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安田高校野球部、準々決勝惜敗 1987年

2017年06月22日 | 歴史

  1987年7月27日の新聞記事から(誌名記録無し)

「堅守と、巧打を尽くした新発田農が1点差を守り切って強打を誇る安田に辛勝した」 ← 新聞記事の文です。

新発田農は1対1で迎えた4回、3点を奪取。7回にも佐藤の本塁打で優位に立った。又、渡辺~小柳の継投が功を奏し、後半の安田の追撃を最小限にくい止めた。 安田は5回、2点を加点し新発田農に1点差まで詰め寄った。その後、新発田農の加点で再び2点差になった8回にも1点を返した。

 

「新聞の記事から抜粋」 9回表二死、最後の打者石月君の打球は投前に転がり一塁に転送された。突然、安田のベンチから「よし、行こう」の声が上がった。一斉に飛び出した選手たちは、本塁上に駆け寄り、新発田農ナインに握手を求めた。全員が総立ちになって拍手を送る一塁側観客席。それにこたえるように、安田の選手たちは、こぶしを上げ自分たちの健闘をかみしめた。

快進撃だった。4回戦までに33得点と打ち勝って手に入れた初のベスト8入りだった。  安田は強豪新発田農を相手に、威圧されず、のびのびとした野球を展開した。 4回、3点を奪われベンチに返ってきた野手たちは、笑顔で冗談を交し合った。「十倍にして返そうぜ」。そして、5回表、2点を加点した。

試合後、釣巻主将は「負けても精一杯やったら、笑顔で観客席に手を振ろうと思っていた」と語った。  勝った新発田農の松田監督は「うらやましいチームだった」と話した。

球場前の集まった安田の選手たちの前を、新発田農の選手が乗り込んだバスが通った。安田の選手たちは帽子を振り口々に叫んだ。「ありがとう」「頑張れよ」。

何か、野球青春映画のような場面と活躍でした。 安田ナインを見て感動した新聞記者が書かれた文章です。 本当に、拍手です!!

 

準決勝で新発田農は3対1で五泉に勝利。 決勝戦では中越に8対3で勝利。 「夏3連覇」を目指した中越を破り、新発田農は6年ぶり4度目の甲子園出場を決めました。  安田は新発田農から4点を取りました。準決勝の五泉は1点。中越は3点。 もし、対戦の組み合わせが良かったら、安田は決勝戦まで進んだ・・・かも。

30年ぶりに、この新聞記事を読み返し、胸が熱くなりました。 30年前の話です。 今の阿賀野市が忘れている何かが有ったのでしょう。

今回で「安田高校野球部の話」は終了です。  歴史の記録として投稿しました。

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