映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ディーン・フジオカ主演の映画「結婚」です。
原作は、前回紹介した誰かの木琴の直木賞作家・井上荒野。監督は朝ドラでディーン・フジオカの火付け役となった西谷真一で、今回もアマゾンプライムで視聴しました。
物語は、ディーンフジオカ演じる結婚詐欺師の古海健児と4人の被害者と妻、そして謎の未亡人が健児を中心にうごめいていく恋愛ドラマです。うごめくと言っても、ドロドロした状況はなく、クールというよりは、爽やかな結婚詐欺師の隠された過去と内面に迫った感じです。ここら辺が、ディーンファンにとっては、何ともたまらないと思いますが、内容としては、とっても薄いものでした。
ディーン・フジオカは、国際俳優として、ミュージシャンとして、両面の才能は持っていると思いますが、日本映画やドラマでは、その存在感は薄らいでしまうような気がします。むしろ今回の作品は、妻役の貫地谷しほり、騙され役の安藤玉恵、柊子、中村映里子、松本若菜、そして萬田久子という異なる個性の女優陣が引き立った作品でした。
女性にとっては、ディーンの魅力が満ちた、男性にとっては、女優陣に惹かれる。それ以上でもそれ以下でもないです。興味のある方だけ観ればいいと思います。