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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#発達トラウマ障害 #バラバラな気持ちと考えることと身体 #死体もバラバラにしたい #心が事の生みの母

2018-06-09 08:48:07 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 
現世考: ある一人のクリスチャン女性の死に方
  鎌倉プリンスホテルからの海の眺め  役立たずと役立つ者   「怒り+不安」の風  やり取りができない人、それはプライベートな人、すなわち、それは......
 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』

 6章。「身体を失くすと,本当の自分も失くすよ」,p.93,1行目途中から。


後帯状皮質(訳注:上の2番目の写真の部分)は,また,脳以外の身体から来る様々な感覚を記録する脳の部分とも関係します。すなわち,島(insula)[内臓から感情の中枢にメッセージを繋ぐ所],頭頂葉(parietal lobes)[感覚情報を一纏めにする所],前帯状皮質(anterior cingate)[いろんな気持ちと考えることを一纏めのする所]とも関係します。

 

 

 発達トラウマ障害の人は,この後帯状皮質がうまく働かないのですから,内臓から感情中枢にメッセージをうまく送れないので,体感がなくなりますし,感覚情報もバラバラのままですし,いろんな気持ちと考えることもバラバラになってしまいます。

 発達トラウマ障害の子どもも,青年も,大人も,気持ちと考えることと身体がバラバラな状態では,落ち着いたり,安心したり,元気になったりすることが,日々できないのが当たり前になりますよね。

 座間市殺人事件の容疑者が,殺した女性たちの身体をバラバラにしたことと,パラレルでしょ。人間がやる事: matterは,自分の心が母体 : motherになり,心のままに外に出るものです。

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