3月13日(土)妻と二人で愛車プリウスに乗って群馬県富岡市までドライブに行って来ました。
富岡市と言えば、何といっても「富岡製糸場」が有名です。
ユネスコ世界遺産暫定リストに記載された日本で最初の官営工場です。
近代日本を象徴する建造物として百数十年の時を経た今も圧倒的な存在感で訪れる人を魅了しています。
繰糸場、東繭倉庫、西繭倉庫、事務棟、ブリューナ館などの主要建物があり、明治時代にタイムスリップしたかのような風景を見ることができます。
特に東・西繭倉庫は長さ104.4m幅12.3mの木骨レンガ造りの美しい建物です。
(写真は西繭倉庫)
繰糸場(そうしじょう)内部です。
蚕の繭から生糸を作るための作業場所です。
ここで多くの工女が日々作業をしていました。
繰糸場の中に入ると、通路の両側にあるカバーのかかった機械が目にとまります。
これは昭和40年代から操業停止まで使っていた自動繰糸機。
繰糸場が創業した時はフランス式の機械が入っていたとのことです。
私たちの前に突然、明治時代の衣装を着た沢山の人々が現れました。
「何ですか? あの人たちは・・・」と場内の人に聞くと、
「今日はテレビ撮影が行われていて、あの人たちはエキストラですよ」とのことでした。
富岡製糸場の見学を終えると12時近かったので、上信電鉄線・東富岡駅近くのデニーズで昼食。
昼食後、国道254号バイパスを一ノ宮方面に走り、貫前(ぬきさき)神社に向かいました。
総門近くの駐車場から見た上野国一ノ宮の街並は、まさに絶景でした。
参道を下った低地に社殿がある全国的に珍しい構造で、本殿・拝殿・楼門は寛永12年3代将軍徳川家光の再建、5代将軍綱吉による大がかりな修理を経て今日に至ります。
本殿・拝殿・楼門は国指定重要文化財です。
拝殿は細部にわたって極彩色の文様や透かし彫りが施され天井には百草が描かれています。
千年余を経た古木に包まれ、あたりは荘厳な空気が漂います。
本殿はあいにく工事中でしたが周辺の静寂に耳を傾けると歴史の足音が聞こえてくるようです。
貫前神社に別れを告げて私たちは県道47号を妙義山に向かって車を走らせました。
妙義山は標高1,104mの山で、赤城山、榛名山と共に上毛三山の一つに数えられています。
急勾配の斜面と尖った姿が特徴的で日本三大奇勝の一つであり、日本百景にも選定されています。
愛車プリウスが妙義山に近づくと、突然、急勾配の登り坂になってきました。
少し不安を感じながらも走り続けると、意外に早く妙義神社に到着したのでホッとしました。
近くにある「道の駅みょうぎ」に車を止めて徒歩で参道へ。
この参道が急坂で、運動不足の私には、かなりきつく感じるものでした。
それでも参道の階段の先にある銅製の大鳥居は歴史を感じる素晴らしいものでした。
妙義山の主峰、白雲山の中腹にある妙義神社。
創建は約1500年前と言われており、日本武尊をはじめ名だたる神々が祀られています。
近年は、たびたび大河ドラマのロケ地として使用されており、2005年の「義経」における鞍馬寺、2009年の「天地人」における雲洞庵のシーン撮影は、当社で行われたそうです。
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