世相を斬る あいば達也

民主主義、資本主義とグローバル経済や金融資本主義の異様な違いについて

●トランプさん! 金正恩に三回くらい騙されてもいいじゃないか

2018年05月26日 | 日記



●トランプさん! 金正恩に三回くらい騙されてもいいじゃないか


米朝の会談が、生まれては消え、消えては生まれかけている。国際外交だから、駆け引きは重要かもしれないが、米国にとって、北朝鮮の金正恩ロケットマンに騙されたとして、どれ程の損害があるのだろうか。それに引きかえ、北朝鮮がアメリカに騙された時は、金正恩の命はなくなるだろうから、米朝の外交の価値は同等ではない。

国際問題を考える場合、筆者は常に、この外交的な取引は、同等の外交なのか、双方の国や勢力に同等の能力があるかどうかを、ベースに考えるようにしている。簡単に言えば、どちらかが弱者で、どちらかが強者の国際外交においては、平等の条件が整わなくても問題はないと考えている。村上春樹の“壁と生卵の関係”同様で、先ずは生卵の言い分を聞いてやることだ。

今回の米朝関係の問題にしても、金正恩は自らの地位、つまりは、「金一族」の生命の保証を含む政権の維持が目的化されているわけで、この南北会談に続く米朝会談の成功が、おそらく、金正恩の政治的生命線である可能性が高いのだ。金一族の独裁に終止符が打たれることは良いじゃないか、そんな短絡的問題ではない。

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人口2500万人が、雪崩を打って、韓国、中国に難民として押し寄せてくることを考えておくべきだ。多くの漁船軍団が日本海側の漁港に押し寄せるかもしれない。中韓やロシアは、軍隊がそれを阻止するかもしれないが、日本の警察や自衛隊が、実弾で彼らを阻止することは出来ない。そういう行為をしたがっている変な日本人もいるが、現時点では、日本の法律で、実弾阻止はあり得ない。

国際社会にとって、金王朝は民主主義的ではないが、一種の王朝を築き、曲がりなりにも国際外交のシーンに出てきているのだから、それなりに処遇しなければならない。最低最悪な生活環境といっても、テレビや携帯電話、スマートフォンが普及した、国家なのである。飢餓にあえぐ庶民もいるが、曲がりなりにも2500万人を養っているのは事実なのだ。

損得的立場から見れば、北朝鮮が金王朝の下で、平和裏に細々生きていくことは、日中韓にとって悪いことではない。金王朝にとっても悪い話ではない。ただ、米朝間の対話においては、あきらかに、弱者強者の関係にあるのだから、痛くも痒くもない強者が、数回、弱者に騙されても構わないだろう、というのが筆者の考えだ。日朝間にも同じことが言えるだろう。

ここで、声高に“拉致被害”というワードが飛び出すのだが、この問題と戦後賠償の話は、実は別次元の問題と捉えるのが国際関係ではないのか。おそらく、拉致被害者の個別事情は様々で、一律ではないのは想像がつく。場合によれば、裕福な家庭と孫世代までの幸せな家族でいるかもしれないのだ。本当に亡くなっていることもあり得るわけだ。それに、北朝鮮当局に、拉致被害者を探す能力があるかどうかも怪しいのだから、戦後補償をした上で、拉致被害者を探す組織の構築を後押しするなど、選択はあるはずだ。

北朝鮮人の手を借りずに、拉致被害者の消息を掴めないのだから、それが唯一の選択だ。日朝の関係は、やはり、弱者強者の関係なのだから、三度でも、四度でも、騙されてみればいい。国際社会の雰囲気に、わが国以上に神経を尖らせている金王朝は、自ずと、拉致被害者に有益な選択肢を出さざるを得なくなる。強者は、兎に角、騙されること覚悟で、弱者の言い分を聞いてやっても、さしたる不都合はないのだと思う。トランプさんよ、ボルトン補佐官を首にしろ(笑)。


 ≪ 駆け引き続く米朝 首脳会談復活の可能性も
 トランプ米政権は24日、6月12日に予定されていた米朝首脳会談を中止した理由について、北朝鮮が相次いで約束を破るなど「信頼関係が全面的に欠けていた」との認識を明らかにした。これに対し、北朝鮮は対話継続の考えを明らかにし、中止の決定を再考するよう促す談話を発表。トランプ大統領は「とても良い声明だ。彼らは(会談を)したいし、我々もそうだ」と語り、首脳会談を復活させる可能性に触れた。
 トランプ氏は25日午前(日本時間同日夜)、記者団に対し、前日に中止を発表した米朝首脳会談について「いま北朝鮮側と話をしている」と述べた。また「(予定されていた)6月12日に開くのも可能。情勢を見守ろう」と語り、米朝ともに現在も駆け引きを続けていると明かした。
 これに先立ち、トランプ氏はツイッターで「北朝鮮から温かく生産的な声明が届いたのは良いニュースだ。どうなるかいずれ分かるだろう。恒久的な繁栄と平和につながることを望んでいる」ともつづった。  トランプ氏が評価した北朝鮮の談話は、金桂寛(キムゲグァン)・第1外務次官が25日に発表したもの。金氏は会談中止を遺憾としつつ、「我々はトランプ大統領が勇気ある決断をし、首脳同士の対面をもたらすために努力したことを内心高く評価してきた」と指摘。「我々はいつでも、どんな方法であれ、対座して問題を解決する用意がある」としていた。
 トランプ氏の発言と北朝鮮側の談話は、米朝がなお対話継続の意思があることを示している。
 その一方で、相互不信は深い。トランプ氏は24日付で北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長にあてた書簡で、北朝鮮が直近に出した声明は「強い怒りとあからさまな敵意」があったと指摘。首脳会談中止は、米側が不信感を高めた末の判断だったことを明らかにした。
 ホワイトハウス高官によると、訪米した韓国大統領府の鄭義溶(チョンウィヨン)国家安保室長が3月8日、トランプ氏と会談した際、鄭氏は正恩氏からのメッセージとして、①核実験とミサイル発射を行わないことを誓約する②米韓合同軍事演習が引き続き実行されることを理解する③トランプ氏と早期面会を希望する――という点を伝えた。トランプ氏はこれを聞き、正恩氏との首脳会談に応じることを決めた。  しかし、朝鮮中央通信が今月16日、米韓合同軍事演習「マックスサンダー」を「意図的な軍事挑発だ」と非難し、南北高官協議の中止を伝えた。ホワイトハウス高官はこの点を「約束違反だ」と批判した。
 またポンペオ米国務長官が9日、2度目の訪朝をした際、北朝鮮は14日からの週にシンガポールで首脳会談の準備会合を開くことで合意。ホワイトハウス高官ら米国の代表団が現地で待っていたが、北朝鮮代表団は姿を現さなかった。
 豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の廃棄をめぐっても、北朝鮮はポンペオ氏に、施設破壊を検証するため各国の専門家や政府当局者を招待すると約束していたが、招待されたのはジャーナリストだけ。ホワイトハウス高官は「坑道が破壊されても将来に使うことは可能」と述べ、今回の核実験場での爆破について専門家の検証がない点を批判した。
 首脳会談の開催に向けた米朝間のやりとりをめぐっては、「米国は数週間にわたって北朝鮮側と何度も意思疎通を試みたが、北朝鮮から返事はなかった」。23日夜、米側の受け取った北朝鮮からのメッセージは、北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官名の談話で「会談場で会うのか、核対核の対決場で会うのかは、すべて米国の決心にかかっている」という挑発的な内容だった。北朝鮮に強硬な姿勢をとるペンス米副大統領を「ダミー(まぬけ)」と非難していた。
 ホワイトハウス高官は「(北朝鮮が)相次ぐ約束違反、直接の意思疎通を避けたことにより、信頼関係が全面的に欠けていた」と指摘した。首脳会談を今後開催するためには「議題設定のために実務者レベルの協議が行われる必要がある」との見方を示した。(ワシントン=園田耕司)
 ≫(朝日新聞デジタル)

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