日本の教育レベルの低さ

　国旗と国歌における不起立の問題は、まだ日本の教育界の中に根強くある。
　しかしこんなことは国際的に見ても通用しない考えだ。世界的に見ても自国の国旗と国歌斉唱に際して不起立という無礼でいい、と教育している国は日本ぐらいだろう。
　未だに日本の教育は日教組などの思想教育に蝕まれているのだ。

国旗・国歌、嫌いなら辞めよ」＝起立しない教員に－上田埼玉知事(時事通信) - goo ニュース
　これに対し、共産党県議団は「思想と良心の自由を定めた憲法１９条の規定をないがしろにするもので、７００万県民の代表にふさわしくない危険な発言だ」とし、撤回を求める談話を団長名で発表した。　

　法律という以前に、我々は節度ある国民でなくてはならないはずだ。
　それが、たとえばアメリカの地で、アメリカの国旗の前での国歌斉唱で、不起立でいい、ということができるだろうか？
　それが日本国の「思想と良心の自由を定めた憲法１９条に保障された権利だ」とでも言えるだろうか？
　それはひじょうに無礼なことであり、アメリカ人の愛国心を傷つける行為であり、間違っている。

　日本でも同じだ。
　国家主義でない、郷土愛と同様の愛国心を素直に持つ日本人に対しての失礼、無礼を考えた方がいい。
　日本が戦争犯罪国だから、という理由は、もうすでに半世紀経っても根強く残っているかもしれない。
　しかし現実に日本は戦後、外交に軍事力の行使もせず、２１世紀までも平和を実現しているのである。
　それが２１世紀にも戦争を繰り返しているアメリカの国旗、国歌斉唱には起立するが、日本では不起立では、それで平和憲法を尊んでいると言えるだろうか？

　日本の国旗、国歌斉唱に際しての不起立は、国家主義でない、郷土愛と同様の愛国心を素直に持つ日本人に対しての失礼、無礼という不道徳教育の象徴だった。その結果、大げさなクレーマー（繰り返し苦情を言い立てる人）としてのモンスター・ペアレントを育ててしまい、それが全国の学校で教師たちを疲弊するほどの理不尽な苦情や中傷となっている因果応報に、早く教育者自身が気付くべきだ。

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