脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

インフルエンザから高血圧まで

2018年12月13日 | エイジングライフ研究所から

12月1日から、インフルエンザを発症してしまいました。
なんと初めての経験。たまたま2-3日前に夫がインフルエンザ発症。鼻に棒を突っ込んでインフルエンザA型という確定診断を受けていたので、「これは夫のインフルエンザが移ってしまった」と即自己判断。日曜日だったので慌てて当番医受診しました。今日の写真は尖石縄文資料館特別展「長野県の縄文土器展」から

私も鼻に棒を突っ込んでの確定診断。案の定インフルエンザA型でした。
39度4分の発熱も納得、腰の痛みも納得。2~3日は少し熱が残りました。それより不思議だったのは食事の時間になっても食欲がないことでした。ところが何か作って食べ始めるとちゃんと味もするし、特別おいしくないわけでもない…こういう経験も、今までにしたことがありませんでした。といっても大人になって風邪をひいたのは10回はないと思います。元気な体に恵まれてほんとに両親には感謝です。
「やっぱり普通の風邪と違うんだ、インフルエンザは」と、私の中ではインフルエンザは別格でした。

かといって重病ではありませんから、ベッドにiPadminiを持ち込んでいろいろ検索して時間つぶしをしました。
その中で、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」の風邪の特集がとても良い情報を伝えてくれました。「頭がすっきりする風邪の話」ぜひ読んでみてください!

「風邪は上気道に限局された、ウイルスの感染症。基本安静にして自己免疫力で回復させるべきもの。もちろん抗生物質は不要。おなかの風邪はない。抗生物質による影響の可能性が高い(確かに!抗生物質は細菌に対して効くんですものね!)」
「インフルエンザはウイルスが確定されて、ワクチンまであるし、特効薬も見つかってるだけ。それだけに診断されやすい(なんだ!そういうこと!)」
「予防注射は20%くらいしか効かないけど、感染母体が大きいので疫学的には効果はある(来年は受けましょう!)」などなど。「頭がすっきりする風邪の話」ぜひ読んでみてくださいね。

日曜当番病院のドクターが、聴診してくださって「血圧は?」と尋ねてくださいました。
実は数年前から高血圧を指摘されて、毎朝起き抜けの血圧測定をず~と続けています。それでいろいろなことがわかりましたが、ドクターに相談するチャンスもなくちょっと気にしていました。
夏を中心に4月から9月までの半年は血圧低め。130くらいで問題はありません。
10月になって冬が近づくと血圧は高めに推移し140ちょっと。
この話をしたら「降圧剤を嫌がったらいけませんよ。130が脳卒中を防ぐというエビデンスがありますから」といわれました。
「高齢者の基準値も同じなのでしょうか?」と一応聞きましたが、特別お答えはなく「心臓にもちょっと高血圧の影響があるような音がしてますよ」

上のグラフは2016年11月から今月まで2年間の推移ですが、はっきりと夏は低く冬は高いを表しています。
これならば、冬だけ降圧剤という考えもあると思いますが、実は話はそんなに簡単ではありません。上下動が激しいのです。
今月のグラフでもわかるように、一日で50くらい上下することすらあります。108-158-122とか一番低いと94一番高いと176.まったくもうどうなっているのか!

夏にも上下動はあるのです。全体低めですがポンと188ですってよ。

友人の心からのおすすめもあり、やはり循環器の専門医の意見を聞かなくっちゃあと思い立って、インフルエンザがすっかり治ったので熱海の総合病院に行ってきました。
「心臓のレントゲン、心電図、聴診。すべてに肥大や不整脈という問題は見つかりません。ただ体調が悪い時に、雑音が入るのかもしれないので、念のためにこの次に心エコーだけとりましょう」
血圧グラフも持参しましたが、「自律神経の問題でしょう。数値が上がったり下がったりしてる時に降圧剤は、かえって不安定を誘引したりするので、もう少し様子を見るということで。気温だけでなく気圧に連動する人もいますよ。全体的に右肩上がりになっていく場合は降圧剤が必要ですけど」

面白いもので、ドクターから「経過観察で問題ない」といわれると、まったくその気になって従来通り血圧測定だけ続けようという気になりました。
この血圧測定も、気弱な人だと高血圧の数値に振り回されるでしょうが、私の場合はデータがそろうと客観的に見てみたくなりますね。
月ごと平均値、最高値と最低値、一年の傾向とか、上と下の数値の関連とか。最初のころは心理的な要因はないかと思ったのですが、私の場合はそれは違うらしい。ちゃんと確かめたのです。夫と意見が合わず口争いになったとき、即、測ってみたのですが全然高くない(笑)それに今は起きてすぐに測ってますから心理的要因は考えにくいのです。
なんてことを推理したり整理したりすること、それはちょっと楽しい。(という前頭葉のタイプです)

もうひとつ。私の場合は脳外科で働きましたから
「ちょうど薬を切らしてたんですけど、どうしても仕事が忙しくて受診できなかった・・・」といった患者さんもいるにはいましたが、「血圧は問題ないといわれてたんですけど…」という卒中患者さんもけっこうたくさんいたという印象があります。
それに脳外科のドクターが「手術の最中は血圧は200ははるかに超えてるね」とよくいわれていました。
超百歳のかくしゃく老人の調査の時に「好きな食べ物は肉」と答えた人たちが多かったことも、血圧コントロールも大切ですが、血管壁も大切だろうという、考えに結びついていたのではないかと思います。私の栄養状態はいいはずです。

というわけで、インフルエンザから高血圧まで健康談議でした。
認知症で受診しても相変わらず「年齢相応でしょう」といわれてしまう話をよく耳にします。
私はドクターの説明に納得できましたが、それは「血圧が乱高下する」という私の訴えに対する説明をきちんとしてくださったからです。
小ボケの症状を訴えた時に、認知症専門医はどう思われるでしょうか?重度認知症を見ていらっしゃると
「いくつかのことを同時進行的にさばけない」
「意欲も発想もわかず、ボーとしている」
「居眠りが目立つ」
「手際が悪く、根気も続かない」
「おしゃれでなくなった」
「今までのお母さんじゃないみたい」
「献立が単調。同じものを何度も買う」
「同じことを繰り返し言う」
「動作がもたもたしてきた」
「会話に加わることができない」
「やたら鍋を焦がす」このような症状が認知症の始まりだと思われるでしょうか?
これらはすべて前頭葉機能ですから、前頭葉に目を向けないと何もわかりません・・・



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