エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

自分の魂がとっくの昔に死んでいる者は、ゲラゲラと人を笑い…

2016-10-14 07:58:49 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
日毎に真実の関係で生きること =個人と社会を結び付けるもの
  人の心には、人様の真実がなくてはなりませんね。 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』p.81の最後の行から。  ......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.137、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 このセラピーの段階では、マリリンは、あの首を絞められる夢に関係する、いろんなイメージ、いろんな感覚に繰り返し溢れていましたね。4歳の時、目を腫らし、首がヒリヒリ痛み、鼻血を出して、台所に坐っているのを、マリリンは思い出しました。その時、父親と伯父さんは、マリリンをゲラゲラと笑いものにして、「バカな娘だ、バカな娘だ」と呼んでたんですね。

 

 

 

 

 

 幼児のレイプの時、その子は、血を流し、顔を打たれて腫れているでしょう。でも、そんなひどいことをした大人は、ゲラゲラとその子どもを笑いものにしている。ゲラゲラと人を笑いものをする者達は、それで「自分が上」になった、束の間の優越感を味わっているんです。しかし、自分が「魂の殺人者」であり、「お前はすでに死んでいる」と漫画の主人公に言われないからか、とうの昔に自分の魂が死んでいる」ことにも、お目出度くも、気が付きません

 「自分の魂がすでに死んでいる者」が、「魂の殺人者」となって、子どもを、子どもの魂を殺しているんです

 

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