世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

マスメディアに地殻変動!

2009年12月27日 | 日記


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マスメディアに地殻変動!

民主党政権へのネガティブ報道が続き、霞が関一部官僚の造反が顕著化、検察は樋渡検察庁長官の来夏の退任までとばかり鳩山小沢虐めに精を出している。

夫々に立場の思惑や生き残りを賭けた闘いを民主党に仕掛けている。
冷静に観察すると、霞が関の抵抗は民主党政権の公務員改革法案そのもの向けられているが全員と云うより、一部極端な親米派官僚たちの行動のようである。

検察は民主党をどうするかと云うより、小沢をどんなことをしても追い落とそうと私怨に近い感情で動いているようだ。まぁ小沢の権力が2年も続けば、検察の恥部が数多く国民の前に晒されるわけで、是が非でも追い落としたいのだろう。
余りにも絶対的過ぎる警察・検察の権力は国民の監視を強化しない限り、何処に暴走するか判ったものではない。

小沢の土地取得疑惑も政治資金規正法適用という無理筋なのは承知の上だから、世論を味方にしない事には到底公判を維持出来るシロモノではない。
そこでマスメディアとの阿吽の呼吸が発揮されるわけだが、此処数週間でマスメディアの世界に異変が起きている。ここが大変重要だ!

読売新聞と毎日新聞が小沢に振り上げた拳を平手に替えた感じがする。
朝日新聞は平手を拳に替えた感じだ。共同通信の情報操作が悪質になってきた。結果的に東京新聞の記事が多少劣化せざるを得なくなっているのは困ったことだ。日経は今のところ大きな変化はない。産経新聞はこの際どうでも良いだろう。

この現象を偶然と見るか、意図的と見るかは、もう暫く観察してみないとはっきりはしない。

小沢土地取得疑惑の東京地検リーク情報が昨年の国策捜査非難で懲りたのか、メディアに一斉に流すのを止め、山羊の糞方式で記者クラブを通さず個別にリークしているようだ。しかし、今さらそんな姑息な手段で騙される国民は自民党員くらいじゃないのだろうか(笑)

読売は自民党と云う政権交代させる受け皿の限界を知ってしまったのかもしれない。そうであれば、民主党政権を米国寄り政権に成長させざるを得ないので優しく扱いだした可能性がある。もう少しこの現象は要観察なわけだが、検察庁にとって意外に頭の痛い問題になるかもしれない。

天下国家を論ずる必要がある時、検察の政治資金規正法違反がどうのこうので政権を運営する受け皿が崩壊するようでは、「角を矯めて牛殺す」事になる。
そうなると経済外交防衛など日本を取巻く劇的な変化に対応できず、「衰退先進国」の第一番になる危険があると云う国家観がジャーナリストに生まれてきても不思議ではない。

国士を自認する読売渡邊主筆がそういう状況判断になった可能性は充分ある。序に朝日新聞を葬ることが出来たら一石二鳥の成り行きだと言える。このような異変は、政権受け皿と云う器(民主党以外の政党)が他にあれば起きないのだが、自民党がガラガラ音を立て壁が剥がれだしている現状では「泣いて馬謖を斬る」そんな心境なのかもしれない。

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