今・ここ・この瞬間

何気ない日常の中で小さな発見があったら新鮮かな~とか思う今日この頃。のんびりお付き合いください~。

泣ける季節

2009-04-22 | 子ども事情
ここ最近涙腺ユルユル状態。
なぜって来週の月曜日息子1がオーストラリアに旅立つ。
WWOOF(ウーフ)という組織の就労ホームスティのため。
そこではカンガルーの世話をする代わりに
食事と宿泊を提供してもらうというもの。

なぜウーフと聞かれれば長くなるので
次回にいきさつを書かせてもらいますが。

一応一年間の約束で行くことに。
親元を離れるのは二度目。
最初は小学校六年生の時一年間だけ山村留学で
長野県へ一人で旅立った。

いくら本人の意思とはいえちっちゃな背中が泣いていた。
たくさんの村の人、同じ留学生にかわいがられ
思いっきり楽しんできた一年間。

離れることは慣れているつもり。
今回は18歳にもなるんだから
どってことないはずだけれど
家を離れれば何があるかわからない
(家にいたって何があるかわからないけど)
ましてや今度は勝手もわからない海外ときた。

家を出すからには最悪のことも心積もりして
覚悟を決めてるつもりだけど
実際はどうよ。
ほんのちょこっと家を離れるくらいでオタオタ
しちゃって。
息子1の物理的な存在が
この家から消えることの寂しさ。
いつも魚6切れ買うところ5切れ買う現実。
こうゆう些細な行動がズキッとくるというもの。

子どもは預かり物だからいづれは親元離れて
自分の世界で生きていくんだから。
そう自分に言い聞かせてはみるものの
寂しいものは寂しい。

フト親ってのはみんなこんな思いを
してきているのかなと思った。
私の親も口にこそ出さないけれど
私がお嫁さんに行く時こんなキモチだったのかな。

進学で遠地に行く子どもを見送る親も。
結婚して家を出る子どもに対しても。
転勤で離れてしまう子どもへも。

それでも、でも子どもは元気でいるんだから。
離れてたって生きているんだから。
何をうろたえる。

子どもにしてみれば親のキモチなんて
どこ吹く風。
目の前には新しい世界が待っている。


そんな親のキモチを考えていたら
車で15分の所に住んでいる母親から
今日手紙が送られてきた。

こんなこと初めて・・・。
お父さんの愚痴に始まり
(まぁいつも電話でしゃべっていることだ)
最後は私に対して
【心配しないで大丈夫だよ。】
【お母さんは幸せだよ。】という言葉で結んであった。

人生の大半を病で過ごした母の人生は
決して幸せとは思えなかった私には
思いがけない手紙の内容にただただ涙が溢れた。
子どもの私が思うのも変だけれど
親には幸せであってほしい。
まさに母親からの言葉は夢のよう。
これ以上の嬉しいことがあろうか・・・。
さっきまでの親のキモチから
子どものキモチに瞬間移動した。

自分の親が幸せだって思っていることが
子どもにとってどれだけ幸せなことか。
逆もしかり・・・かな。

息子1を想いセンチになっている私へ
母からの時空を超えたギフトだったのかもしれない。

泣ける泣ける桜散る季節。





ハグ

2009-04-10 | お仕事
新しいメンバーでの新学期が始まった。
考えてみると異動がある限り
同じメンバーで1年も2年も一緒に仕事はできない。
だから今年度のメンバーも一期一会。
そう思うとどんなきついキャラでも頑張れる。

けど今年は違う!何がって職場の雰囲気が・・・。
なんかとってもフレンドリーで、優しい。
メンバーが変わるだけでこんなに変わるもんなのか。
それをいち早く感じるのは子どもたち。

前年度一年間学校に登校しても
30分がやっとだった中3の男子が
今日今年度初めて登校して
なんと!!給食まで食べて帰った。
これは親も私も想定外のサプライズで嬉しい驚き。

だって担任の先生が今日は相談室で1時間も世間話して
挙句の果てには空手稽古のデモまで始まり
それはそれはオモローだった。

そんな嬉しいことがあったもので
昼休みはテンション上がりまくりの私は
相談室に遊びに来た3年生の女の子たち
4人に【久しぶり~!!】と代わる代わる抱きついた。
なんかテレながらも嬉しそう・・・
と私は勝手にそう思うことにした。

でも前年度は来室するたびに機嫌が悪そうに
横柄な態度の彼女がハグしたら
体をよじったものの
その後の態度がいつもと違ってた。

なんかそれも嬉しい出来事。

給食食べたことでこんなに喜べるって
どんだけー。
いつもと違う表情したから喜べるって
どんだけー。

こんなことがあるからこの仕事やめられません。





納棺夫日記

2009-04-06 | 趣味・興味
去年何気に観た『おくりびと』
『死』をテーマに、でも重くなく
たんたんと死者を送り出す
もっくんの所作があまりにも美しく
静かに心に残った。
まさかのオスカー受賞に日本中が沸いたのは
ついこの間。
であるならば元になった本を読んでみようと
アマゾンに注文した『納棺夫日記』
吸い込まれるように読んでしまった。

著者の青木さんが『おくりびと』の原作本として
遠慮した理由が読んでわかった。

『おくりびと』とテーマが、視点が違う。
青木さんは死後の世界に視点をおき
死者と向き合う中で光を探求していく。

【死に向き合いながら実は死から目を逸らしていたが
己を丸ごと受け入れてくれる存在に出会ってから
思想が一変する。
死をタブー視する社会通念を批判しながら
自身がその延長線上にいることに気付いていなかった。】
と青木さん。

【蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた】
【数週間で死んでしまう小さなトンボが
何億年も前から一列に卵を連ねていのちを続けている】
と気付き涙する著者。

著者の生の根源的な光の探求は三島由紀夫に始まり
宮沢賢治、金子みすず、物理学者に精神科医
ゲーテを経て親鸞へと導かれ、展開される。

人間の欲望と自我の問題をヒューマニズムで
摩り替えることなく
その奥にある問題への眼差しや
死の向こう側にあるものへ視点を置き
たゆむことなく問い続ける姿勢は
著者の生き方そのものので感銘を受ける。

【平気で死ねる】から何があっても【平気で生きれる】
への著者の変容はとても印象的だった。

生活に根ざしたものの中にこそ
実相があり
死を見つめることで生が輝いてくるのだと思う。







腕時計

2009-04-05 | 子ども事情
千鳥が淵の見事な桜に迎えられ
日本武道館での息子3の入学式。
感動の式典に田舎者の私一人テンションが上がる。

これから3年間大いに青春を謳歌しとくれよ息子3!

帰りは秋葉原の電気街で入学の祝いで腕時計を買う。
『義務教育が終わっんだからこれからは
自分で時間を管理しないとね。』
な~んてもっともな事言っちゃてるよ私。
けど時間にルーズな私の言葉は重みがない・・・。

たくさんの時計を見ていると目が肥えてきて
いいものに目がいく。
一生使うと考えて奮発しようか!と私。
失くすかもしれないからいいよ。と息子3。
失くしたらどんだけ責められるか
わかっているんだわぁ~。なんて不憫な息子3

けどまんざらじゃないみたいで
寝るときもずーと外さずにいた。

私もここまでよく頑張ったでしょうのお祝いで
今更ニンテンドーDSを自分にプレゼント。
これでお勉強をするのだ!

我が家ではじめてのDS。
腹をすかした狼が狙ってる。

シャンプー

2009-04-03 | 発見
今日はデジタルパーマっていう
流行のパーマなんかをかけてきちゃいました。
高校の入学式もあるし。
髪の毛が濡れるとクルクルになる
従来のパーマと違って
髪の毛に熱が加わるとウェーブが出るっていうもの。

シャンプーしてもらうのはホントに気持ちいい。
スタッフの子に一日何人の頭を洗っているのか
聞いてみたら
日によって違うけれど10人くらいだって。
いくら仕事とは言え大変だわ。
でもその子、昔いた先輩にしごかれたから
お陰で苦にならないです!って。
練習でその先輩にシャンプーをする時
厳しいわ、髪の毛の量も長さもすごいわで
嫌だな~ってその頃は先輩の事嫌いだったけど
今は先輩に感謝ですよ~。って。
そんな風に思えるってすごいなぁ~。

その場を適当にやり過ごして
好かれるのは簡単だけど
嫌われてもいいから
結果的に厳しくなっても
相手のことを考えて行動していくのって
難しいけど大切だなと思った。
その時は誤解されても
動機が心からの思いやりならば
いつかは分かってくれるもの。
いや、分かってくれなくてもいいのかも。
それができるのも強さと優しさがないとかな~。

シャンプーしてもらいながらそんなこと考えた。


お米の事情

2009-04-01 | 発見
今日お米研いだらびっくりよ。
炊飯前にしばらく放置しといたら
ぶちぶち、ぷくぷく、ぎゅにゅぎゅにゅ・・・。
あらぁぁ~なんかしゃべってる!!
いつもは大急ぎで炊飯スイッチを入れるから
気が付かなかった。
だからなんだ!
お米を洗った後は10分くらい経ってから
炊飯って昔から言うよねぇぇ~。

で、ホントに10分くらい経つと
シーンと静まり返るの。
『どうぞ、炊いて!もう思い残すことはないから』
って感じ。

なんかくだらないんだけど
すごいこと知っちゃったみたいな