脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

「左脳がダメージを受け右マヒの後遺症が」友人のメール

2019年01月08日 | 左脳の働き・失語症

この年末年始にたくさんの日の出の写真をいただきました。あまりにも見事ですからご紹介します。
山梨七面山のご来光(M笠T子さん撮影)

写真だけ飛び込んでくるわけではありません。
友人からメールが来ました。「知り合いの方が脳梗塞なんです」でも、これだけの情報では何も言えません…
次の知らせを待っていました。
四国石鎚山系寒風山(K藤T司さん撮影)

お見舞いに行った様子のメールが来ました。青字がメール、私の類推は黒字で書きました
「車いすに座って」→下肢にマヒがある。
「けっこう、表情がある」→障害が思ったより軽いか?右脳はダメージを受けてないはず。
「右半身マヒ」→左脳障害がはっきりした。
「小さい声が出せる」→小さい声しか出せない?左脳に損傷があるので後遺症として十分考えられる
「話に対し必ずウンウンと相槌」→理解できているかどうかは不明。元来穏やかな、人の話に耳を傾けるタイプ?
「笑顔もある」→上記の穏やかな人柄を、さらに支持できそう。
「時々ため息も」→病状が安定してきて、現状の理解もできるようになったため暗澹たる思いに駆られている可能性もある。

熱海から(海からの日の出。写真サイズが小さくて失礼します)

私からの返信メールの要約です。
「失語症の状態がどのようなものか?足にマヒがあるので入力に問題があることが普通だが、その程度を知る必要がある。聞くことと読むことではどちらが良いか?単語と文章ではどうか?ハイ、イイエで答えられる質問でどのくらいコミュニケーションがとれるか?実物や絵とかイラストの理解はどこまでできるか?
出力も細かく見る必要がある。
言葉はコミュニケーションの道具だから、どのような能力があるのかをまず理解すべき。ということはむしろできないことにより注目することを意味する。
入力障害を持つ人とのコミュニケーションは、難しいことが多い。
左脳の障害は、たとえ言葉が思い通りに出なくても、感情が損なわれるわけではないので、感情の交流は十分に可能なので、ちょっと気が楽な面もある」

脳障害の解説①左脳が障害されても「目は口ほどにものを言い」

熱海から南下、伊東市北部からの日の出はまだ大島にかかりません。(T橋T里さん撮影)

二度目の面会の様子も知らせてくれました。
「満面の笑みで『お母さん』と。『お母さん元気ですか』といってくれたと思う」→そうかもしれないし、「○○さん」といいたいのに「お母さん」となったのかもしれない。
「言葉のオウム返しができる」→単語なのか文なのか。それがとどまることなく続くことはないか。
「懐かしい歌を覚えてる」→これは当然。「歌」を担当する右脳の損傷はないのだから。リハビリのヒント!
「看護師さんから笑顔は最高といわれている」→右脳の健全さと病前性格の良さ、対人親和性の高さなどを意味しているのだろう。
伊東市南部伊豆高原の我が家からだと、初日の出は大島の左岸の方から明るくなります。

10分足らずのスペクタクルショー!太陽が出てしまう前の方が、色彩は見事ですね。

伊豆高原でも少し高いところだと。高橋チヨミさん撮影。

メールでやり取りをしながら、隔靴掻痒(靴の上から足を掻く。じれったいの意味)の思いに駆られました。
これだけのやり取りでは、まだ失語症のパタンすら見えてきません。どこの能力があるのか(どの能力が損なわれたか)を知らなければ、リハビリの方向が決まりません・・・
失語症の理解のために、以前のこの記事をあげておきますので理解の手助けにしてください。

感覚性失語症の体験ーアナと雪の女王から

プロレベルの写真もお正月のプレゼントに。城ヶ崎海岸カフェ&コテージ JGarden からの初日の出(I井Y彦さん撮影)






 

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