たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

心に沁みる言葉たち

2017年07月30日 13時09分02秒 | 日記

若松英輔‏ @yomutokaku 4月3日

会社は、忠誠を誓うような場所ではない。だから、もし誰かに忠誠を要求されてもそれに従う必要はどこにもない。だが仕事においては、どの会社に勤めていても、会社に勤めていなくても、ある種の誠実を求められる。忠誠はときに隷属に変じる。誠実はいつしか、仕事を共にする他者への畏敬へと変貌する。


若松英輔‏ @yomutokaku 6月16日


昏迷深い時代に生まれ、それに抗おうとするが、己れの思いを語る言葉を探しあぐねているならば、何も語らずともよい。しかし、動揺と不安、恐れのなかに生きている日々の時間を「読む」ことに傾けてはどうだろう。圧政と不自由のなかでも叡知を育むことを忘れなかった先立つ勇者は幾人もいるのである。

若松英輔‏ @yomutokaku 7月26日

よい社会とは、強い者、努力した者が勝利する所ではなく、弱い立場にいるものが安心して暮らせる所なのではないだろうか。人生には様々な試練がある。昨日まで肩で風を切って歩いていた者も突然、弱き者になることがある。こうした場所の実現を考えるのは誰にとっても「わが事」なのではないだろうか。


若松英輔‏ @yomutokaku 3月14日

どんな成功が約束されていても、数の世界に「いのち」を明け渡してはならない。そこでは人間の価値をいつも誰かが比較する。だが生涯を費やして見出すべきは、誰にも比較できない、ただ一つの「私の幸福」ではないのか。成功という幻想のために、どうして「いのち」を犠牲にしなくてはならないのか。


若松英輔‏ @yomutokaku 3月28日

避けがたい
人生の試練にあるときは
言葉を頼みにして
道をすすめ

誰も共に歩いてくれない
孤独のときには
言葉をともしびにして
道を探せ

逃れることのできない
嘆きのなかにあるときは
言葉に寄り添って
道を歩け

転んだときも
言葉をよすがにして
起きがり
己れの道に立ち戻れ

****************

 数の世界に「いのち」を明け渡した奴らが、弱い立場にいるものを踏みつけにして生き残っていくのが今の日本社会。社会の仕組みは奴らのためにある。弱い立場のものはなにも言えなように巧みつくられている。弱い立場のものは自分の中にある言葉を灯りとしてつましく進んでいくしかない。普通に生きていたらそんなことを思い知らされることはない。だから人に言っても理解されない、自分が悪いんだよって言われておしまい。そういうことじゃないんだよって、心は今は叫び続けている。

 数の世界に「いのち」を明け渡した奴らに振り回され、心身のエネルギーを消耗しつくした十数年の日々。その時間はもう戻ってこない。返せっていいたいがもう戻ってこない。わたしはこれから何をすればいいのだろう。何ができるのだろう。何をしたいのだろう。働けば疲れてしまって考える力は失くす。働くとは何かを考える力を失くす。

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