Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

Turin, Miran,Munich, Zurich, Prague・・・はどこ?

2013年12月04日 | 異文化

私はもうペンフレンドを増やす気がなかったのですが、先月またエミリア・ロマーニャに住む、48歳のイタリア女性と文通をすることにしてしまいました。

彼女の名前はクラウディアさん。2人の男の子のお母さんで、子どものころ見た本で東アジアの図鑑を見てから東アジアにあこがれ、その後、日本のアニメや本、映画がきっかけに日本全般に興味を持つようになり、今はインターネット他、日本語堪能のイタリア人の大学生から日本語を学んでいます。

そんな彼女からのメールは、3分の2が英語、残りが日本語。

先日の彼女のメールには、フィレンツェの日本フェスティバルに行った話が書かれていましたが、固有名詞である地名や名所名が、

「フィレンゼ」

「ポンテヴェッチオ」

「ピアッザデッァシニョーリア」

「サンタマリアデルフィオレ」

「ムセオアィナリ」

となっていたので、普段頼まれない限り添削をしない私も、これらについて一般的に使われている日本語読みに添削して返しました。

ところで、この中の「フィレンゼ」は、Firenzeをそのまま変換した結果でしょうが、彼女は日本人が欧州の地名を英語ではなく現地読みにすることを知っていたのでしょうか。

トリノのペンフレンドのファビオさんが、最初に私にメールをくれたとき、

“I live in Turin.” と書いてきたので、私は彼がどこに住んでいるのか、調べるまでわかりませんでした。

チュリンはトリノの英語読み。(元はピエモンテ語)

フィレンツェが英語でフローレンス、ヴェネツィアが英語でヴェニスになることは頭にあっても、トリノが英語でチュリン、ミラノがミランというのまでは頭が働きませんでした。(「ミラン」はサッカーチームのおかげでよく知られるようになりましたが・・・。)

これはイタリアの地名に限らず、ミュンヘン、ケルン、ウィーン、チューリッヒ、ジュネーブ、プラハ等々、非英語圏の地名で、英語読みにされると戸惑うものがいくつかあります。

また、フィレンツェに話を戻せば、以前ルフトハンザのサイト(英語版)で、フランクフルトからフィレンツェへの便を検索しようとして、一機も検索できないことがありました。

なんのことはない、Firenzeではなく、Florenceと入力しなければならなかったからでした。

(ドイツ語版からの検索はドイツ語のFlorenzのみの対応か?

エールフランスの英語版は、Firenzeでも対応してくれた気がしましたが(フランス語でフィレンツェは、Florence(フロランス))、確かではありません。

英語が国際共通語であっても、アルファベットを使用する国は、地名は現地の綴り(内名)を使ってくれれがよいのにな・・と思ってしまいます。

さて、趣旨は違うのですが、ちょうど英語表記について触れているコラムがありましたので、リンクと抜粋を貼り付けます。

ニューズウィーク (2013122日)

道路標識の英語化は「おもてなし」にならない

By スティーブン・ウォルシュ

http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2013/12/post-765.php

(前略)

先日の新聞に、国土交通省が東京五輪に向けて、道路案内標識のアルファベットをローマ字表記から英語表記に変えようとしているという記事が載った。ただし、記事の書き手はひどく混乱していた。英語表記の新標識も、英語圏の人間には理解できないと主張する外国人居住者に出会ったからだ。

 実は"The National Diet"が何を意味するか、英語を母語とする人でピンとくる人は多くない。たぶん、彼らは日本食に関係する何かだと連想するだろう。これは大変だ! 旅行者がみんな迷子になったら、日本はおもてなしの本場を名乗れない。

 ローマ字と英語のどちらがいいか、明確な答えはない。小学校3年生の私の娘は最近、カタカナをローマ字で書く方法を学んだ。娘は最初のうち、英語で知っている単語や自分の姓のローマ字表記に混乱した。ローマ字表記にすると、英語では間違ったつづりになる(例えばプールはpûru)。

 それでも、娘は「面白いね」と言っただけだった。日本を訪れる旅行者の多くも、同じ反応を示すだろう。道路標識に"The National Diet Main Gate"ではなく、"Kokkaiseimon"と書かれていても、誰も不親切とは思わない。それどころか、"Kokkaiseimon"という表記には大きな利点がある。日本の人々と話すチャンスが広がるのだ。

 現地の言葉をいくらか学び、地元の人たちと交流することは、「本格派」の旅行者にとって大きな楽しみの1つだ。道に迷ったりトイレを探したりするのは、地元の人々と話をするいい口実になる。日本人にとっても、「ナショナル・ダイエット・メイン・ゲートはどこですか?」より「コッカイセイモンはどこですか?」と聞かれたほうが答えやすい。

(後略)

日本の道路標識ですが、私もむやみやたらとローマ字表記を英語表記に直す必要もないのではないか、と思います。

ただ、(日本橋、京橋などの地名ではない)『~橋』や、『~公園』『~寺』『~通り』などを英語に変えるのは「あり」でしょうが。

(英語圏の人や英語ができる人ばかりが日本に来るわけでもないし、本当に、外国人から道を尋ねられて答えられない日本人が増えてしまいそう。

パリのタクシーで「北駅」と英語で行き先を告げても通じないので、日本人だけが肩身の狭い思いをしなくてもよいかも。)

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