たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

旅の思い出_京都(2)

2019年08月12日 17時01分33秒 | 小さな旅の思い出
「1984年11月22日(木) 晴れ時々しぐれる

 自分の足でゆっくり歩いてみるのがいちばんいいな、なんといっても。
 京都は寒いときいていたけれど、夜になると寒いですね、本当に。
 はじめての京都のひとり旅。
 また、きたいなと思ってしまう。
 まだまだ行きたい所がたくさんあって困ってしまうな。
 明日は、ぶらりと嵐山へ行ってこよう。
 まだ、眠るまで時間はたっぷりある。
 何して過ごそうかな。」


「1984年11月23日(金)快晴

7:00 起床・朝食

8:00 ユースホステル出発
    同室の女の子二人で光悦寺へ。
    まだ人もいなくひっそりとしていて落ち着いたたたずまい。吐く息が白い。

8:32 源光庵前→四条大宮(市バス)

9:10 四条大宮→嵐山(京福電鉄)

9:30 嵯峨野・嵐山めぐり
     天龍寺、常寂光院、二尊院、竹のトンネル、から嵐山を野宮神社、
     落柿舎、じゅうたん苔、亀山公演の頂上から嵐山を眺望、あまざけをのむ

11;57 嵐山→太秦(京福電鉄)

12:10 東映太秦映画村 
     村内をぶらり歩き、ロケ場面を見る。休日なので人波をぬって歩くばかり。
     思ったより狭くて少しがっかり。

14:35 太秦→京都駅(京都バス)

15:52 京都発

18:06 〇〇着

18;45 自宅着

やっとかなえられた京都へのひとり旅。
ずっとお天気もよくてセーターを着ていると暑いほど。
紅葉もまだかなり残っていて十分楽しめた。
嵐山は去年も行ったので、今日は午前中嵯峨野を歩いた。
どこも落ち着いた雰囲気の庭ばかりでぶらり歩きが楽しかった。
じゅうたんのように苔むした庭、竹のトンネル、水面に散った紅葉、
京都にはなにかふるさとを感じる。
どことなくなつかしく気楽になって・・・
冬は寒さが厳しいだろうけどな・・・。

映画村は思ったよりもこじんまりしていてちょっぴり期待はずれ。
休日で人ばかり見ていたのでよけいそう感じたのかもしれない。
ロケを二か所でやっていた。
ロケーションスタジオをオープンセット、
何かを作り出すって時間がかかって大変なことだ。
それと高橋英樹のサイン会。
どこから来ていたのか、彼氏と彼女、
友だちと来ていることになっているから一緒に写真を撮ってほしいと頼まれてしまった。
わたしはやっぱり人がよさそうにみえるタイプなんだな。

時代劇の扮装をしている人があちこちにいた。
一緒に写真を撮るためだな。
まあ、面白い人には面白いのでしょう、という所。

今回泊まった北山ユースホステル、
常連が多い所のようだ。
通信大学の講習を受けるためだけに来ている人、
家が近くて、ふらりとギターを弾きに来る人、
北山ユースホステルに100泊以上している人etc
ペアレントがヘルパーを置かない主義の人だからどことなく他のユースホステルと雰囲気が違っている。
気に入った人には、すごくよくてやみつきになってしまうんだろうな、きっと。
 
関西から来ている人が多かったようだ。
関西の人って自分の主張がはっきりしているみたいだ、なんとなく。
関西弁、女の人も平気で使っていて、一緒にいると影響されてしまう。
兵庫から来ているという彼女、明るくてしっかりしていた。
もう少しお話したかったな。
ひとり旅は、一応今年だけにしようと思っていたけれど、なんだか惜しいなあ。
まだまだ行きたい所がたくさんあって、来年も続けたくなってしまった。
ガイドブックばかり増えてしまいそうだけれど、京都の中でもまだ行きたい所がある。
修学旅行以来行っていない金閣寺、宇治平等院、平安神宮、
奈良へも足を伸ばしたい。
ゆったりとしたスケジュールを組めばじっくり楽しめるし、
一度でいいから半月ほど気ままに旅したいな。
毎日思うままに暮らせば楽しいよね。
日常のつまらない事から全く離れて別世界。
仕事に戻るのが、もっといやになってしまうかもね。
ただ、旅は何かをみつける手段であって、最終目的ではないから惰性になってはいけない、
いつも新鮮でありたいと思う。」


天龍寺









大原来迎院









常寂光院








寂光院縁起










二尊院







東映太秦映画村







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