世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

雑感・忘れかけていること

2009年05月04日 | 日記

世間は新型インフルエンザと連休特集状態です。それはそれで大切だろうけど、一々感染かも感染かもの情報垂れ流し、もう少し記者クラブ発表に頼らぬニュースや記事の配信は出来ないものだろうか?
まぁ文句はこの位にして、それなら問題を棚上げしたような格好で、人の噂も75日状態になっている重大案件を拾い出してみようと考えた。

*第一に消えた年金問題・社会保険庁だ。その後もこれでもかと云う程の不祥事、ミスを繰り返しながらウヤムヤになり、来年1月にはめでたく「日本年金機構」なんて名前で化粧直し、出直すことになっている。
しかし、人様の年金をあそこまでぞんざいに扱っておきながら、組織を新たにし、名前を変えただけで何が解決出来るのか、問題は解決したのか、まったく総括もなく時間が過ぎて行きそうである。
これは年金問題へのテレビの執拗な追求報道に奥田元経団連会長が難癖をつけたことで影をひそめ、手を触れる報道機関さえ見当たらなくなった。

*第二が公務員制度改革だ。2万数1千人が天下り、公務員の人生設計を裏打ちしている「天下り」をなくすと云うのがおそらく民意だろう。12兆円の無駄が出ているこの「天下り」廃止の公務員制度改革は迷路のような規定を盛りだくさんにして、クールな役人しか理解不可能な制度改革が麻生首相により閣議決定した。
この内容は一言で天下りはなくならない、渡り鳥天下りも継続するいう改革でもなんでもなくなった(笑)もうこの話題もマスコミからは消えた。

*第三が西松事件の検察のその後の推移と捜査状況だ。あれほど小沢公設秘書の時に検察からリークがあったのに、今やなしの礫。あの問題はどうなったのだ?何処に行ったのだ?
小沢を宙に浮かせる事が有利になる人々が居るとしか思えない。宙に浮かせておくことで、小沢の身柄を確保したも同然と考えているクールな人々がいるようだ。検察もその思惑に組みしていると誤解されるのは将来の検察への信頼という面で問題を残すことになるような気がする。

第四以下もごちゃごちゃある。毒ぎょうざ事件、食品偽装、裁判員制度、温暖化対策、少子化問題、高齢化と介護、財政健全化の放棄、消費税、憲法改正等などだが、国民がいま欲しがる情報を流すのがマスコミだろうが、問題をあらためて提起するマスコミの行動も重要なのだと思う。
最近、マスコミは異常にピリピリした状況で番組を作っている感じがして仕方ない。これが単にスポンサー、広告収入の枠内の話であれば良いのだが、その枠からはみ出すほどに自己規制されているように見える。筆者の考え過ぎなら、それはそれで大いに結構。

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