世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

「日韓通貨スワップ」5兆円枠の延長の是非が対韓外交の決め手 米国が黙ってはいないだろうが

2012年08月22日 | 日記
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「日韓通貨スワップ」5兆円枠の延長の是非が対韓外交の決め手 米国が黙ってはいないだろうが

 先ず、今日22日延び延びとなっていた「首都圏反原発連合」の代表者らと、野田佳彦の直接会談が持たれると云う話だ。民主党政権が確実に消え去る次期衆議院選以降の“原発政策”に関し、原発ゼロのタイムスケジュールが入った「原発に依存しない社会をつくっていく。そうした大きな方向性の下で戦略をまとめていきたい」、8月中をめどに策定する「革新的エネルギー・環境戦略」では将来的に原発をゼロとする方向で調整等々を打ちだすようだが、どうせ次の政権が覆すに違いないから良いか~ってなものだろう(笑)。「首都圏反原発連合」の代表となる方々には、HPで宣言している通り、有耶無耶な手打ちをしないよう頑張って貰いたいものである。

*代表らが表明している野田への要求は下記の通り。
≪1.大飯原発の再稼動を中止すること。
2.現在検査で停止中の全ての原発の再稼動をさせないこと。
3.国策としての原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換すること。
4.原子力規制委員会の人事案の白紙撤回。 金曜首相官邸前抗議行動で掲げ続けてきた「再稼動中止」を軸に、原子力規制委員会の人事案の白紙撤回も求めます。また福島現地からの声も届ける予定です。≫(「首都圏反原発連合」HPより転載)

 正直、野田民主党政権も自公野党も、共にレームダックの状態にあるので、コラムの題材に迷うと云うのが実情だ。なにせ、民主党が今後行おうとする政策のすべてが、次期政権によって“ご破算”にされる事は必定なので、特例公債法案、国会の定数是正、原発政策、来年度予算編成、中韓との間に起きている領土問題にしても、そのすべてがモラトリアム状態に置かれているとしか思えないので、政局にも、政策にも、興味が削がれるわけである。そんなわけで、“イタシカタナク”「週刊朝日」を拾い読みしてみた。その辺を書いてみようと思う。

 週刊朝日の「愛国という名のエゴを許すな」で、尖閣騒動は海上保安庁と沖縄県警の混成チームが、概ね滞りなく事態を収拾したとみている。筆者も同様の評価だ。これ以上、中国政府も彼ら噴き上がり族の勝手は許さないであろう。問題は、韓国李大統領の帝国主義的言動の方だと断定している点も正しい。ただ、今回の李大統領の竹島訪問と天皇陛下に対する発言が、支持率回復と韓国歴代大統領退任後、次期大統領によって刑事裁判で裁かれるのが恒常化しており、それを牽制した行動だと分析しているようだが、どこかストンと納得出来ない。筆者の“米国の影”を執拗に語るつもりはないが、実効支配している竹島に、あらためてスポットライトを当てる行為は納得がいかない。天皇陛下を悪しざまに言い放つ発言の真意も、今ひとつ踏み込んだ分析がない。

 正直、韓国国民の噴き上がりを煽って、どんな国益があるのだろうか。アノ行為で、下がっていた支持率が上がるほど、韓国有権者も愚かではないだろう。在日の韓国の人々も、青天の霹靂と云うか、或る意味で良い迷惑発言だったに違いない。日本の外務省も強気にならざるを得なく、竹島領有権問題の国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴を韓国に正式に提案、単独提訴も辞さずの姿勢を表した。裁判は開かれず、実益がないように見えるが、国際社会への問題提示と云う意味では価値があるだろう。問題は米国IMF世界銀行が画策した昨年秋の「日韓通貨スワップ」の枠を現行の約1兆円から5倍超の約5.4兆円に拡充した。この延長をするかしないかが、李大統領の言動が単独のものか、陰で操る勢力があるかの見極めになる。あの不平等の極み・米韓FTAの締結で、李大統領は米国の完璧な傀儡になったと読むべきだ。筆者は、そのように観ている。

 政局絡みでは、①橋下維新の会を封じ込めるために最長でも10月末くらいの解散だろう。しかし、必ず負ける解散をする政権与党はあるわけもなし。結局、判らないと書いている(笑)。②橋下と松野らの会食は、スワ新党と云う問題ではなさそうだと云うこと。維新の狙いは安倍晋三、菅義偉らしいと云うこと。此処からは筆者の推測だが、どの手が有効か、手探り状態で、狼煙を上げているだけのような気がする。中央政界の歩き方の勝手が判らず、実はウロチョロしているのかもしれない(笑)。

 ③、同じく政局絡みで、民主党代表選。仙谷由人のフラストレーションがピークに達していると云う(笑)。そりゃそうだ、官房長官更迭以降、黒幕から黒子、そして只の田舎政治家なんて言われてしまうわけだから、苛立ちはピークだ。無知やり存在感を示したくて、野田の対抗馬を出すかもしれないが、前原は戦意喪失。他の玉もイマイチだ。此処から筆者。それで、暴れると言っても「対小沢」があっての仙谷、敵が居ないのに戦いようもない悪徳弁護士と云うところだろう。自民党総裁選、安倍晋三も出る気満々らしいが、森が町村と裁定した以上、もう無理。谷垣は、総裁選前に野田を追い込み、解散に持ち込まない限り、再選の眼はない。

  ④みんなの党が分裂含みだと云う記事。⑤鳩山グループがバラバラになってきた。そんなこんなの記事でしたが、政局と云うほどの記事ではなかった。今週(8月31日号)は370円也の損害と云うところだった。まぁネタ無しなので、これもやむを得ないだろう(笑)どうも、週刊誌全体に、小沢ネタが切れると、青息吐息になる現象がある(笑)。週刊誌も小沢一郎で回っているようだ。さぁ、次期総選挙が楽しみですね。現時点の筆者の興味はその一点。野田にも谷垣にも、まったく興味が湧かない。早く、両者ともに、勝栄二郎と共に消えて欲しいが、野田は谷垣を完璧に裏切り、解散をしないような気がする。彼のシロアリ退治演説を忘却の彼方に葬り去る能力から考えて、谷垣を裏切るなんぞ“屁の河童”に違いない。明日は、何事も起きなければサンデー毎日を読む事にする。それでは、皆さんオヤスミナサイ!

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