世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●政権は“長生き競争”ではあるまい 安倍政権は何をした?

2016年04月19日 | 日記
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●政権は“長生き競争”ではあるまい 安倍政権は何をした?

安倍晋三の首相在職日数が、“下痢腹ハプニング辞任”の期間を含めて、1576日となったとメディアが報じている。名首相と言われる池田勇人を抜いたらしい。在職期間の点で見ると、最長の順で見ると、佐藤栄作、吉田茂、小泉純一郎、中曽根康弘の次だそうだ。上述の名前を並べてみて判然とすることは、全員が概ね“超親米”であり、何らかの形で、我が国を意志なき国家に導いた首相だと云う事が判る。

佐藤栄作、吉田茂、中曽根康弘、池田勇人以上の4人には、敗戦国の歴史を背負って国を動かそうと云う意志が最低でもあったように思われる。つまり、米国が破竹の勢いで東西冷戦体制にあった時代であり、歴史的事情があり、国家観、歴史観を、何らかの形で感じることが出来る。また、その時代の方向性を見誤ってはいなかったという評価がなされるだろう。しかし、小泉純一郎、安倍晋三となると、米国との関係において、惰性の法則の落とし穴に嵌った感がある。

それでも、小泉は北朝鮮電撃訪問と云う離れ業を行った分だけ、博徒的勇気を見せつけた。無論、好みの問題はあるが、実績は実績だ。実績と言えば、小泉が、竹中平蔵ら市場原理主義者のご託宣に乗せられて、アメリカ延命戦略・グローバル金融経済の仲間入りの先鞭をつけた点では、電撃訪問を差し引いても、マイナス評価と言わざるを得ない。ただし、僅かにマイナスが多い程度だ。さてそれでは、現在我が国の首相でもある安倍晋三首相は、何をしたのか?プラス評価出来るものはあるのか、いま、コラムを書きながら頭を捻っている。

現時点で、プラス評価出来るものは見当たらない。なんと、全部がマイナスなのだ。驚くべき実績で、池田勇人を抜き去る在職期間、日本の政治を悪化させ、抜き差しならぬ状況に追い込もうとしている。まさに、敵国(韓国・北朝鮮)の同志のような首相なのである。この安倍の在職期間の長さを好評価しているらしい菅官房長官は「安倍首相も就任以来、一貫して日本経済再生最優先を掲げている。アベノミクスの三本の矢で経済再生、財政再建をしっかり進めていく」としたり顔で、韓国訛りか秋田訛りか判らんが、奇妙なイントネーションの日本語で話していた。

「アベノミクス」一時の円安株高を演出したが、結局は息が続かずに、デフレ不況を招き、我が国の経済・財政・金融に、多大の傷をつけ続けている。世界一不完全な住民の避難路確保無視の、非人道的な原子力規制委員会の“新規制基準”をバイブルのように信奉し、基準値範囲内だと嘯き、次々と原発再稼働に驀進、40年耐久年数超過の原発まで、問題なし。住民が逃げられないのは、日々の補助金漬けの見返りだから我慢して貰うしかないと言っているようだ。

官僚機構‥等が握っていた関係省庁行政等々の人事権を一手に掌握、すべての国家組織を力づくで自由に操れるよう、ファッショ政治を推進した。内閣法制局長官、NHK会長、各省次官級に、ファッショ政権に協力的人物をあてがった。その結果、憲法は集団的自衛権を禁止していないと意味不明な解釈を持ちだし、犯罪を正義のような形で、常識的憲法解釈を、多くの憲法学者が是認でいないと言っていた“集団的自衛権行使容認”を、一内閣で閣議決定してしまった。

NHK会長やNHK経営委員に、自らの太鼓持ちを並べ、言論報道の規制に乗り出した。つまり、悉く立憲主義を根底から覆す暴挙に出たのである。自民党が、改憲の初手として位置づけている「緊急事態条項」の追加を、今まさに、安倍政権は既成事実化させようと、熊本地震と云う悲劇的災害を、奇貨としようと企んでいる。自衛隊保有のヘリコプターで、十二分に間に合うヘリコプターに仕事を負担させず、意図的に普天間基地所属の米軍・オスプレイを米軍に依頼している。「トモダチ作戦」と銘打っているが、荷物の出し入れと云う肉体労働は自衛隊の役割で、米軍はオスプレイを、九州上空を自由に飛行させただけである。協力して貰うのなら、最後まで運んでもらえ!

こうやって、安倍首相の実行したことを並べ立てると、すべてがマイナスに働いている。施政の中で、一つくらいは、国民国家の為になると思われるものがある筈なのに、無い。保険料は上げるばかりで、社会保障は削るばかり。挙句に、円安株高で儲かりっぱなしの企業には、法人税減税。聞きたいものだ。安倍政権が、何か、国民国家の為に役立つ為政はあるのか。ないだろう、皆無だ。これだけ、悪政に次ぐ悪政をしていながら、安倍一強?政権も狂っているが、既得権益全体が狂っているとしか、考えようがない。まあ、これだけ、ファッショな愚行の限りを尽くしても、自民党危うしと云う、政局なのだから、吹き出したくなる。出来ることなら、ここいらで、国政を任せるものを交代させねば、と云う国民の冷静な審判を待ちたい。

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3 コメント

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政権は、、、、 (hanazono)
2016-04-19 07:36:15
学歴もない老女には難しいことはわかりませんが、感じることは「安倍政権」の暗さです。パーとした明るさがかんじられません。これではどうにもなりませんねー。税金を外遊では派手にばら撒き、寿司屋なんかで買収のために大散財しテンとして反省どころか恥とも思はない。国民には出しおしみする。みんな国民のお金ですよ。することがセコイし明るさが無いです。在任年数だけ長くても有りがた迷惑なだけです。貧乏神そのもの。
Unknown (武尊)
2016-04-19 22:10:59
>運んでもらえ
断られたんでしょう。何時ドカンといくか分からない場所にオスプレイを往かせるだけでも嫌なのに、とでも言われてるんでしょう、、。2344
キングボンビーアベ (団塊ジュニア)
2016-04-20 16:47:30
上の方が貧乏神とおっしゃられてたもので、つい乗っかってみました。

国民的人気のテレビゲームに桃鉄(桃太郎電鉄)というものがありまして、これは、参加する各プレイヤーが鉄道会社の社長となり、サイコロの目の数だけ駒を進めながら日本全国を巡り、途中さまざまなイベントを経て最終的にどれだけ多くの資産を得たかを競い合います。 誰もが知るあの「人生ゲーム」のようなものです。
ゲームの勝敗の鍵を握るのが参加プレイヤーの中の誰か一人に必ず憑りつく「貧乏神」で、これが何かの拍子に突然、おそろしい「キングボンビー」に変身します。
貧乏神が招く被害は多寡が知れているが、「キングボンビー」がもたらす被害は甚大で、プレーヤーを地獄に突き落します。
ぶっちぎりで首位を独走するプレイヤーを一瞬で最下位に導く力を持つ悪魔です。
如何にしてこいつを寄せ付けないか、憑りつかれたら最短で引き離すか、それがゲームの肝です。

長々と書いてしまいましたが、何の因果なのか…現実世界のジャパン君というプレイヤーはアベちゃんというキングボンビーに憑りつかれています。”もう3年以上”も…
桃鉄を御存知の方ならこれがどういう事かわかります。「この時点でほぼもう勝ち目はない」のです。
次の選挙でもこの悪魔を追い払えないときジャパン君の負けが決まるでしょうね。 リセットボタンは押せません。

ところでこのゲームの貧乏神、邪魔ではあるが、プレイヤーにそれほど害意を持っておらず、稀に幸をもたらすこともあるが、変身後のキングボンビーは明確な悪意で動いており、コラムにもまさに書かれてありますが、すべてがマイナスに働きます。それも極めて深刻な…。
右を見ても左を見てもこの貧乏神のような頼りない政党だらけの日本ですが、キングボンビーを蹴り落とすのがジャパン君が生き残る最低条件かと思ってます。
何の躊躇もなくプレイヤーの資産をごっそりドブに捨て、敵に売り渡し、ヘドロの様にしつこくこびりついて離れないキングボンビーがアベちゃんとあまりにも重なるのでついダラダラと駄文で汚してしまいました。たいへん申し訳ありません。

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