世相を斬る あいば達也

民主主義、資本主義とグローバル経済や金融資本主義の異様な違いについて

●民進党は日本政治の癌 過去の亡霊に憑りつかれた“愚の連鎖”

2018年02月09日 | 日記

 

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●民進党は日本政治の癌 過去の亡霊に憑りつかれた“愚の連鎖”

民進党という政党は、直近の1.5%程度の政党支持率に目を瞑り、過去の恥ずべき栄光を成功体験と思い込み、その亡霊にしがみついている、愚かで哀しい人々の集団に思えてならない。個人の世界であれば、思い程度で済むのだが、政党助成金を受け取り、日本の政界で一定の数を占有しているのだから、国家的に見て、大損害である。

十数パーセントの政党支持率のある野党第一党、立憲民主党の存在を無視するように、希望、民進、立憲の三党連携或いは合併を、自己都合で捲し立て、立憲に“迷惑だ!”と言われると、せめて希望の党とだけでも、連携しようと抱きついてみたが、これもご破算に終わり、その挙句に、まだ以下のような事を、引かれ者の小唄のように、正気の顔つきで記者会見などをしている。


≪ 民進「新しい党目指す」 党大会、参院選へ準備
 民進党は4日、党大会を東京都内で開き、衆院選時に分裂した立憲民主党や希望の党との合流を視野に「中道的な新しい党を目指す」と明記した2018年度活動方針を採択した。大塚耕平代表は来年の参院選に関し、1人区では野党候補を一本化し、複数区でも競合を回避するなど他の野党との選挙準備を加速させる意向を示した。
 大塚氏は党大会で、友党と位置付ける立民や希望との連携強化の必要性を強調。参院選に加え、統一地方選でも立民などとの間で「調整を実務的に開始するべく、働き掛ける」と訴えた。
 党大会後の記者会見では、新しい党への移行を巡る党名変更の可能性について「民進のままでは難しいと思っている人もいる。検討は必要かもしれない」と語った。
 党大会に来賓で出席した連合の神津里季生会長は、旧民進勢力が分裂している現状に関し「自民党の1強政治に漁夫の利を与えるとの懸念を持たざるを得ない」と述べ、民進を軸に再結集を急ぐよう求めた。
 党大会では、衆院選時に立民や希望から立候補した元職らの地域活動を支援できるなどとした規約改正などを了承。衆院選前の希望との合流判断について「誤りだった」とした17年度活動報告もまとめた。   ≫(神奈川新聞)


このような妄言を、ジャーナリストの高野孟氏は、“抜け殻のような政党が何を言うのか?“と訝ったコラムを書いている。高野のコラムの前半は、彼の言う通り。ただ、創生期の民主党時代に深く関わっていた高野にしてみれば、小沢一郎率いる自由党との合併と云う数合わせが、09年に政権を取りながら挫折したのがいい例だと言い出した辺りから、氏の話は狂いが生じている。以下のコラムでは、彼が半分白状しているが、元祖民主党の面々が抱きかかえた、小沢一郎への”嫉妬“の側面が現れている。

この民主党独特の“嫉妬”と云う性癖は、現在の民進党にも、希望の党にも強く受け継がれている。政権時の民主党においては、“小沢一郎への嫉妬”であり、現在の民進党においては、“枝野幸男への嫉妬”なのである。実は、希望の党と民進党は、嫉妬と云う性癖を抱え、それが、好き嫌いと云う平凡な姿として現れている。そう云う問題なのだと思う。彼らの多くが、大塚耕平が本気で、リーダーシップを叫んでいるとは思っていないだろう。ただ、身の処置方を考える間の時間稼ぎ、政党助成金の受け取りポストと考えているに過ぎないのは歴然だ。

ただ、崩壊寸前の“希望の党”と抜け殻のような“民進党”が両党合わせて2%程度の政党支持率でありながら、過去の議席獲得により、衆参合わせて40%以上の野党議席数を抱えていることは、国会が事実上機能しないことを示している。この状況は悲劇だ。選挙制度と野党の分解によって起きた現象だが、ひどく馬鹿げている。民意が小池百合子と前原誠司によって、ズタズタに引き裂かれたと云うことだ。しかし、誤った野党勢力に整合性を持たせるためには、国政選挙を数回重ねていかないと実現しない。

もっとも、各議員の早期の判断で、右か左かの色分けは可能だろう。そうすることで、国会も、ある程度だが、“民意“を反映した野党構図が出来るかもしれない。少なくとも、来年の参議院選前までに、政党間の擦り合わせではなく、各議員の国会議員としての矜持において、右か左かを決定すべきである。右か左と云う概念が嫌なら、国民の政治か国家の政治かと云う身の処し方もあると考える。高野氏も言う通り、中間層の国民が不在の今、「中道政党」はたしかに”死語“である。


≪“抜け殻”の民進党が「新しい党」に成長する見通しは皆無 
【永田町の裏を読む】
 民進党が4日に党大会を開き、「できる限り早期に、幅広い中間層から支持される中道的な『新しい党』への移行を目指して、分裂した立憲民主党、希望の党との再結集も視野に、来年の参院選での共闘へ調整に入る」(大塚耕平代表)。
 また、来賓として出席した連合の神津里季生会長は「連合と政策や理念を共有している方々が、3つに分かれてしまったのは痛恨の極み。野党勢力の結集を呼びかけられるのは、民進党をおいてほかにはない」と挨拶した。しかし、申し訳ないが、この2人の言っていることは、完全に見当が狂っている。
 第1に、立憲民主党が出来てしまった後の“抜け殻”としての民進党が「新しい党」に成長する見通しは、ほぼ皆無である。
 第2に、それが仮にも「中道的」な方向を目指すというのであれば、なおさら、そのような党は出来ないだろう。私が前々から言ってきたことではあるけれども、右と左が真っ向対決している時代には中道というのは、ないではないひとつの位置取りであったけれども、今ではそれは死語であって、今どき「中道」を掲げるなど戯言に等しい。
 第3に、これがいちばん肝心なところだが、自民党に対抗し得るような強大な野党は、数の寄せ集めによって形成されることはあり得ない。1996年に結成された旧民主党はそれなりの理念を掲げていたのに、98年に新進党からバラバラとこぼれてきた諸勢力を受け入れるに際しては、まことに無原則に、理念・政策の議論抜きにして数だけ増やすことに専心し、それが2003年の小沢一郎の合流にまでつながった。その水ぶくれ状態で09年に政権を取るに至ったけれども、中身はスカスカ。とても政権を維持することができなかった。
 いま立憲民主党が、安易な党派の合併や統一会派の組成に慎重な姿勢を示しているのは、96年以来20年余りのそのような野党戦線結集の歴史を踏まえているからだろうと、私は推察している。党派の合同や合併ではなく、それぞれの政治家が一個人として、過去のしがらみを断ち切り、死ぬか生きるかの覚悟をもって、新たな政治的結集に参加するというプロセスが何より大切であって、大塚や神津が言うような、粉々になった野党各派が一緒になれば何とかなるというような安易な話はあり得ない。
 ≫(日刊ゲンダイ:永田町の裏を読む)


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