が求められている時代になっていると云うことだ。韓国は、既に、中国との関係を曲がりなりにも構築していたし、今度は南北和解と云う方向性が示された。

東アジアは、ロシアを含め、いまドラスティック変わろうとしている。こんな時代の大きな流れが目の前に迫っていると云うのに、日本は不幸だ。安倍などは、連休中に“中東歴訪”だぜ!“こんなバカな外交なんてあるわけがない。夢ではなく、ここ10年、20年のスパンでは、日米同盟の意義は、限りなく無効化されるようでしかたがない。仮に“専守防衛”に徹するつもりなら、米・中・韓・ロ・北朝鮮の5か国との公平な友好な外交関係の構築が、喫緊の課題になるだろう。下手をすると、本当に、日本はアジアの孤児になる。“公正公平”が最も苦手な安倍晋三では、旗振りは不可能と言っても過言ではない。


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