たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』-2020年の観劇納めでした

2020年12月30日 01時44分41秒 | 宝塚
月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂想曲』-東京宝塚劇場公演(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fba7851b07f3d7006f60e4399b0bbe4f


 月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』、2020年12月29日(火)15時30分公演、なんとか無事に観劇してきました。はじめてのバス生活、年の暮れの日中、バスは思いっきり遅れるのだということを知りました。おかげで幕開きのチョンパは逃しましたが日比谷駅で夢咲ねねちゃんに遭遇した?(マスクしていてもすっごい美人で華やかオーラをまとった背の高い、深い黄色のワンピースを着た女性、違うかなあ・・・)、昨日と今年の疲労が出て、シャンテのキャトルレーヴの整理券もらったそばから落としたことに気づかぬまま時間までと店内をウロウロしてしまったりと危なかったの哀しかったですが、楽しいひとときを過ごすことができました。苦難の一年の終わり、『WELCOME TO TAKARAZUKA』は桜色の春爛漫、とりわけ月の場面は客席もすごい集中力でさらに鳥肌もの、フォーメンションが美しくて流れ星も三日月が満月になっていくのは一編の物語をみているようでそんなに深い意味とかわからないのですが涙が出そうになりました。松本悠里さんの雪の場面は選ばれし男役3名、鳥居が回る中をせり上がって消えていくだけだったと思うのですが、千海華蘭ちゃんと春海ゆうくんは花道から登場し相手役として踊りも入る演出に変わっていました。白雪さち花さんのカゲソロの歌声がさらに美しく東京宝塚劇場の壁と共鳴しているようでこれまた涙が出そうでした。美園さくらちゃん、日本物の髪型と衣装もよく似合っていて着こなし上手、所作が指先まで美しいし、鳳月杏さんの白塗りの美しさも鳥肌もの、ここまで無事に月組を率いてきたたまきち(珠城りょうさん)の真ん中に立つ力、今さらながらすごいと思ったし、華やかで美しいショーだけでも十分すぎるぐらい清められました。書き始めるときりがありません。

『ピガール狂騒曲』は1月3日の大千穐楽に向けて、芝居の月組、流れの中にアドリブをたっぷり盛り込んでのりのりでした。この脳みそがこまかいところを覚えきれないのがほんとうに残念。舞台上のジェンヌさんたち、ここまで無事に進んできて本当に楽しそうだったし、客席も心の底から楽しそうな笑い声がいっぱいでした。苦難の一年だったのはわたしだけではない、お正月には思いもよらかなった、それぞれに大変な一年、ひととき日常を忘れて劇場にいた誰もが笑うことができてよかったです。ロートレック@千海華蘭ちゃん、酔っぱらったときのいびきがロングトーンで劇場に響ていてけっこうな肺活量だと思うのですがきれいないびき、アドリブが「食べて飲んで年忘れ~」、ウィリー@鳳月杏さんの飛び蹴りは長い足がいちだんと舞台に映えてほれぼれするような美しい飛び蹴り、アドリブは「まだ終わらない」だったかな。楽屋の掃除係りの夏月都さんの皿回しならぬ手の上のモップ回しがさえてたし、そのあと物語とは関係ないと戻したのは衣装係の紫門ゆりやさんだったかな。カンカンのシーン、カメラでは追い切れない圧巻のフォーメンションをみることができたのは劇場ならでは。圧巻のダンス力マシマシ。男役をそろえたロケットは下級生のキャストが入れ替わっても迫力モノでした。両端で頑張って足上げていたのは娘役さんかな。直後がたまきちと娘役さんたちの群舞だからここは男役さん中心。娘役さんの群舞から男役さんが大階段をおりてきて燕尾服のダンスへの流れはなんかいみても宝塚をみているという満足感。シャルル@月城かなとさんの「お願い~」のロングトーンもさらにさえわたっていて振付師の光月るうさんたちの盛り上げ方がすごかった中でそでに消えようとしたジャンヌちゃん@たまきちのアドリブは冷たく「それがいいたかっただけなんですね」だったかな、ピュアなおじさんに対して可愛さマシマシでした。ガブリエル@美園さくらちゃんはさらに堂々とかっこよく、背中をそった体のラインが自信にあふれて素敵で芝居の間がさらに冴えわたっていました。たまきちの二役、今はどっちなのか三回目にしてこんがらがずにみることができたかな。ジェンダーっていうところではきびしいご意見があるの承知ですが楽しいと思います。オンデマンド配信の番組で、二役の入れ替わりが多いたまきち、こんなに走ったのは初めて、楽しい、袖に入ってもずっと笑っているって。一年の終わり、楽しい時間をたまきち、さくらちゃん、月組のみなさん、ありがとうございました。笑えてよかった、ほんとうによかったです。

 ツイッターでみかけたところでは、『ピガール狂騒曲』のセーヌに架かる鉄の橋=『アナスタシア』のアレクサンドル3世橋(1900年落成)とか。なるほど、こうしてつながっているなんて嬉しいですね。『アナスタシア』のチケット、およそ3週間後に無事に会えますようにと祈りながら2公演とも発券してきました。阪急の貸し切りで日曜日も1公演当選しました。すべてお手頃なA席、この世にいる間だけ。

 長い東京宝塚劇場公演、千穐楽まであと5日、無事にたどり着けますようにと祈ります。

 蓮つかさくん、元気いっぱいでした。よかったです、ほんとうによかったです。






















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