世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

” 最近、消えて欲しいと思う二人の日本人がいる ”  三井住友財閥とパナソニック

2012年03月27日 | 日記

 

南洲残影 (文春文庫)
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” 最近、消えて欲しいと思う二人の日本人がいる ”  三井住友財閥とパナソニック


 またまた“モンサント・米倉”が皆目立場を弁えない発言をした。米倉涼子はブロードウェイで堂々と「CHICAGO」を演じ続けて欲しいが、米倉弘昌と云う“銭ゲバ経団連”の会長には、本気で日本から消えて貰いたいと強く望んでいる。“手洗いキャノン”も酷かったが、この男は手洗いの百倍酷い。国民の税金で救われるだけでも噴飯もの東京電力を、未だに異様なストーカー紛いで擁護する。電力業界に詳しい人間と云う事は、日本の電力業界の人材をと言っているようだ。「原発は津波に耐え素晴らしい」、「原子力行政は胸を張るべきだ」、猛烈な男です。経団連の会員企業も、いい加減にこの男降ろさないと、国民目線全体を敵に回すぞ!

≪ 国の経営理念「皆目分からず」=東電国有化で-経団連会長  経団連の米倉弘昌会長は26日の記者会見で、東京電力の経営再建をめぐり、「国がどういう理念、思想で経営していくか皆目分からない」と述べ、東電国有化を目指す政府の姿勢に苦言を呈した。難航している勝俣恒久会長の後任人事に関しては「電力業界、電力会社の経営に詳しい人物を迎えるべきだ」と語った。≫(時事通信)

 この“モンサント・米倉”が所属する住友化学と云う企業の実態は相当に怪しい。ベトナム戦争で人体実験を実施した枯れ葉剤メーカー・モンサントは、マッチポンプのような戦略で、除草剤とそれに対応力(遺伝子組み換え)のある種子の販売で世界中を曠野にする悪名高き企業だ。その企業と手を結び、日本市場にモンサントの遺伝子組み換え技術を導入し、モンサント並の利益を得ようと考えているのが住友化学だ。

 如何に米倉がTPPに熱心が、その理由であることは、つとに有名だ。更に、この住友化学の連結子会社の日本メジフィジックス(「放射性医薬品」の研究・開発・製造・販売を行い、国内シェアNo1 を誇る製薬会社)に厚生省が企業に開発の要請を行った医薬品として、「放射性金属(アメリシウム、プルトニウム、キュリウム、カリホルニウム、バークリウム)中毒の長期治療 プルトニウム、アメリシウム、キュリウム体内汚染が判明した、またはその疑いのある患者の汚染物質の排泄の促進の開発を依頼している。既に、その医薬品開発は米国で済んでいると云う。ちなみに日本メジフィジックスは住友化学、GEヘルスケアの折半出資企業である。住友化学恐るべし、米倉弘昌恐るべし。

 米倉は、旧三大財閥系企業出身として初めて日本経団連会長に就任したわけだが、その資金的バックにはゴールド・マンサックス系の“三井住友銀行”が控えている。このような事実から、我が国は戦前の体制に深く静かに戻ろうとしていたのかもしれない。筆者は気づくのが遅かったようだ。今さらのように経団連の副会長ってのを眺めてみたが、いるいる原発マフィア組が~。西田厚聰東芝会長、川村隆日立製作所会長、大宮英明三菱重工業社長、11年7月現在になっているので、東京電力の清水正孝も事故処理で醜態を演じる前には副会長だった筈。流石に、欠員募集で電力業界からの補充は見合わせたようだ(笑)

 さて、米倉ほど悪魔かどうか判らないが、この男にも消えて貰いた。オバマが好きなようだから、大統領の草履取りにで出向、乃至はトレードした方が良いのではなかろうか。先日のコラムにも書いたのだが、今回の消費増税法案に対し「ここで決断し政治を前進させることができなかったら、野田内閣の存在意義はない。不退転の決意で、政治生命を懸けて、命を懸けて、この国会中に成立をさせる意気込みで頑張る」講演で国民に語りかけた。“命も掛けるそうである”凄いね。命なんかいらないから、権力の座から退いて貰いたいものだ。

≪ 首相「決断できねば存在意義ない」=消費税法案、今国会成立に決意
 野田佳彦首相は24日午後、都内で講演し、消費増税関連法案について「ここで決断し政治を前進させることができなかったら、野田内閣の存在意義はない。不退転の決意で、政治生命を懸けて、命を懸けて、この国会中に成立をさせる意気込みで頑張る」と述べ、今国会成立に自らの進退を懸ける覚悟を強調した。
  首相がこうした強い表現で、消費増税関連法案成立への決意を示したのは初めて。3月中の法案の閣議決定をめぐる民主党内の調整が難航する中、小沢一郎元代表ら増税反対派をけん制する狙いがあるとみられる。ただ、首相は法案が不成立に終わった場合、総辞職するか、あるいは衆院解散・総選挙を行うかについては明言しなかった。
 首相は講演で、民主党内の事前審査に関し「大綱に沿った議論をしてもらっている。万が一にもちゃぶ台返しをして、後退させる議論はない」と強調。「年度内に何としても法案を提出しなければ、国会審議で与野党が向き合って決勝を行う前に準決勝敗退だ」と指摘し、年度内決着に強い意欲を示した。≫(時事通信)

 昨日の参議院予算委員会で民主党の川上義博の「消費増税法案について、これが旨く行かなければ、マァ政治生命をかけて、エー命をかけてもやるんだ。と云うような事がありましたが、……野田内閣の下で一致協力するって必要な事だと思うんですよ。その意味で総理にお伺いしたいのですけれど、政治生命を掛けると云う事は、私の常識からいえば、世間の常識でもあるんですが、これは解散か総選挙なんですよね。これはどうしても、そう理解せざるを得ないんです。けれども、その辺りは、総理ご認識はどうでしょう」
 と云う質問に、野田は要約すると “ 先の民主党代表選で第一の公約に社会保障と税の一体改革を掲げて、代表になった。民主党の議員の背景には国民がいる。だから、国民に対する公約と同義だ。09年民主党マニュフェストは、色々と限界もありますが、代表選の公約が最も重要な国民への公約だ ” こんな感じのすり替え答弁を行った。民主党議員だけによる、公約の方が総選挙で掲げた公約より優先順位が上だと言っている。筆者注:常識的には解散の前に、ただの総辞職がある筈なのに、川上議員は避けて表現した。

 議場からは「解散はどうか聞いているんだ」、「命をかけるなどと軽々に言うな」とかの野次が発せられる。川上議員はそれを聞きながら「これ以上は与党でありますから、あまり総理にですね、これ以上は言いませんけど……」と話題を変えようとすると、再び野次「えっ!次に行くのか?」

 まぁ、結局野田佳彦は“シロアリ退治”の演説から逃れるために、川上議員にこのような質問を頼みこんだのだろうか?衆議院議員選挙の公約より、昨年の代表選選挙の方が優先すると表明したわけだ。もう完全に勝てば官軍、国民目線は二の次だと公言したことになる。まさに民主主義のすり替え強弁だ。09年民主党マニュフェストの出来の良さに負けた自民党落選議員が知ったら、殴られそうな論理の飛躍だ。マスメディアは総じて、この発言をサラリと報じている。馬鹿メディアは気づかなかった可能性すらあるが…(笑) 皆様におかれましては、まだまだ消えて欲しい岡田、仙谷、前原、安住、小宮山など思い浮かぶでしょうが、紙面の都合上割愛します。




閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫)
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