たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

久しぶりに『赤毛のアン』

2017年03月12日 22時11分10秒 | 『赤毛のアン』
 ようやく久しぶりに『赤毛のアン』を原書で読むセミナーの資料の読み返しました。

 2014年11月に読んだ第37章「死という命のかりとり」
 (The Reaper whose Name is Death)


 When the calm night came softly down over Green Gables the old

house was hushed and tranquil.


(「赤毛のアン」を英語で楽しもう、単語帳より引用しています。)


マシューが急逝した日の夜、弔問客でごった返していたグリーン・ゲイブルズに静かに夜がやってきて穏やかに包み込んでいく、というほどの意。モンゴメリさんの文章の美しさを感じさせてくれる一文です。このあとこれからどうやってごはんを食べていけばいいのだろうと途方に暮れたマリラとアンは、お互いがいるじゃないかと励まし合い、突然マシューとのお別れが訪れた哀しさを二人だけで分かち合います。父とのお別れ、母とのお別れの時のことを思い出します。

 このセミナーから2年以上が過ぎていることに驚きました。わたしカイシャとの闘いで半端ない緊張感の日々の中でもセミナーに参加していたんですね、我ながらびっくり。なんか壁にぶち当たることの連続なのにひん曲がらないでいる自分、えらいなって思いました。アンが教えてくれている自分を信じることの大切さをあらためてかみしめています。先のことはわかりません。今を生きるのみ。それでいいじゃあないですか。

 二日間ひきこもってなんとか生き返りました。先々週の訪問の疲れがきていて動けませんでした。今週もまた二回訪問あるし、水曜日の朝は雪の予報。大変な一週間が予想されます。なんとか生き延びていければと思います。また週末になったら原文も少しばかり読みたいなー。断捨離もあるし。明日から金曜まではまた長々とグチ日記しか書けません。無事に書けるといいです。よろしかったらまた訪問してください。





『マリー・アントワネット展』に行ってきました(2)

2017年03月12日 16時55分49秒 | 美術館めぐり
 1月2日に出かけたマリー・アントワネット展の写真をようやく携帯から取り込みました。会場はせまいスペースに人がひしめき合って、美術館として心地いい空間とは言えない場所で疲れましたがなんとか行くことができてよかったと思います。

再現された王妃の化粧室。
ジバンシーのデザインチームによる監修だったかな、
誰が王妃の身支度をするか侍女たちが競い合っている間、
王妃は寒さに震えながら待たされたという解説でした。

彼女たちがフランス革命がおこると、王妃の侍女というだけで命を奪われることになったのか・・・。







センスのいいアントワネットは、強い香水で体の匂いを消していたヴェルサイユ宮殿に初めてお風呂文化を持ち込みました。バスタブに白い布をはって入浴していたそうです。




再現された王妃の寝室。









こちらは実際の王妃の寝室。
現地の購入してきたヴェルサイユ宮殿見学ガイド(日本語版)からです。






 アントワネットを思う時、両親亡き後残された二人の子どもたち、とりわけ次男ルイ・シャルルがブルボン王朝の負の遺産を一身に背負う運命をたどってしまったことに思いを馳せないではいられません。ヴァレンヌ逃亡に失敗し、捕らえられたアントワネットの裁判が始まると、なんとルイ・シャルルに性的虐待をしたという嫌疑までつくられたそうです。それに対してアントワネットは毅然とした態度を貫き通したという解説でした。でもルイ・シャルルの命を守ることはできませんでした。

 こちらのサイトが参考になります。
 
 革命にのみこまれた王妃マリー・アントワネット
 http://www.marieantoinettej.com/