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▲鉄鋼スラグを使った人口干潟(三河湾)について

■長いメールが届きました。ご紹介!

 鉄鋼スラグについて、情報が届きましたので、ご紹介します。

 私も、このことは、以前より承知していましたが、なかなか手が回らない状況です。鉄鋼スラグの有効利用なのか、鉄鋼スラグの捨て場なのか、よく見極める必要があるでしょう。

 また、今回起きた鉄鋼スラグから有害物質が出た原因究明がされていません。高炉スラグや製鋼スラグ、そして、製造過程で出るものも「鉄鋼スラグ」とひとくくりにされているのは、問題です。もし仮に、最初の実験は、安全担保のされたもので実験されたとしても、実験後に使用されるであろう大量の企業からの鉄鋼スラグがすべて安全とは言い切れません。

 ご意見などあれば、お寄せいただけると助かります。以下、いただいたメールより、抜粋しました。

★どうして、鉄鋼スラグを使うのか? → 干潟造成に必要な砂の入手が困難となっているため、鉄鋼スラグ利用を進める

 三河湾の人工干潟造成に鉄鋼スラブを使用することは、以前から検討されていました。たとえば、愛知県西三河農林水産事務所はHPでこう書いています。
http://www.pref.aichi.jp/nourin-nishimikawa/chiiki-plan/chiiki-plan-15-sec3-11.pdf

《干潟造成に必要な良質な砂の入手が困難となっているため、造成材としての利用の可能性が高い鉄鋼スラグについて、浚渫土砂と効果的に混合する手法の開発と、鉄鋼スラグを活用した干潟造成の実証事業にも取り組みます。》

《干潟造成材としての鉄鋼スラグを利用する手法の開発を進める。》


★砂の代わりとして鉄鋼スラグに目をつけた

 また、「エコキャンペーン GO!地球のおそうじ隊」のHPにもこう書かれています。
http://www.tv-aichi.co.jp/eco/campaign/umi_fukei/sp_04.html

《(愛知県水産試験場の)石田さんたちは、失われた三河湾の浄化機能を取り戻そうと、人工干潟をつくって研究を進めてきました。しかし今、問題に直面しています。干潟に使う土砂が、来年以降確保できないのです。そこで、砂の代わりとして鉄鉱スラグに目をつけました。鉄を精製する際に生まれる残りかすです。成分は砂とほとんど変わらず、入手も簡単です。》

《巨大な水槽に天然の砂と鉄鉱スラグを敷き詰め、違いを見ることにしました。》

《実験開始から1ヶ月。鉄鋼スラグの干潟にも、天然の砂の干潟と同じように、アサリの赤ちゃんが住んでいました。成功です。》


 以下は、中日新聞や愛知県西三河農林水産事務所HPなどの記事です。

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《『中日新聞』11月7日夕刊》
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007110702062594.html


  三河湾に人工干潟 名古屋港しゅんせつ土活用


 国土交通省三河港湾事務所(愛知県豊橋市)は12月から、同県蒲郡市沖の三河湾で、名古屋港でしゅんせつした土などを使い、人工干潟を造成する試験を開始する。毎年のように赤潮が発生する三河湾の浄化が目的。増え続けるしゅんせつ土の行き場を探している名古屋港関係者も歓迎しており、両者の利害が一致した形だ。

 人工干潟が計画されているのは、蒲郡市三谷町の沖合約200メートル付近。名古屋港の土は粘土質のため、製鉄時に生じたスラグ(かす)などを混ぜてアサリやトリガイなどの貝類が生息できるよう粒を粗くする。水質や貝類の生息などの効果を調べるため4種類の干潟を造成。しゅんせつ土にそれぞれ、製鋼スラグ10%、同20%、水砕スラグ20%、矢作ダムしゅんせつ砂40%──を混ぜる。

 1種類の広さは約20メートル四方で深さは1メートル前後。全体の埋め立て量は計1300立方メートルとなり、来年度までデータを集める。本年度の事業費は約1億円。

 三河湾は、外海との開口部が狭く、河川からの生活排水などによる汚染物質が滞留しやすく、ヘドロが海底に蓄積。年間20回以上の赤潮が発生し、漁業に悪影響を与えている。人工干潟でヘドロを覆うとともに、貝類のすみやすい環境をつくって水質を浄化させる。

 一方、名古屋港ではコンテナターミナル整備が進み、しゅんせつ土は名古屋港沖にある広さ約260ヘクタールの埋め立て地「ポートアイランド」に山積みになっている。土は毎年100万立方メートル以上、増え続けており、10年以内に満杯になる見込みという。名古屋港湾事務所の岡崎稔彦副所長は「漁業者への配慮からこれ以上の埋め立ては困難。土の新たな活用につながる三河湾の事業に期待している」と話す。

 三河港湾事務所の塩田昌弘所長は「まずは試験を成功させ、継続的な事業で三河湾の浄化に役立てていきたい。またしゅんせつ土の活用のモデルケースになる可能性もある」と意気込んでいる。

 三河湾では、国交省三河港湾事務所が1999年度から五年間で愛知県田原市・伊良湖沖の砂を活用し、同湾各地に人工干潟を造成。蒲郡市西浦町沖では、水質の汚濁度を示す化学的酸素要求量(COD)が半減し、貝類が増えるなどの一定の成果が出ている。

 写真:人工干潟をつくる三河湾の現場。後方はラグーナ蒲郡=愛知県蒲郡市三谷町沖で、本社ヘリ「おおづる」から
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《愛知県西三河農林水産事務所のHP》

http://www.pref.aichi.jp/nourin-nishimikawa/chiiki-plan/chiiki-plan-15-sec3-11.pdf


   干潟造成により有用貝類の漁場を保全します
    ~青く豊かな三河湾の再生のために~

*現状と課題

〇 古くから有用魚介類の宝庫として知られる三河湾も、水質等の環境悪化に伴い、漁業生産や海のレクリエーション活動に大きな影響を及ぼしているため、三河湾の海域浄化が求められています。

〇 三河湾は有用貝類などの成育場であり、天然干潟の保全と併せて人工干潟を造成する必要があり、平成12 年度から管内漁業協同組合の共同漁業権漁場内に干潟・浅場の造成事業を実施してきましたが、漁場生産力の回復と浄化機能の向上を図るため、引き続き実
施していく必要があります。

〇 また干潟造成に必要な良質な砂の入手が困難となっているため、造成材としての利用の可能性が高い鉄鋼スラグについて、浚渫土砂と効果的に混合する手法の開発と、鉄鋼スラグを活用した干潟造成の実証事業にも取り組みます。

*目標項目及び目標値

〇 干潟・浅場造成事業による干潟造成

〈現況〉2005年度  2 ha
    2006年度  7 ha
    2007年度 12 ha
    2008年度 17 ha
    2009年度 22 ha
〈目標〉2010年度 27 ha


 (注)上記計画は三河湾(第1種共同漁業権漁場区域内)における造成目標数値。


*目標を達成するための手段・方法

〇 「干潟・浅場造成事業計画」による計画的な実施を図る。
〇 干潟造成に不可欠な土砂の確保に努める。
〇 干潟造成材としての鉄鋼スラグを利用する手法の開発を進める。
〇 実証干潟での有用貝類の成育に関する有効性を実証する。


 

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▲トーヨーボールの足場にシートがかかり始める

■足場にシート

西の端の方は、足場がまだできていません。その横から、シートが掛けられました。中のようすが、これからはみえなくなっていきます。

■私の【?】と思うこと

 以前、このブログにも書いたかもしれませんが、トーヨーボールの1フロアは、通常のビルの2階分の高さがあります。この高い梁のアスベストをどうやって取り去るのかな?と思い、県の大気環境課に尋ねました。回答は、「移動式の足場」を使って除去していくとのことでした。

 しかし、10月24日の説明会でも会場外で、業者に尋ねました。「吹き付けアスベストが使われている梁の下には、天井板が取り付けてあった鉄パイプが張り巡らされているが、取りはずしてから、除去するのですか?取り外すとき、養生シートが破れるようなことはありませんか?」。11月3日にも業者は同じ説明をしたのですが、「鉄パイプは、そのままで除去します。鉄パイプが外れそうなところは、針金などで落ちないように固定してから除去作業にかかります」と言っていました。

 でも、移動式の足場を使うとなると、この鉄パイプが邪魔になって、作業員は梁にたどり着けないと思うのです。私が想像する機械より、更に最新式のものがあるのかもしれませんが、その点、もう少し詳しく説明をしてほしいと思います。

天井の状況↓

降り積もるアスベストと、アスベストが付着した備品等

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▲愛知県、石原産業を告発へ!

■今まで告発へ一歩を踏み出さなかった愛知県。やっと動き出します。

 忙しくて、記事の紹介が遅れましたが、10日、中日新聞に掲載されました。10月24日にダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークと愛知県の懇談会を企画しましたが、その折りも、地元団体から強く告発を求める意見が出され、「告発も含めて考えている」との県側の発言もありました。

 今までも、フェロシルト問題では、公文書偽造やフェロシルト不法投棄問題がありましたが、三重県・岐阜県・京都府は、告発に踏み切ったものの、愛知県は厳しい態度に出ませんでした。地元の人たちからは、「やっとですね」という声が届きました。

 農薬残渣の不法投棄現場は、すでに石原産業が入手(地権者になった)したとも聞いています。どうして石原産業が、不法投棄現場を買うことになったのか。今後、石原産業には、司法の場で、きちんとすべてを明らかにして、コンプライアンスを遵守する企業になって欲しいと思います。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007111002063269.html

愛知県が石原産業告発へ 産廃不法投棄で
  2007/11/10

 

 化学メーカー石原産業(大阪市)が、愛知県瀬戸市の山林など2カ所に農薬原料の製造過程で出た産業廃棄物を不法投棄していた問題で、愛知県は10日までに、法人としての同社と四日市工場(三重県四日市市)の佐藤驍元副工場長らを廃棄物処理法違反の疑いで愛知県警に告発する方針を固めた。同法に基づき撤去命令も出す予定。
 石原産業は、既にこの不法投棄について、元副工場長と搬出した業者の役員2人を津地検に告発しているが、愛知県は同社の責任も解明すべきだと判断した。
 同社によると、元副工場長らは2004年11月から12月にかけ、農薬原料の製造過程でできた廃棄物など約257トンを四日市工場から搬出、業者が愛知県瀬戸市の2カ所に埋めていたという。
 石原産業は、有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」を岐阜県土岐市などに不法に投棄したとして、津地裁で廃棄物処理法違反罪で罰金5000万円の有罪判決を受けている。

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▲トーヨーボールの足場づくりがはじまりました

■地域の住民の方と一緒に、始まった工事をみていました。

←クリックすると拡大

足場を作る工事が始まりました。「なんだかきれいになったような気がするね」と話していましたが、その理由は、割れたガラスが亡くなってきていることと、足場を作ったので、光が中にあまり入らなくなり、朽ち果てた天井などが見えにくくなったのが理由のようです。

みんなと話していると、突然「ガラガラガチャン」とすごい音がしました。割れたガラスを、最上階の足場から掃きおろしている音でした。

 それにしても、作業中の人たちの被爆は大丈夫なのでしょうか?↓

しばらく見ていると、作業員の人たちが中へ入って行くではありませんか。あのアスベストが降り積もったところを通路にしているようです。しばらくすると、また、他の人が中を歩いていました。

割れた窓ガラスを随分とりはずしましたので、内部のアスベストは、以前より飛散しやすくなっています。中を歩けば、アスベストが舞い上がります。県が直ちに業者を指導したようです。

■安全な解体のために、何人の作業員が必要か?

10月24日の業者説明会では、解体を担うエヌエステックは、作業員は15名ほどとのことでした。15人で3ヶ月の期間で、あの巨大な建物のアスベスト除去ができるのでしょうか。

床には、アスベストがこびりついた廃棄物が散乱しています。アスベスト廃棄物は、相当量でるはずです。それをひとつひとつ袋に入れ、ぞうきんで袋の外側を拭き、それを更にビニル袋に入れるといった作業が行われます。それを手作業でトラックに積みます。一般のアスベスト除去工事の数倍の人手が必要かと思います。

さて、トーヨーボールのように荒廃していない、ごく一般的なアスベスト除去工事には、何人くらい必要なのでしょうね。調べてみなければ・・・。

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▲トーヨーボール解体工事での課題について

■大気汚染防止法の「アスベスト除去工事の届け出」が、11月1日に受理されました。

■アスベスト除去工事で、新たな疑問点がでてきました。

 11月3日に、愛西市佐織台で市民団体主催の説明会を開きました。その折り、業者も参加し、住民の疑問にこたえました。

3日の質疑および応答

1.「アスベスト廃棄物には、レベル1、2、3のランクがあります。トーヨーボールには、どこにどんなアスベストが、どれだけ使われていますか?」という質問がありました。アスベスト除去業者は、「まだ調査をしていない。これから調べる」とこたえていました。

2.アスベスト除去工事の手順についても聞きましたが、「まだ、具体的な施工計画書ができていない」とのこたえでした。

しかし、「石綿障害予防規則」では、以下の必要があります。

1.事前調査(石綿則第3条,第8条 関係)として、
★あらかじめ石綿の使用の有無を目視,設計図書等により調査しその結果を記録すること。調査の結果,石綿の使用の有無が 明らかとならなかったときは分析調査し、結果を記録すること。

2.作業計画(石綿則第4条 関係)として、石綿が使用されている建築物の解体等の作業を行うときは,あらかじめ次の事項を示した作業計画を定めこれに従って作業を行うこと。
? 作業の方法および順序
? 石綿粉じんの飛散を防止し、又は抑制する方法
? 労働者への石綿粉じんのばく露を防止する方法

現状は規則に合致しておらず、「石綿障害予防規則」に反しているのではないでしょうか。そうであれば、「大気汚染防止法」にも問題がでてくることになるのだと思います。

まだ不確定なことが多のに、どうして届け出が受理されたのか、調べてみようと思います。

■明日(8日)、アスベスト濃度の常時観測機器を佐織台に設置します。

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▲日本の森と自然を守る全国集会 愛知瀬戸集会

■12月8日~10日まで、瀬戸市で大集会があります。

 私は、9日、第3分科会で、フェロシルト問題・鉄鋼スラグ問題も交えて、山林破壊について話します。

 今日は、その打ち合わせのため、名古屋に出かけました。

案内(チラシ)↓

http://forester.uf.a.u-tokyo.ac.jp/~kuraji/BR/20mori/071208-10.pdf

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▲市民団体主催、トーヨーボール解体工事説明会を愛西市佐織台で開催

■リスクコミュニケーションを求める活動をしてきた成果が、少しみえました。
 午後1時半より開催!30名を越す住民の方が参加。

 先月24日の午後7時から、稲沢市平和支所で解体業者により説明会が行われましたが、この愛西市佐織台の方々は、若い方が多く、とても参加できる時間帯や場所ではありませんでした。そんな声にこたえ、地域の集会所で市民団体主催で説明会を開くことになりました。

 東京から「中皮腫・じん肺・アスベスト センター」の事務局長である永倉さんも来てくださり、私と永倉さんで、今までの経過や24日の説明会の内容を、疑問点も含めながら、まずは説明しました。

 24日の業者説明会では、アスベスト除去工事は、ごく一般的な工法についての説明だったので、トーヨーボールの荒れ果てた現状とギャップがありました。そういった疑問点をひとつひとつ挙げていきました。それに対して、業者の方からも説明がありました。

 今日の会は、とても元気なよい会でした。
 住民の皆さんからも「今どんな工事をしているかの看板を出し欲しい」「看板を増やして欲しい」「一番危険なのは、いつか?」「床に落ちたアスベストまみれの廃棄物は、どうやって片付けるのか」「環境調査のポイントを増やして欲しい」「環境調査は、何回やるのか」など、たくさんの意見が出されました。24日に参加された方で、今回の説明会にも参加され、改めて質問をされる方もありました。そのとき出された意見により、工事改善がされたケースもあり、何度かこういった場を設けて、やりとりすることの意義を感じました。

 工事にリスクがあるのは当然です。そのリスクを業者・住民・行政が共有して、より安全な工事にしていくのが、リスクコミュニケーション。今回は、私たちの疑問点がひとつずつ解消されていくことを感じました。きちんとお答えいただいた業者の方々には、感謝です。

■行政の意識が一番遅れている「リスクコミュニケーション」

 業者と住民との意見交換で、まだまだではありますが、「リスクコミュニケーション」の臭いを少し感じることができました。しかし、本来いなければならない行政がここにはいませんでした。

 石原産業のフェロシルト問題では、2度、「三重県・石原産業・市民団体」の3者懇談会を開き、話し合いの場を企画した経緯があります。トーヨーボール問題でも、愛知県には、何度もリスクコミュニケーションを図った解体工事を!と、話し合いの場を持つよう要望をし続けてきました。結局、消極的なのは県行政だったのかもしれません。

■業者に、2点の課題を持ち帰っていただきました。

 1点は、業者と市民団体もしくは地域自治会と協定書を結んで欲しい。
 2点目は、詳しい施工計画書を示して欲しい。

 回答は、代表の林さんに頂くことになりました。

■今日決まったこと。

 6ヶ月の工事期間中に、アスベスト検査は3度ほどしかされません。ポイントもわずかです。風向きで、何かあれば一番影響がでるであろうこの佐織台に、機械を貸して下さる方があり、アスベスト濃度常時観測機器を設置することになりました。

 こういったことも、業者の方のいる場で説明できたことは、リスクコミュニケーションの面でもとてもよかったと思っています。

■今日、わかったこと

 今まで、国(環境省・厚生労働省・国土交通省)と懇談を持ったり、国会議員に委員会で質問していただいたりとの活動もしてきました。

 マルコーさんの説明によると、「一般的には途中の工事段階で労働基準監督署が検査に入ることはないが、今回は、途中で数度はいることを聞いている」とのこと。また、「稲沢市と愛知県がアスベスト除去工事が終わった段階で、調査に入る予定」などの報告がありました。省庁交渉のとき、「地域だけには任せておけることではないので、国も関わっていく」とのお話がありました。それが、きちんと実行されたのだと思いました。

 「今までの活動の成果がやっとみえてきたね」と、会が終わってからみんなと話しましたが、本来行政から説明されることまでも、業者から聞くことになったことに、みんなも少し疑問をもったようです。

 今日の業者からの説明で、まだ未確定の部分が多いこともわかりました。できる限り、今後も地域に情報提供をお願いしていこうと思います。 

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▲トーヨーボール解体工事の安全祈願祭に愛知県職員出席

■11月2日、解体業者による祈願祭がありました。

 前日、解体業者のマルコー商会から、市民団体に参加の呼びかけがありました。今後、共に安全解体について、話し合いを持ちながら進めていきたい希望が市民団体にはありますので、代表の林さんが出席することになりました。

 祈願祭で、明日(3日)、愛西市佐織台の集会所で「トーヨーボール解体工事説明会」を市民団体として開催するので、マルコー商会さんとアスベスト除去業者であるエムエステックさんに出席して欲しい旨のお願いが、林さんからされ参加の承諾を得ました。

 「民間工事の祈願祭だから、行政は出席しないよね」とみんなで話していましたが、当日、愛知県本庁(環境部大気環境課)の職員2名が来ていたそうで、大変驚きました。(稲沢市や愛西市の職員は、出席していなかったそうです)

 市民集会への参加を呼びかけても参加いただけないのに、民間企業の祈願祭には出席するんですね。今後、地域の住民の健康と安全のために、工事を厳しくチェックしていく立場なのに、この出席は如何なものでしょう。

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