言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

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未来とは人が起こすものである

2009年05月31日 07時57分52秒 | Weblog
 何度も言うが、未来とは自然現象でも、偶然発生的に起きるものでもない。

未来予測とは何か 2009年04月14日 16時08分37秒
 未来とは人が造るものである。
 人類がいなければ、「未来」という概念すらない。
 ただ風が吹いているだけである。
 ここでは「コンピューターが人類の代わりに生き残って……」などとは論じない。
 ということは、未来を予測するには人を分析しなければならない、のである。


 経済も人が起こしているものなのだ。経済現象が起こるのではなく、金融などを含む政治としての経済政策と、それに影響された金融・経済活動が「経済」と呼ばれているものなのだ。

 ここに面白いブログがある。

バーナンキの懐疑主義 - 池田信夫 blog 2009-05-26 /
(バーナンキの演説)見方によっては経済予測は天気予報よりも難しいかもしれない。なぜなら、経済というものは物理学の法則にしたがって行動する分子の集合体ではなく、おのおのが未来を考えおのおのが独自の予測に影響されて行動を起こす人間の集合体であるからだ。

今回の危機をもたらした一つの原因は、金融技術によってすべてのリスクが管理できるとか、金融政策で経済は完璧にコントロールできるという"pretence of knowledge"だった。金融工学や経済学の予測は不完全だということを前提にして、バーナンキもいうように「予期できない事態に対して心の準備をする」制度設計を考えなければならないのだろう。


 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%AD
 1979年にはマサチューセッツ工科大学で経済学博士号を取得。
 2002年にブッシュ政権下でFRBの理事に指名、2005年には大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長。2006年2月1日にFRB議長に就任。インフレターゲティング政策の支持者。

 池田信夫 blogにコメントを送ってみた。

経済は自然現象か? (上石)
2009-05-27 18:20:46
 「人間の集合体」とは言っても、それは相互依存関係が前提で、だからこそ組織や社会が成り立っている。その上で強い影響力:パワーを持っている人が高い地位を占めるのである。
 この意味において今のバーナンキ氏は自信喪失状態ではないか?
 経済は自然現象ではなく、人が起こすものだ。政治と同様に、そのとき、最も影響力:パワーのある指導者の性格と思考を受け、成功もすれば失敗もするものだ。そこにこそ未来がある。

複雑なのは経済だけではない (上石)
2009-05-27 23:44:24
 人が起こすものがコントロールできるとは言ってはいませんよ。「成功もすれば失敗もする」と書いているでしょう。
 犯罪は人が起こすものだが、警察がコントロールできるものではない。当たり前。
 人が起こすものだから、コントロールができない、というのが正解。政治もしかり。
 それでは今まで何をしていたか?
 対応していたにすぎない、ということです。
 天才トレーダーがいたとしても、金融をコントロールしていたのではなく、対応していたにすぎない。分かりやすいでしょう。
 そしてこれからも、誰がどのように対応するのか? の答えが未来予測なのだ。

 この二つのコメントにはUnknownさんからのコメントがあったが、それは意味がないので省略する。
 とかく他の人たちは、現象を分析して捉えようとするようだ。そこから抜け出せないでいる人たちは多い。

 バーナンキは言う、「経済というものは物理学の法則にしたがって行動する分子の集合体ではなく、おのおのが未来を考えおのおのが独自の予測に影響されて行動を起こす人間の集合体であるからだ」と。
 しかし社会が相互依存関係の内に成り立ってるのだから、その高位による強い政治政策が、金融や経済に強く影響しているのは当然のことである。
 その張本人が、「皆が勝手だから私は知らない」では無責任すぎる。金融危機の震源地はアメリカではないか。

 持ち寄ったデータを、関数を使って計算して指数をはじき出す。それがどんな不完全なものでも、問題のあるものでも、結局、「そのとき、最も影響力:パワーのある指導者」が、それらを参考にして、決定を下すのは明らかだ。それが何らかの議論の末や、多数決であろうと無かろうと、金融工学や経済学の予測が正しかろうと間違おうと、だ。それが未来だ。複雑な経済をコントロールしようとして、実際は対応しているに過ぎないのだが、その結果、「成功もすれば失敗もする」ものなのだ。

 結局は、オバマ大統領がどんな経済政策を実行し、FRB議長などがどのように対応するのか、が重要であり、その影響が金融・経済活動となるのだ。

 下の記事は、私の分析とその検証である。

オバマ大統領の分析予測【検証】 2009年05月16日 07時03分10秒
 エリート主義に凝り固まった信念が、大統領という絶大なる権限を持ったとき、全体主義的な一元改革と管理が可能だと思いこんでしまったのである。
 しかし経済はもっと複雑で、難しいものなのだ。


 上の記事ではオバマ大統領の失政を書いている。何せアメリカは、2009年1月には累積赤字は65.5兆ドル(6400兆円)にまで膨れ上がっているのだ。

 「FRB議長がこんな投げやりな態度なら、アメリカの再生はまだ遠いのかも知れない」というのも未来予測になりうる。

 池田氏はブログで未来予測をしているわけではない。多くは読書感想と、別の人の説に賛同するか、酷評するか、のどちらかだ。
 自らの主張があるとすればそれは、合理的な因果説を基にした思考であると言えるものだ。しかしこれには欠点があって、本人も確信が持てないほどであるのと、一貫性がない、というひじょうにあやふやなものなのである。

日本にも香港を - 池田信夫 blog 2009-05-20
民主党のマニフェストでは「地方主権」をうたっているが、本気でやるなら(道州などの)地方政府に国家主権を与え、すべての規制を独自に決める権限を与えてはどうだろうか。たとえば不況にあえいでいる北海道が為替レートを独自に設定すれば、たぶん円の半分ぐらいになり、解雇規制を撤廃して実効賃金を下げれば、中国と競争して工場を誘致できるかもしれない。


 私はここでもコメントを送った。

地方はどこから金を借りているのか? (上石)
2009-05-21 15:38:57
 独自通貨で円の半分の価値しか無くなったら、たぶん北海道は利払いが困難になり経済破綻となるのではないか。

 現実にこのようなことが以前、起きたのである。国が破綻したアイスランドだ。

アイスランド再び、地方分権の名の下に 言語分析未来予測/ウェブリブログ << 作成日時 : 2009/05/22 06:43
 地方の借金は日本国の借金なのである。

 これはかつて「アイスランド最大の商業銀行で現在、政府管理下にあるカウプシング銀行が2006年10月に発行した円建て外債(サムライ債)500億円が20日に利払い日を迎えたが、20日午前時点で、この利払いが実施されておらず、デフォルト(債務不履行)状態に陥った」のと同じことである。
 給料が自国通貨のクローナ単位でもらうのに、ローンの支払いは為替の差2.53倍ある円で払わなければいけないのである。


 記事のランキングを見て読むだけなので、その全てを見ているわけではないが、池田氏の書いていることはとても経済学者とは言い難いものが多い。専門用語と英文で何とか対面を取り繕っているように見えてならない。
 以前にはこんな記事もある。

バカさ加減?
 池田信夫 blogでは、「地球が温暖化している」のではなく、「2000年ごろをピークにして始まった寒冷化」であると主張。


地球と一緒に頭も冷やせ! - 池田信夫 blog 2008-06-28
1.「地球が温暖化している」という大前提が疑わしい:ここ18ヶ月連続して、-0.7℃以上という観測史上最大の寒冷化が進行しており、東工大の「理学流動機構」のモデルによれば、これは2000年ごろをピークにして始まった寒冷化の局面の始まりである。
2.かりに温暖化しているとしても、
3.かりに人為的温暖化が主要な原因であるとしても、
4.かりに京都議定書によって温暖化を先延ばしすることに意味があるとしても、
5.かりにCO2削減に意味があるとしても、


 2~5は、ほとんど政治政策的議論である。

温暖化懐疑論のまとめ
2008-07-05池田信夫 blog
地球温暖化は、第一義的には経済問題である。地球上には解決すべき問題が山ほどあり、温暖化が最優先だという根拠はない。


やっぱり書いていただけましたか 2008年07月05日 16時56分58秒
 「自然科学では多数説ではないが」とか、「IPCCの結果が正しいとしても」とか、いささかトーンダウンだが、「地球温暖化は、第一義的には経済問題である」が、これほど生々しい政治的議論であることに、思わず引いてしまう感性を、池田氏自身がお持ちでないということに唖然としてしまうのだ。
 とりあえず、自然科学として理解しえる客観性が識者に共通でないということが、現実であるのか? 


 これは一貫性がない記事だ。地球温暖化が気に入らないから、その全てが経済問題化できる、と思いこんでいるようだ。

牛はメタンガスを放出するので環境に悪い 2008年08月12日 17時38分53秒
オーストラリア人研究者、地球温暖化防止のためにカンガルーを食べよう - Technobahn
 多量の穀物を使った飼料で飼育する牛肉よりも、自然に増え続けるカンガルーの方が都合がいいということだろうか。
 記事では「牛は消化系の特徴から大量の温室効果ガスとなるメタンガスを放出しており、地球温暖化防止の観点から食用牛や乳牛の存在は看過し得ない」とは、それこそ大したことではないのではないか。


 上の記事ならさしずめ、自然環境や、動物の保護か、多量の穀物を必要とする食糧問題や経済問題に置き換えることができそうだ。

 しかし下の問題はそうはいかない。

ニュース - 環境 - 北アメリカ東部で大幅な海面上昇の恐れ(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
 地球温暖化でグリーンランドの氷床がこのまま溶け続けると、アメリカ北東部やカナダ東部の主要な都市周辺で海面が大幅に上昇するという研究結果が発表された。
 地球規模での海面上昇は54センチと予測されているが、グリーンランドの氷床融解率が3%の場合、アメリカ北東部やカナダ東部周辺ではその上昇分に上乗せしてさらに30.5センチ上昇する。1%の場合でも、その上乗せは20.3センチだ。


 これは「かりに」の議論ではなく、差し迫った問題である。
 地球は温暖化しているのか、それとも寒冷化しているのか? それはグリーンランドの氷床の状態を見れば分かることだ。

 分析予測は未来のニュース記事を見れば検証できることである。分析に一貫性と正しさがなければ予測は当たらないし、自分の記事も一貫性が無くなるのである。

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