平々凡々 されど日々新たなり  ~この指に 止まってくれる 風を待つ~

ゆく川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらずとか-。「今までのこと これからのこと 何気なく感ずる小さな夢のことを」

OUJ(放送大学)の旅・心理学探究 (9) ~OUJ4年目の春を迎えて~

2014-03-17 | 放送大学(OUJ)

                   

            ~咲き始めた庭のモクレンの木の下でくつろぐ愛犬ハナ~                                   ~散歩路で出会う花たち~

 '14.3.17(月)

ここのところ理研の小保方晴子先生達が権威あるイギリスのネイチャー上で発表したSTAP万能細胞に関する論文

の中味に対しインチキではないかという話題で連日賑やかな報道がなされている。

また一週間以上前にクアラルンプールを離陸し一路北京へ向かうはずだったマレーシア航空機ボーイング777機が

乗客239名ともども行方不明となっているニュースも世界の関心事である。

世界のニュースといえば、

ウクライナ南部クリミア半島のクリミア自治共和国と特別市セバストポリで、ロシアへの編入の是非を問う住民投票が

昨日行われた事態も無視できない。少数先住民族クリミアタタール人の存在を置き去りにし半島で6割以上を占める

ロシア系住民らの賛成により、編入の承認は確実で事実上の国家分裂は避けられない情勢が続いている。

これに対し、

ロシア軍による現時点でのクリミア支配を欧米メディアは「密やかな侵略」と呼んで警告を発し、今回の住民投票を認

めていない。

 

さて、

昨日から妻は刈谷市富士松に住んでいる次男の所へ一人住まいの家中の掃除や庭の手入れをするといって出かけ

ている。

こういう時の私の夕食は、

同居の長男がいれば二人で外食することとなるが、昨晩は彼も早朝からのバスツアーでまだ帰宅しておらず、

愛犬との散歩の途中で購入しておいたしゃぶしゃぶ鍋を自宅で一人手料理するという昨晩のような事例となることが、

たまに起こる。

早めの入浴の後、しゃぶしゃぶをつまみに熱燗で晩酌しつつNHKの大河ドラマ「軍師・官兵衛」を見て過ごした。

 

 

本題に入ろう。

放送大学の単位認定試験が終わったあとの今年の2月と3月は、昨年の同時期に比べずっとのんびりした生活が続

いている。昨年のこの時期は地元のS東高校へやってくるというスウェーデンからの留学生へのにほんご授業の準備

で大慌てだった。

彼とのにほんご授業による交流も昨年末で終わり、更にこの4月末で地元T神社の氏子総代役の任期も全うすること

となっており、4年目となる今年度(2014年度)こそ放送大学の学習に専念できる環境が整ってきたというわけである。

 

それにつけ、一つのテーマが今、大きくのしかかっている。

放送大学の1年度は4月からの1期と10月からの2期の2学期制をとっている。

卒業に必要な取得単位数は4年間以上で、下記に示す3領域(A+B+C)の合計が124単位必須となっている。

ここで卒業を意識した今、今年度夏までに科目「卒業研究」を申請し無事認可された上、来年度一年かけて研究論文

を執筆するという道を選択すべきかどうか、大きな岐路に立っているというのが正直な現在の心境である。

難解であろうこの科目を選択した場合、一年間余まともに情熱を集中しなければならなさそうだからである。

或いは卒業への近道のみを考えるならば別の仕方もあり今年度末の卒業も可能なのである。

卒業研究を選択せず合計124単位になるよう一般科目の認定試験を通過させ今年度末に卒業するという道である。

 

因みに、

丸3年目となった前年度2期(2013年度2期)、2014年3月末時点での修得単位数は以下のようになっている。

・領域(A):放送授業:履修済みは76単位。(卒業に必要な単位数は94単位でありあと18単位不足

・領域(B):面接授業:履修済みは17単位。(卒業に必要な単位数は20単位でありあと3単位不足

・領域(C):放送/面接授業:該当履修なし。(卒業に必要な単位数は10単位でありあと10単位不足

合計すると、18+3+10=31。卒業までにあと31単位が不足ということになっている。

 2014年4月から始まる2014年度1期の科目申請は既に登録決定され、先日8万8千円の学費を振り込んだ。

この登録科目内訳は以下の通り。

 

領域(A):2014年度1期放送授業6科目(1科目2単位)

  ・言葉と発想(’11)

  ・教育と社会(’11)

  ・特別支援教育総論(’11)

  ・格差社会と新自由主義(’11)

  ・心理と教育を学ぶために(’12)

  ・睡眠と健康(’13)

 以上であるが、都合により2013年度2期に認定試験を受けなかった下記の2科目も学習対象となる。

  ここで細部を語れば、下記の2科目とも科目区分でいうと総合科目に属している。

 卒業に必要な条件の中に総合科目は4単位以上修得のことというのがある。今まで総合科目は2単位

 取得済みであるから下記の2科目のうち1科目(2単位)でも合格できれば、合わせて4単位修得の条件

 はクリアーされることになる。

  ・世界の中の日本(’09)

  ・色を探求する(’13)

 これらを合わせた8科目の放送授業を2014年1期の認定試験で合格すれば16単位得られることになる。

前項で述べた領域(A)放送授業あと18単位不足は、2014年度1期末ではあと2単位不足になる。

 

領域(B):2014年度1期面接授業4科目(1科目1単位)

  ・認知心理学の基礎と応用

  ・科学とジェンダー

  ・「気持ち」を表現する基礎英語

  ・健康の社会的格差

 この4科目の面接授業を全部合格するとすれば4単位得られることになり、

前項で述べた領域(B)面接授業あと3単位不足が、2014年度1期末で不足なしということになる。

 

領域(C):放送/面接授業の項目に該当するのは、前(B)2014年度1期の面接授業4単位のうち余った1単位で

あり、前項で述べた領域(C)放送/面接授業あと10単位不足が、2014年度1期末で9単位不足ということになる。

 

以上をまとめると、

2014年度1期対象の科目が1期ですべてクリアーされれば、2014年度2期開始時点での不足単位数は、

(A)放送授業で2単位即ち1科目

(B)面接授業は不足なし、

(C)放送/面接授業で9単位即ち、例えば放送3科目と面接3科目

ということになる。

 

つまり2014年度2期に放送授業4科目と面接授業3科目修得しさえすれば卒業に必要な単位数124に到達する。

これで2011年4月入学から4年目にあたる今年度末(2015年3月末)で当初の計画通り卒業できる運びにはなる。

勿論、認定心理士資格取得に必要な科目はすでに履修済みであるから卒業と同時に資格申請も可能である。

これは難しいことではなく、今までのペースから鑑みて十分可能な数値であり流れである。

 しかし、個人的にはこういう形で卒業してしまうことに、いささか抵抗感を抱かざるを得ないのである。

 

「卒業研究」は担当教授とじかに接触しながら一つの論文を作成することが求められるより次元の高い科目だと考

えられる。それゆえ科目「卒業研究」に対しては6単位(放送授業分3+面接授業分3)が与えられているのだろう。

科目「卒業研究」を選択しなくても、上記のような道順で卒業することは可能である。

「卒業研究」は卒業への必須科目ではない、からである。

しかし、

どうせなら「卒業研究」体験を通してやや突っ込んだ心理学的学究の世界を垣間見たいという欲求と好奇心が心の

底に潜んでいる。

そして、できうるならばその上の大学院過程をも挑戦し、本格的な心理学の世界に浸りたいという気持ちもある。

 

ここで問題なのは、

科目「卒業研究」を履修するためには、前年度のしかるべき時期(8月下旬)までに「卒業研究申請書」を作成・提出し、

その審査により履修が認められなければならないということである。

私は未だこの「卒業研究申請書」に手をつけていない。

つまり、

「卒業研究」を選択しようとすると今年度末での卒業はないということである。ここに迷いの源泉がある。

いわゆる「卒研」に挑むとすれば、

今年度はその「卒業研究申請書」の作成と提出さらには審査での認可という過程が待っているということ、

そして来年度一年かけて「卒研」に挑み論文発表まで持ち込んで初めて6単位取得が可能だということである。

 

本来ならば、昨年度(2013年度)に卒業研究申請書を作成提出しておけばよかったと言えるのであるが、

迷いや、その他色々な出来事があってそれを諦めた。

もう一度初心に立ち返り、何のために、何を得ようとして放送大学に入学したのかはっきり自覚すべきである。

今は、ただ前を向くのみだと思って間違いない。

 

2014年度を迎えるに当たり、今ここで進むべきこれからの進路選択には二つの道程が考えられる。

・一つは、科目「卒業研究」を体験することなく124単位を全うし、今年度で卒業する道程

・一つは、今年度中に「卒業研究申請書」を提出、それが受理されることを前提に、来年度一年かけて科目「卒業研究」

 に取り組んだのち卒業するという道程。

どちらにするか、である。

 

安易な道程でよければ、「卒業研究」を選択しなくても卒業はできる。

しかしその後の道に続くべき残物に期待するものは少なかろう。

「卒業研究」に挑戦することは、そのことだけでもさることながら、未知の世界への新たな窓を開いてくれそうな気もする。

そうは申せ、どうせなら、どうせならと自己満足だけで「卒業研究」を選択するのもよかろうが、臨むだけの能力や忍耐力

があるか、冷静沈着に見極める必要もあろう。

更に今や、

学究的なことへの憧れだけで挑む年齢なのかという視点も浮かんでは消え、消えては浮かんでくる。

「卒研」なしで今年度末卒業すれば70歳での卒業であり、単純な当初目標はクリアーでき進み方もシンプルで済む。

「卒研」に着手し、うまく行って来年度末卒業するということなら71歳での卒業となる。

この1年の差をどう考えるか。

 

さて、ここで「卒研」を選択したらという前提に立ち、話を元に戻して考えてみる。

上記のスケジュールによると卒業までには2014年度1期末で11単位不足(Aで2、Cで9)だということになる。

これを埋めるべく2014年度2期で11単位全部修得してしまうと自動的に卒業となって、

「卒研」にチャレンジする機会を逸してしまうことになりかねない。

 

「卒研」の6単位分を2015年度中の(C)領域の6単位に充てると考えれば、

2014年度2期で取得すべき単位は、(A)の2単位、(C)での3単位で十分である。

例えば、放送1科目+面接3科目、或いは放送2科目+面接1科目など余裕ある選択が可能である。

こうなれば、この時期に卒業研究への足掛かり時間をとることもできよう。

逆に(C)での6単位は2015年度用として必ず残しておかなければいけない。

こうすれば卒業研究の課せられる2015年度は他の科目を選択することなく科目「卒業研究」にのみ専念できるわけだ。

 

ここまでくると、2014年度中に31単位-6単位=25単位を修得すればよいのだという別の考えもできる。

即ち、すでに2014年度1期用として科目登録してある放送授業6科目+2科目、面接授業4科目をこの学期で全部修得

しようとすると、「卒業研究申請書」作成提出に支障が出るかもしれない。

・支障が予想される場合には多少の放送科目を2014年度2期へ廻すことも可能ではないか。

・この期はとにかく「卒業研究申請書」作成提出へ力を傾注すべきである、

という考え方である。

 

とすると、

今からでも早くはない。「卒業研究申請書」作成に向け下調べを始めることが当面の我がなすべきことと考えられる。