ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

食品の安全 包材

2008年11月03日 | 食の安全

庭先のキウイの収穫をしました。
肥料・薬等一切入れず、剪定等も一切しないでほったらかしにしておくのですが(春先の受粉だけは時間が許す限り行いましたが)、毎年結構な数の実がなります。
採ったものは毎年化学物質過敏症の方々にお送りするようにしています。

薬剤散布フリーなので毎年心待ちにして下さっている方がいるのです。
お一人は、現在長野県に疎開(?)いている方です。
もう一人は、都内にお住まいの方です。
お2人とも重症で、食べ物・着るもの・寝具・・・、あらゆる面で苦労されています。幸いお2人ともご家族の協力があり、身の回りのお世話や社会との接点は、ご家族がされていますが、そのご苦労は想像を絶するものがあります。

伊藤ハムを巡り、包材からトルエンが出て騒ぎになっていますが、化学物質過敏症の方々とお付き合いしていると、包材も侮れないことは良くあることです。

ドライプルーンを巡り、以前こんな事がありました。

このドライプルーン(オーガニック)、輸入元は同じ所でしたが、流通経路の違いで包材・量目が異なる形で出荷されていました。(食品業界では良くあることです。)
O社はPBブラインドとして発売していたので、当然、包材も独自のものを使用していました。
つまり、このドライプルーンは二通りの経路で市場に出回っていました。
O社経由と輸入元直の経路です。

このドライプルーン、中味は全く同じなのに、重症の化学物質過敏症の方がO社のものは受け入れなくなる現象が起きたのです。
連絡を受けた時、不思議でなりませんでしたが、ふと「包材に問題があるのでは・・・?」と気になり包材の成分を調べたら、明らかにO社用の包材と、輸入元の包材とは成分が異なっていることが分かりました。

O社包材の成分のどれに反応したのかまでは調べ出す事は不可能でしたが、包材の怖さを体験した事例です。

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