脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

8月の右脳訓練ータニタ食堂と丸の内界隈(後半アルツハイマー病の解説)

2018年08月27日 | これって認知症?特殊なタイプ

今回の東京行きでは、もうひとつ計画がありました。
タニタ食堂。体重計や体組成計などの健康計測機器メーカーのタニタが社員食堂のヘルシーメニューを丸の内で提供、というニュースはずいぶん前に知ったのですが、場所までは調べていませんでした。

今回映画館から美術館の道順を確認していた時に発見。ランチは丸の内タニタ食堂でと決めていました。
いくつか目に付く工夫がありました。
注文したのは日替わり定食で、野菜沢山の味噌汁、鶏胸肉のキノコあんかけ、野菜の小鉢二つの一汁三菜。

野菜を多く、また大きく切る、火を入れ過ぎないなどの工夫で、噛み応えを残し満足感を満腹感を引き出すのだそうです。
テーブルにスケールが置いてあって、「ご飯は100gを目途にしましょう」との説明があります。自分でよそうのですが、私は少し少なめでした。

もう一つは、食事に20分はかけましょうということで、20分を表示してあるタイマーが。ゆっくりよく噛むと同時に満腹感を感じる時間でもあるのですって。残念!ちょっと早過ぎた。

このような工夫は、実体験が伴うだけに効果的ですよね。
一汁三菜は、だいたいクリア。問題が一つ出来。薄味といわれる私の舌でも、やや塩分が足りないのではというくらいの薄味。つまりもっと塩分を控えなくてはいけない…それだと夫からクレームが出てきそう…
帰宅してからちょっとチェックしてみたら、全国展開していたのに、秋田店が撤退とか。薄味すぎるのかもと納得してしまいました。
日比谷ミッドタウンからタニタ食堂に移動中、丸の内シャトル発見。

このバスにも一度乗ってみたかった!
路線図で確認したら11番から乗って13番で下車なのですが、ぐるりと一回り9番で降りました。30分間車窓からの丸の内見物。新旧ビル、特にオープンのニュースを聞いていたホテルを何軒も見て、ホテルラッシュを納得しました。金融機関の多いこと。それから新聞社も集中してることが実感されました。

乗り場は11番第一生命。一時間4本運行というお知らせだけで、バスの時刻表はないのです。

少し待っていいる間に、ここは戦後GHQが置かれたビルだと気づき、意を決して入って見ることにしました。

正面にエスカレーターが4基。下の写真は右半分。これと対称にもう2基。真ん中に特別警戒中の警察官が。実はこの建物の左側と右側にもほとんど同様の大規模入り口がありました。

エスカレーターまでの広いロビーで視線を横にすると、大きな絵画作品が展示されていました。

第一生命が現代美術VOCA展をサポートしているらしいです。

南北ギャラリーに過去のVOCA展の大作が沢山展示されていました。石造りの重厚感と高い吹き抜けの開放感が作品を引き立てているようでした。珈琲で一服し、思いがけずゆっくり第一生命ビルで遊びました。

30分のドライブそして下車後、三菱一号館美術館への道すがらまたクラッシックなビル発見。
この明治生命館は、古典主義様式の最高傑作として高く評価され、1997年(平成9年)5月に昭和期の建造物としては初めて国の重要文化財に指定されたものです。

ここでもマッカーサーが出席した会議が開かれたとか。この入口から出入りしたのでしょうか。
「第一生命保険相互会社」は右から左の横書きでしたが、ここは「明治安田生命保険相互会社」と左から右の横書きでした。
竣工が昭和9年と早いのでちょっと気になりました。戦後改修の際にこうなったのかもわかりませんが、先日縦書きと横書きについて調べたのでこんなところに目がついたのでしょう。こうやって興味がつぎつぎつながっていくのも、脳(まさに前頭葉機能)の面白いところですね。

アイアンの細工がみごとです。

見上げてびっくりしました。まるで外国みたいです。華麗な装飾が特徴のコリント様式の巨大な柱でした。

こういうエクスカーションも楽しいものです。
大学生の時、母と一緒に霞が関を通った時「あ、文部省、外務省、厚生省」「国会議事堂!」「あのレンガ造りの建物は?」と大喜びしたことを思い出しました。母子って似るんですね。
そしてもうひとつ思いました。
「父がボケちゃったから、僕もボケるでしょうか?」「母がボケちゃったから私も心配」という質問をよくされます。
遺伝性といわれるタイプ(これが本来のアルツハイマー病)は、認知症の中で1~2パーセントととても少ないのです。遺伝子異常を持って生まれますから、生活実態にかかわらず必ず発症し進行もとても速い。そしてこのタイプは若年発症という特徴もあって、ほんとうに大変な病気です。
私は数千人の認知症の方にお会いしました。その中でこのタイプ(本来のアルツハイマー病)の方は、たかだか数十人しかいらっしゃいませんでした。そして両親ともにボケてないのに、突然その人だけ発症してしまった方がほとんどでした(孤発性といいます)
家族の中に遺伝子異常が共通している家族性といえるケースはたったの2例でした。

親子でボケることももちろんありますが、生き生きとした生活をしていたのに、そして双方とも50歳代までに発病し、急速に進行してしまったのなら「遺伝性しかも家族性」。
二代にわたってボケた場合は、「高齢になって何らかの出来事をきっかけに生きる意欲をなくし、趣味も生きがいも交遊もなく運動もしないナイナイ尽くしの生活を続けていった結果、だんだんにボケていった」という共通点があるはずです。これは「遺伝子異常」によるのではなく、単にその家庭の「文化継承」と考えればいいのです。仕事一筋、趣味や友人もなく、何か起きてしまえばナイナイづくしの生活をするしかないような、よくない文化は継承しないようにしましょう(笑)

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