この先にどんなに深い闇が待っていても・・・
それでも 僕は歩いてく・・。
-水無月- 12章~真実のその先に~
宿泊学習の後、すぐテストがあり 5月はすぐに過ぎ去った・・・
──6月・・・
最初の夢に出てきた月・・・
確かに 11月に僕の周りに吹く風は変わった。
──水無月
──大切な人・・
光を・・・ 守る力・・・。
僕が選ぶんだ・・ 全て・・・。
─6月15日
世界に衝撃が走った
全世界の電波放送がジャックされ、ラジオ、テレビその他で同一の文章が流された
「──全世界の人間に告ぐ・・。」
「私の名前は霧影白夜。」
「私は今、日本という国にいる。」
「もし私を6月24日の午後10時までに見つけられなかった場合。」
「私は日本で」
「私の考えうる最悪の形で力を行使するだろう」
「平民よ、せめて祈れ。」
「全てが終わるそのときまで。」
僕は家でこの放送を見ていた。
考えうる最悪の形で力を使う
──白夜は、核を個人で開発して過去に指名手配されている。
もし、それを日本で使ったら・・・?
放送には続きがあった
「例え、私を見つけられたとしても」
「私を倒せるのは、世界でたった一人の少年だけだ。」
「そして、彼の選択肢によっては」
「それもまた、最悪の結果を生む事になるだろう。」
音声は、白夜の高らかな笑い声と共に途切れ
最後にテロップでこう流れた
──6月24日 これが最後の分かれ道だ。
ジャックされていた電波は元に戻り、さっき見ていた番組から、ニュース番組に差し変わっていた。
──光を目指せ
──影を恐れるな
──輝きを失わずに
──未来を導け
──蒼い海は、どこかで空と交わる日を待ってるから・・
それでも 僕は歩いてく・・。
-水無月- 12章~真実のその先に~
宿泊学習の後、すぐテストがあり 5月はすぐに過ぎ去った・・・
──6月・・・
最初の夢に出てきた月・・・
確かに 11月に僕の周りに吹く風は変わった。
──水無月
──大切な人・・
光を・・・ 守る力・・・。
僕が選ぶんだ・・ 全て・・・。
─6月15日
世界に衝撃が走った
全世界の電波放送がジャックされ、ラジオ、テレビその他で同一の文章が流された
「──全世界の人間に告ぐ・・。」
「私の名前は霧影白夜。」
「私は今、日本という国にいる。」
「もし私を6月24日の午後10時までに見つけられなかった場合。」
「私は日本で」
「私の考えうる最悪の形で力を行使するだろう」
「平民よ、せめて祈れ。」
「全てが終わるそのときまで。」
僕は家でこの放送を見ていた。
考えうる最悪の形で力を使う
──白夜は、核を個人で開発して過去に指名手配されている。
もし、それを日本で使ったら・・・?
放送には続きがあった
「例え、私を見つけられたとしても」
「私を倒せるのは、世界でたった一人の少年だけだ。」
「そして、彼の選択肢によっては」
「それもまた、最悪の結果を生む事になるだろう。」
音声は、白夜の高らかな笑い声と共に途切れ
最後にテロップでこう流れた
──6月24日 これが最後の分かれ道だ。
ジャックされていた電波は元に戻り、さっき見ていた番組から、ニュース番組に差し変わっていた。
──光を目指せ
──影を恐れるな
──輝きを失わずに
──未来を導け
──蒼い海は、どこかで空と交わる日を待ってるから・・