世相を斬る あいば達也

民主主義、資本主義とグローバル経済や金融資本主義の異様な違いについて

●「国民党」に前原がチャッカリ入党 0.5+0.5≒0.0な新党

2018年05月08日 | 日記
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●「国民党」に前原がチャッカリ入党 0.5+0.5≒0.0な新党

「国民民主党」略して、日本会議が好みそうな右翼のような名称「国民党」という新党が結成された。端からケチをつけたくないが、まさか前原誠司がチャッカリ、この新党に加わっているのには、ひどく驚いた。細野や長島らと同様に、無所属になるものとばかり思っていた。このことからも判ることだが、完璧に「国民党」は「連合」ご都合に合わせて新党が結成された経緯が浮き彫りになっている。

来年の統一地方選や参議院選の日程から逆算すると、この時期を逃すと、新党結成が困難になると思われた結果の、拙速な新党結成劇だと言える。この政党の共同代表に就いた、玉木、大塚は、世間一般の感覚から見れば、民進党時代でも中堅の人物で、全国区な国会議員ではない。ほとほと左様に、この新党は、「連合組織」が機能しうる条件を満たすために、作られた政党と云うことが出来る。両代表の顔にも、美醜は別にして、“人間力”がかけらも見えないのは、筆者の主観なのだが……。

希望の党、民進党は、世論調査を総体的に政党支持率を見ると、希望0(0.5と云う評価もある)、民進0.5と云う按配なので、単純に足し算をすると、最低0.5%、最高で1.0%の政党支持率が得られることになる。「連合」の組織票3分の一だけが頼りになるのだが、国民目線は安倍内閣に向けられる以上に厳しいものになるだろうから、下手をすると、政党支持率の比率に反映されず0.0%の政党支持率になる可能性がある。

まぁ、それでも一回の衆参国政選挙を経た後でも、20人くらいの衆参議員をキープすることは可能だろう。しかし、62人から20人では、新党結成が意味があったとは言えず、「連合」推薦候補の一部が当選するだけの政党になったと言えるのだろう。それでも、政党要件は満たすから、それで善しとする腹なら、正しい選択だ。しかし、来年の参議院選が接近しても、政党支持率0.0%政党から、立候補する勇気のある議員が出てくるのか、ひどく疑問だ。

この新党の狙いは、「連合」が「立憲民主党」への誘い水、疑似餌として、差し出した新党だと見る考えもある。出来る限り、立憲民主の党綱領にすり合わせ可能な党として、化粧を施した部分が多いのだから。しかし、玉木代表は野党6党が国会審議を拒否している最中に「新しい党は、審議拒否しない」と言ってみたり、大塚代表は「(共産党には)、選挙の時にはやはり多少気を使っていただかないと、政権交代は起きない」と注文をつけた、野党色よりも、良い子ぶりっこな発言をしている。つまり、彼らの日本語は間違っていないが、言霊がゼロの政党色を早くも露呈している。

全国紙も、この新党結成に多くの紙面を割くことはなかった。一番熱心に。この新党結成を報じてくれたのは、皮肉にも“産経新聞”だった。永田町情報紙と言われるだけのことはある。まぁ、産経の場合、自民党という与党側の機関紙なのだから、野党への目は常に厳しいものだが、大きく扱ってくれただけ、温情のようにも思える。

産経が報じるように、当初の目論見だった“野党第一党”に向けての大同団結のこころざしは、合併交渉の端から不安視されていた。在籍議員の2割程度が離反すると思われていたが、現実は4割以上の離反者を出してしまった。このこと自体、既に両代表の求心力やまとめる能力のなさを見せてしまった。無論、野党第一党の夢は、あっさりと崩れ去った。玉木代表は「6割程度ですか? そういう数字かもしれないが、政権を担いうる政党を作るための結集の第一歩として、すばらしいスタートを切れたなと思う」と発言したが、選挙が近づくにつれて、離反者が後を絶たなくなるリスクの方が強いことは自明だ。

今回の新党「国民民主党」の参加した顔ぶれを見ると、小沢一郎に通じる議員が多数含まれている点が注目に値する。小沢のオリーブの木構想がまだ生きているとすると、その流れにおける一時の休息地という印象も見え隠れする。おそらく、立憲枝野代表と小沢一郎の意見のすり合わせが済むまで、一応、新党に所属するという流れもみることが出来る。問題は、共産党との距離感が一番の問題点だと思われる。まぁ、国政選挙が近づけば、それなりの落とし処を、枝野・小沢で決めることは可能だ。

その場合、この「国民党」から30人前後が、立憲民主党に動く可能性は高い。おそらく、この新党の支持率は、常に0%に近いだろうから、全員が動いても不思議ではないが、根っからの共産党嫌いもいるだろうから、ある程度は“連合系議員”として残ることが想定できる。この連合系議員の核となるのが、スパイ前原誠司であり、なんとかして、反共産党な野党と云う立ち位置を死守しようとしているように見える。安倍政権の踏ん張り如何で、政局は流動的だが、次の国政選挙で、4割程度の野党勢力が生まれれば、様相が、ガラリと変わることもありそうだ。個人的には、以前にも語ったが、自民党を下野させる時期は、まだまだ先で構わない。アベノミクスのツケは自民党に処理させなければ意味がないのだから。


≪重鎮続々離党…「野党第一党」のもくろみも外れ満身創痍の船出
 民進党と希望の党による合流新党「国民民主党」が7日、旗揚げした。ただ、両党所属議員の4割以上が不参加を決め、岡田克也元副総理、野田佳彦前首相ら民進党重鎮の「離党ドミノ」は新党の求心力の低さを印象づけた。大願だった野党第一党の座に就くこともかなわず、新党は満身創痍(そうい)の船出を迎えた。
 新党の共同代表に決まった希望の党の玉木雄一郎代表は7日、設立大会後の記者会見で参加議員の少なさについて問われると、こう強弁した。
 「6割程度ですか? そういう数字かもしれないが、政権を担いうる政党を作るための結集の第一歩として、すばらしいスタートを切れたなと思う」
 そもそも、民進、希望両党執行部が合流にかじを切ったのは、衆参両院で野党第一党を押さえなければ国会論戦で存在感を発揮できないと痛感したからだ。
 しかし、新党の陣容は、玉木氏らが唱え続けた「大きな固まり」とは程遠い。
 衆参計62人の所属議員数は平成28年3月の民進党結党時の4割に満たない。対照的に、野党第一党の立憲民主党は民進党離党者をのみ込んで70人超に膨れあがる見通しだ。
 新党に参加せず無所属での活動を選んだ議員の多くは、立憲民主党を軸とする野党再編を目指す立場から、民進、希望2党だけの合流に背を向けた。
 希望の党の大串博志衆院議員は7日、新党への不参加を表明した記者会見で「立憲民主党も含めた大きな固まりを作るべきだ。無所属の立場がより適当だと思った」と強調した。
 民進党を離党した小川敏夫元法相は、自身を含む参院議員9人の入党届を立憲民主党に提出した後、「新党は安全保障政策にあいまいなところがある。はっきりとした立憲民主党に共鳴している」と記者団に語った。岡田氏ら衆院民進党の離党者の多くも立憲民主党との連携を模索している。
 民進、希望両党の合流構想によって際立ったのは、皮肉にも立憲民主党の存在感だった。同党の参院会派に無所属の民進党離党者が加わる構想が実現すれば、衆院だけでなく、参院でも野党第一党獲得が現実味を帯びる。  
「民進党離党者が入党すれば党所属参院議員は16人。さらに無所属議員の会派入りが7人か8人…」  立憲民主党幹部は7日、さっそくそろばんをはじいた。
 ≫(産経新聞:松本学)



≪国民民主党参加者、不参加者、新「希望の党」参加者一覧

【国民民主党】(衆院39人、参院23人、計62人)
 《民進党》  
(衆院)原口一博▽平野博文▽篠原孝  
(参院)▽桜井充▽柳田稔▽羽田雄一郎▽大塚耕平▽榛葉賀津也▽足立信也▽小林正夫▽増子輝彦▽大島九州男▽長浜博行▽藤田幸久▽大野元裕▽川合孝典▽徳永エリ▽石上俊雄▽礒崎哲史▽浜野喜史▽森本真治▽伊藤孝恵▽古賀之士▽田名部匡代▽浜口誠▽矢田稚子
 《希望の党》  
(衆院)前原誠司▽古川元久▽渡辺周▽泉健太▽大島敦▽山井和則▽小宮山泰子▽津村啓介▽古本伸一郎▽牧義夫▽岡本充功▽吉良州司▽階猛▽柚木道義▽今井雅人▽大西健介▽奥野総一郎▽岸本周平▽後藤祐一▽下条みつ▽玉木雄一郎▽小熊慎司▽城井崇▽稲富修二▽近藤和也▽斉木武志▽白石洋一▽山岡達丸▽青山大人▽浅野哲▽伊藤俊輔▽源馬謙太郎▽関健一郎▽西岡秀子▽緑川貴士▽森田俊和  
【国民民主党不参加】(衆院22人、参院18人、計40人)
 《民進党》  
(衆院)岡田克也▽玄葉光一郎▽野田佳彦▽安住淳▽中川正春▽江田憲司▽福田昭夫▽重徳和彦▽金子恵美  
(参院)小川敏夫▽郡司彰▽小川勝也▽神本美恵子▽芝博一▽那谷屋正義▽白真勲▽相原久美子▽牧山弘恵▽吉川沙織▽石橋通宏▽小西洋之▽斎藤嘉隆▽難波奨二▽真山勇一▽野田国義▽鉢呂吉雄▽宮沢由佳 《希望の党》  
(衆院)細野豪志▽松原仁▽田嶋要▽樽床伸二▽長島昭久▽笠浩史▽小川淳也▽大串博志▽寺田学▽柿沢未途▽井出庸生▽佐藤公治▽本村賢太郎
 【新「希望の党」】(衆院2人、参院3人、計5人)  
(衆院)中山成彬=最高顧問▽井上一徳=政調会長  
(参院)松沢成文=代表▽行田邦子=幹事長▽中山恭子=顧問(敬称略。新「希望の党」は党役職を併記)  ≫(産経新聞)


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