スワン問題 その2

スワン跡地利用について、「浦安市資産・債務管理改革検討委員会」でどんな話がなされたのか？
私が情報公開で入手した資料をまとめますと以下のようになります。

※委員会委員長は及川次長、委員は各部の次長で構成。

●5月29日(火）午後3時～3時40分　16名出席
・事務局から、「25年5月29日で期間満了になる。満了日を一区切りとし、幅広く有効利用を当委員会で検討することになった」、「全庁的に利用について調査をかけるので、各部で検討し、希望又は提案をしてほしい」旨の説明。
・委員からの意見
　　・PFI事業からはずれるのか
　　・高齢者や障がい者の就労の場として検討した方が良いのか
　　・スワンベーカーリーは飲食系なので、次に使用するのが飲食以外になった場合、設備の工事が必要になるので、そこも見込まなければならない

●7月19日(木）午後10時～　14名出席
（午後の10時からの会議だったようです/何でこんな遅い時間に会議をするのでしょうか？それとも、単純に記載ミスですかね？もし記載ミスであれば、訂正・差し替えをしてほしいですね。）
・各部からの提案・意見が出る
　　①駅前ランニングステーション(市民スポーツ課）
　　　　　通勤・通学者の市民ランナーを対象に、荷物を預けることが出来る着替え室や、ランニング後のシャワールーム室が完備したランニングステーションの設置。また、ランニング関係の講習やイベントの開催などのできる場
　　②浦安観光ブランド発信センター（商工観光課）
　　　　　市内外に好循環を起こすような新たなビジネスモデルの展開。浦安に関連するキャラクターグッツ、市内ホテルＡ級グルメ、千葉県産物産品などの地域ブラント品等を集めたブランド発信基地の運営等
　　③こども・子育てホットステーション事業（こども家庭課）
　　　　　子育て中の親子が自由に集えるば、子育て中の親が息抜きできる場、利用理由を問わない一時保育の実施や子育て総合相談などが出来る場
　　④全国農産物販売センター（提案課名不明）
　　　　　JA市川などの協力により、県内はじめ四季折々の新鮮な農産物の販売。高齢者や障がい者の雇用促進に資する
　　⑤テナントへの貸出（提案課名不明）
　　　　　利用内容に拘わらず収益を目的としてテナントに貸し出す

●8月21日(火）午前9時～　14名出席
　　・意見を集約する⇒②をメインにして、付随として④を組み合わせる。
　　この結果を、経営会議に上程する。
　　・所管課は商工観光課

●9月20日(火）　午後4時～午後4時30分　10名出席
　　・8月28日の経営会議に上程したが、物産販売的なものを中心に、再度検討することになった。その結果、「(仮称）地域物産販売センター」の内容で、9月28日の経営会議に再度上程する。

●10月17日(火）午前10時～　11名出席
　　・「(仮称）地域物産販売センター」の内容で経営会議で了承された。
　　・障がい者の雇用推進は継続。
　　・運営形態は未定だが、所管課は商工観光課を予定。

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感想：議事録を追ってはっきりしたことは、各課から跡地利用について意見・要望を募りましたが、それらはあくまでも「参考意見」でしかなかったわけです。
最終決定は、経営会議が決めています。
これでは、最初から結論があったと疑われても致し方ないですね。

この経営会議、どんなプロセスを経て「物産販売的なものを中心」のものにしたのかを知りたくて、昨年経営会議録の開示請求を行いましたが、（11/19）、不開示決定が下されました。（12/3）

不開示理由は、「審議、検討又は協議に関する情報であって、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがあるため。」だそうです。

率直な意見の交換若しくは中立性のある審議、検討又は協議が行われたのかどうか疑問に思ったから議事録を読みたかったのです。
疑問を払拭するために私は開示請求をしたのですが、本当に問題ない会議だったのでしょうか？