今年のサンレモ音楽祭が下品だったといいます。
こちらがイタリア在住のミホさんの動画から。
#74 史上で最も破廉恥だった?サンレモ音楽祭 - YouTube
ヤフーニュースからフィガロジャポンを。
バストトップが丸見え!?キアラ・フェリーニのドレス、音楽祭を動揺させる(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース
イタリア音楽の祭典のオープニングに、インフルエンサースターのキアラ・フェリーニが選んだのは、女性の裸体を描いた魅惑的なだまし絵の衣装など、ディオールの特注ドレスの数々だった。
第73回サンレモ音楽祭は、2月7日、イタリア北部の海岸沿いの町で盛大に幕を開けた。その理由は、国民的アイドルであるキアラ・フェラーニが、イタリアの人気音楽イベントのプレゼンターを務めたからである。このインフルエンサーは、アリストン劇場のステージで裸と見間違える姿で現れ、その存在をアピールした。
(中略)
キアラ・フェラーニがアンバサダーを務める「ディオール」によるメイド・トゥ・メジャーで、「sans vergognes」と名付けられたこのドレスは、2018年春夏のオートクチュールモデルからインスピレーションを得ている。全体が刺繍されたこの新バージョンは、コミュニケーション作戦の一環だ。実際、キアラ・フェラーニは、サンレモ音楽祭への参加を、女性に対する暴力との闘いという看板の下に位置づけている。その思いは、出演料をD.i.Re(Donne in Rete contro la violenza、暴力に反対するネットワークの女性たち)協会に寄付することでも示されているが、音楽祭のステージで着用した4つの衣装でも示されている。
メッセージ性のあるドレス
ビジネスウーマンは、それぞれ異なるメッセージを込めた4着のドレスをつなぎ合わせた。だまし絵のドレスは、原罪を背負ったイヴの神話を想起させる。スターのInstagramアカウントから得られたネガティブなコメントがプリントされた、ヘイトに対するドレス。クレア・フォンテーヌのアーティスト、フルヴィア・カルネヴァーレとのコラボレーションによるマニフェストドレスには、「Pensati libera(自由に考えよ)」と刻まれたストールが添えられている。最後に、クリノリンが見えるケージドレスは、女性の監禁の寓話である。ディオールのアーティスティック・ディレクター、マリア・グラツィア・キウリが得意とするスタイリングだ。
(後略)
ディオールがなぜこんなデザインをしたのかと思ったら、なんと2017年から、ベルナール・アルノーのLVMHに買収されていました。
(LVMHはルイ・ヴィトンも傘下に入っていますが、最近は・・・
草間彌生氏、ルイ・ヴィトンとコラボ パリに巨大人形(2023年1月撮影) - YouTube)
抜粋:
2017年- 「LVMH」がクリスチャン ディオール クチュールを65億ユーロ(約7735億円)で買収。ディオールが完全にLVMHの傘下にし、グループ構成のシンプル化を図る(LVMHの株式の41%を保有しているクリスチャン ディオールがクリスチャン ディオール オートクチュールの親会社だったがLVMHの子会社へ。さらにベルナール・アルノーLVMH会長兼CEOが運営する投資会社、グループ アルノーが、クリスチャン ディオールの株式も買い戻し、これも100%子会社化)
「ディオール」の代々のデザイナーが泣いていることでしょう。
しかし、「フェミニスト」で「女性の裸体をさらす権利」を挙げている人ってどれだけいるのでしょうか?
「フェミニスト」も「LGBT」も今は「フランキスト」風になっている気がしています。
オーストリア・ハンガリー帝国-3(中止) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
タデウシュ・ボーイ・ゼレンスキーの母親とザモイスキ家の家庭教師をしていたNarcyza Żmichowska - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
オマケ:
メッセージといえば、80年代終わりから90年代、ベネトンのオリヴィエロ・トスカーニ(カメラマン)が話題性のある写真をとりました。彼はデザイナーではないですが、ファッション性で言えば(+知性と品性も)、こちらに軍配が上がると思います。