たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

旅の思い出_安曇野・松本(2)

2019年08月18日 14時27分47秒 | 小さな旅の思い出
「1984年5月13日(日) 晴れ、時々くもり

6:10 起床・朝食

8:10 ユースホステル出発、犬にほえられる。柏矢町駅まで徒歩。

9:11 柏矢町発

9:37 松本着 市内見学 アルプス山岳公園、山岳館、松本城、明智学園、
     駅内商店街にて山菜そばを食べる

15:10 松本発

17:55 △△△発


20:02 〇〇着


 今日も暑い一日だった。トレーナーもジーパンも汗でぐしょぐしょ。松本駅からアルプス山岳公園まで歩いた。ざっと1時間半。
標高700メートル余り、足ががくがくになった。木々に囲まれて芝生が一面に植えてある。山々が目の前に広がり、町が一望できる。シャーベットを飲んでのどをうるおす。
山岳館をざっと見る。
登山用具、写真などが展示してある。
長谷川恒男コーナーもあった。どこでおぼえた名前か忘れてしまった。調べてみよう。
公園から下って松本城を目ざした。
道に迷ってしまい、歩き続けること一時間余り、かなりしんどかった。
松本城の天守閣に登る。
階段がおそろしいほど急だった。暗くて夏はとても涼しい。窓が少なかった。
写真撮影、水を飲んでのどをうるおす。
一面芝生で整えてある。
松本城から明智学園まで徒歩5分余り。洋風の概観を撮影するのみ。
松本駅へ歩いて戻る。
自分のために、天然石の道祖神を買った。
お父ちゃん、お母ちゃんにはおそろいの湯吞茶碗。
△△△行に乗り今ぼうっと窓から外を眺めている。
少し涼しい、雨が降ってきそうだ。
山に咲いている山吹の花、とても懐かしい気持ちになる。いつかこの花をお話のなかに書きたい。
何度も信州に来ているけれど、ちっとも山の名前がおぼえられない。
ただ眺めているだけ。

安曇野ではもう田植えを始めていた。
〇〇ではいつだったかな。
道祖神があちこちにあった。
ほほえんでいたり、手を取り合っていたり、怒っていたり。
色のついた道祖神もある。
化粧神というそうな。
道ばたに咲いているたんぽぽがきれいだった。
家の庭に咲いている紫色の小さな花もひっそりと咲いていた。
歩くともっとたくさんみつけることができたかもしれないな。時間がなかったからいたしかたない。
田んぼの中の道をとろとろと自転車で走るのもいいものだ。
碌山美術館へ行く時、かなり道にまよってしまった。
つたのからまるレンガ造りの建物はいつもいい雰囲気だ。
ロマンチック・タクシーの運転手らしき人が写真を撮ってくれた。
わさび田は花の咲く時期は終わってしまっていた、残念。
途中東光寺で化粧神を見る。
一日の無事を祈った。
柏矢町駅前でコーヒーを飲む、おいしかった。
ユースホステルまでゆるやかな坂道、しんどかったな。
道の脇を水が流れていた。
まだあちこちで鯉のぼりを立てていた。
ユースホステルに着くと、ベッドを整えてごろんと横になった。気持ちのよいひととき。
自宅へのTELも忘れなかった。
そして夜、
お風呂で足を洗ってすっきりした。
念願のあずみ野ユースホステルで夜を過ごす。


帰宅後の記

念願だった信州への一人旅、やっと果たすことができた。まだあまり人もいなくて落ち着いていた。いい旅でした。
以前行った時には目に入らなかった道祖神も見ることができて嬉しい。
気ままな旅はいいものです。
上高地もゆっくり歩いてみたい。
そろそろ東北への旅の計画も立てよう。

 5月17日 PM6:58」







 両親のためにと買ったおそろいの湯吞茶碗は、9年前父が亡くなったあと整理したような気がします。父が亡くなったあと部屋に散乱していた衣類の中には、わたしが誕生日や父の日に横浜そごうで選んで贈った下着や甚平もありました。すべて整理しました。モノより思い出。モノは買っていけないのだと学びました。

 数年後にのたうちまわるような苦悩の日々が訪れることなど知る由もなく、生きることは試練の連続なのだと、生きることは闘いなのだと、生きることは苦しいこのなのだと知る由もなく、家族は幸せなものだと信じていた若き日の自分語りでした。


 あづみ野ユースホステル、往復はがきで予約しました。概観、部屋の様子だとはもう全く思い出すことができません。今はあづみ野パストラルユースホステルと名を変え、じゃらんネットで予約、一泊9千円ほどのようです。相部屋でこの値段はちと高いかな?!





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