＃731部隊 ＃悪魔に悪魔の自覚はない ＃倫理は割愛 #知の権威と恥の権化

 

 

 

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不安定なニッポン人

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　731部隊のNHKの番組，ご覧になった方は，かなりおられるでしょう。

　14歳の時から731部隊で働かされた元少年兵の人が，罪滅ぼしの証言で，「医学博士，薬学博士，…各界の権威が集まっていました」とありましたね。

　そして，「負けた」となれば，一番最初に，この「学者たち」は逃げ帰って，罪に問われることもなく，京都大学，金沢大学，北海道大学などの大学などの要職に就いた，ともありました。

　他方，ロシアに捕まった人たちもいました。その中には，自分達の罪を告白したものもいましたね。

　方や，日本に逃げ帰った，吉村寿人(ひさと)京都府医科大学学長(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%9D%91%E5%AF%BF%E4%BA%BA)は

「自分は，非人道的な実験は行っていない」

「凍傷や凍死から，兵隊を守るために，部隊長の命令に従って研究をしただけだ」

「良心を失った悪魔になったわけではない」

　と仰せです。

　この話を聞いて，

「悪魔に悪魔の自覚はない」

と強烈に感じましたね。

　近代科学は，人格を課題としませんから，近代科学の「知の権威」は，倫理を割愛して終いにする愚の骨頂「恥の権化」に陥るのです。