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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
15章。「過去に行ってみよう:EMDR」,p.258,第3パラグラフから。
暴露療法の間,患者さんたちは,文字通り極端に動揺します。患者さんたちが,トラウマ体験に舞い戻るとき,心拍数,血圧,ストレスホルモンが跳ね上がります。しかし,もし,患者さんたちが治療に何とかとどまり,トラウマ体験を生き続けると,トラウマの出来事を思い出しても,徐々に反応しなくなり,落ち込むまずに済むようになります。結果として,PTSD得点の点数が減ります。しかし,私どもが知る限り,単純にどなたかを古いトラウマに晒しても,トラウマ記憶が人生全体の文脈に組み込まれたりはしませんし,トラウマを負わされる前に関わりがあった人や仕事に喜んで関わるレベルに回復するのは稀です。
暴露療法は役立たずです。