以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

W124用NEWブレードヒューズBOXの生産準備中。。。

2018-04-26 23:39:40 | 日記
弊社のオリジナル製品。。。

「W124用NEWブレードヒューズBOX」の生産準備についての進捗状況の御報告です。

試作品から実用性とデザイン性、量産の場合の効率を再検討致しまして図面の変更を幾度となく繰り返し、、、最終案を熟成させた結果。。。



現在、何だかんだと細かな部分に渡りダメ出しをしながら射出成形用の金型を製作している段階です。

MADE IN JAPANの「AG品質」を極める為に妥協の無い製品造りを方針として進めております。

今年はG.Wも返上して弊社も外注さんもフル稼動にて製品の量産態勢を整えるべく進めて参ります。
そして、一日も早い量産開始にて製品をお待ち戴いているお客様のお手元へ弊社自信の逸品を早期にデリバリー開始出来ます様全力を尽くさせて戴く所存で御座居ますので今暫くお待ち戴けます様宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m

平均単価壱萬伍千円也のゴミの再生。(笑)

2018-04-26 13:19:16 | 日記
故障原因探求と試験材料としてヤフオクや解体屋さんから買い漁ったKE車のオートクルーズモジュールだった箱物ユニットの物体に元の機能を復活させて役を成す様に致しましたー。(笑)




今回の一件でKE車のオートクルーズシステム全体を調査した上でオイラ独自で作成したトラブルシュートの作業標準によってシステムの状態を把握した上での修復が行える様になった為、不良箇所の特定が迅速且つ確実に行える様になりました。。。(笑)

クルーズアクチュエータのチェック法やポテンションメーターのチェック法や故障判断に必要な基準となる数値の幅などや、オートクルーズモジュールの故障判断とその修理に最低限必要な実装部品のデータや比較演算ICの仕様等を含めた修理資料がウチに蓄積されました。。。(笑)

勿論、当時のアナログ回路なのでアナログ回路や基盤の構成を読む知識と自動車側の知識を理解出来る人ならばこの程度の話はお笑いネタかも知れませんね。。。(笑)

当時の工業製品における設計製作技術の弱点を理解していない人がラジオや無線の知識程度で手を出すと深みに嵌りますな。。。既に現代の最先端技術の常識の範囲では解決がつきにくいブツですわ。。。

勿論、こういったユニットが30年後に日本の国で修理されて再生されている何てVDOさんも考えていなかっただろうし、ソレを証拠に基盤に基盤試験やトラブルシュートを行う為のテストポイントでさえも絶縁ニス仕上げになっていて電位や波形、実測値の数値的解析さえも難しくしています。

最低限、旧い基盤の再生知識と制御システムの流れが理解出来ていないと完治させる事は難しいと考えます。

どうしてもDIYで独自のやり方で解決を狙う方は自分で全てのワイヤリングを暴き出してシステムを熟知した上での着手が無難なのでしっかりと勉強して下さい。
その為にサンプルを取り寄せたり完動品を分解して模擬電流試験をしたりの経費を惜しんではいけません。
自分の所有車の為にDIYに要する費用を惜しみなく投入して下さい。
ソレが最も贅沢な解決手法、、、DIYよる修理です。
全くお膳立てになる資料も何も御座居ません。勿論、メーカー供給の配線図も御座居ません。
基本知識は多くの文献から学習して下さい。
このシステムについての教科書も無いので教科書を自分で作る気持ちで挑んで下さい。

己によって得た経験値とデータは大切な財産です。
学ばぬ者には絶対に手に入れられない財産です。
ズルして付け焼き刃な知識で手を出せば手痛いしっぺ返しを喰らいます。
インターネット等で他人の公開した情報やマニュアル化されたモノしか学べぬ人には厳しい内容かと存じます。。。

所詮、中古は中古。。。(笑)

2018-04-26 00:27:54 | 日記
今回のKE車用のクルーズコントロールシステムの解析と独自の修理マニュアル、アクチュエータ修理&モジュール修理マニュアルを作成する為に色々と買い漁った中古部品。。。

インターネットを叩くとKE車のメルセデスではクルーズコントロールモジュールの不良が多く、中古品のモジュールと交換したら完治したと言う記事が多く見受けられましたが、、、

付き合いの解体屋さんやヤフオクでNC&NRでクルーズコントロールモジュールを買い漁ってみたが、先のブログ通り購入した6台中5台が故障品だった。。。(笑)

ってコトは素人さんがこの中古部品を購入していたらオートクルーズは完治せず、、、ヘタすりゃヤフオクの出品者とトラブルになりかねなかったって話。。。(笑)

中には分解して電解コンデンサーの交換で完治した何て記事がネットに掲載されていたが仮にそれで完治したとして現在も問題無く使えているのだろうかと甚だ疑問に感じてしまう。。。

悪いけど素人さんの無責任なインターネットの記事は恐ろしい。。。



と、、、言うのは車載の回路基盤の故障解析が全くもって知ったかぶりの記事ばかりで何も知らない素人が迂闊に手を出しそうな内容ばかりだからなのよ。。。

我々専門家が診れば当時の技術で構成された基盤の実装部品から想像するに自然故障を招く部品など数点であるが更にそれ以上の原因を探求すると当時の設計が故障を招く造りをしている事は一目瞭然である。

その裏付けを以って修理、再生の手法を決定すべく同じモノの故障品を集めて解析を開始した。。。

購入した5台の故障品の解析を進め、故障原因を突き詰めて行くとこの年代ならではの車載電装品の故障原因に行き着いた。。。
勿論、故障原因については想定内で問題を解消、対策措置を講じてやれば完動品として復帰する事も確認した。全てウチのシークレットなノウハウであるが。。。


で、、、購入した中の唯一の完動品の一台について検査解析に入ってみると、、、やはり既に故障品に近付く問題が発生していた。。。
しかし、まだ動作しているウチに行う修復作業であれば若干の修復コスト減が図れる事も解った。

コレにてリビルト品を在庫する事も可能となったが、非常識なユーザー相手に販売したいとは思わない。
故障品を弊社に返却せずにヤフオクで売却する戯け者が実際に多いからだ。
後は、、、「¥安くしろ!」。。。嫌だよ!(笑)

我々プロの技術を自分の都合で¥安価に評価する輩の仕事など請ける価値も無い。

そんな考えならば自分で解析して独自の修理手法を見つけて実践すりゃエエコトですがね。。。