たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宝塚歌劇の殿堂より_宙組『オーシャンズ11』キキちゃん

2020年02月16日 13時59分00秒 | 宝塚
anan2020年1月1日-8月合併号より

「押し出しの強さや洒脱さが加わり、男役としての魅力を増している芹香斗亜さん。『オーシャンズ11』では、主人公・ダニーの親友のラスティ-役に。遊び慣れた男のスマートな軽やかさを粋にえんじてみせた。しかし、稽古は始まった当初は、「まるで真面目な銀行員みたいだ」と言われていたそう。

「演出の小池先生からは、ラスティ-はお洒落な男だと言われていたのですが、どう表現していいのかわからない。それでお洒落な人のマインドを想像してみたんです。ラスティ-って犯罪者でありながら派手な服を着ているような人なんです。その理由を考えていったら、人生を謳歌したいからだというところに行き着いた。銀行強盗も、彼にとってはきっとそのひとつなんですよね。そうう視点で役を捉えるようになってから、演じ方が変わった気がします」

 そこに到達できたのは、ここまでの「経験値があったから」。

 「星組、花組、そして宙組と3組を経験したことで、それぞれの組のいいところを吸収できたのがよかったと思っています。特に歴史に70年近い差がある花組と宙組とでは、雰囲気も作品へのアプローチの仕方も全然違うんです。宙組は新しい組らしく自由でのびのびしていて、みんなで一緒に頑張っていこうという雰囲気がある。一方の花組は一番伝統のある組なので、ひとりひとりが花組の男役であることに誇りを持っていて、個々が競い合って上を目指していくスタイル。私はもともと自分から前に出ていくタイプではなかっただけに、花組で鍛えられた部分がすごくありました。」

 余裕と貫禄でラスティ-を生きているようにみえた裏にはこんな努力がありました。舞台ではさも生まれた時からそうであるように魅せてくれたところが実力だと思います。組替え(人事異動)はタカラジェンヌをさらなる成長へと導くものなんですね。宙組に来ることができてほんとによかったと思います。真風さんダニーの隣にはキキちゃんラスティ-しかあり得なかった。二人で舞台を回していく力がすごかった。二人の並びは尊すぎました。チャラいけどポーらを大切に思っていてポーラのためにイレブンに加わったというところが丁寧に出ていたところも素敵なラスティ-でした。

とてつもなく似合っていた紫ピンクのスーツの色目、間近でみるともっと素敵でした。
これをさらっと着こなしてくれたのカッコよすぎました。



ジョンソン先生の聴診器も展示されていました。








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