人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

強い第一印象

2004-12-23 16:28:22 | 人生論・閃き
強い第一印象を受ける場合、大体何らかの錯誤が生じていると思います。ハロー効果というものがあってこれがその原因のひとつなのですが、それ以外にも一種の「印象の勘違い」が生じるのではないかと思います。

たとえば、期待しすぎたり、実はうざい人だったり、一回目としては興味深いが同じことが続くと辛いという気持ちになったりする場合が多いと思います。一目惚れという概念自体は信じてしまう私ですが、「気が合う」と思うのは2回目からで充分なのでしょうね。なぜなら、1回目は誰でも相手に合わせようとするから。通常以上に元気・明るく振舞ったりするから。

更に、「オタク」もそうです。最初は、新しい分野の話が聞けるので興味を持てるのが通常だと思います。たとえば、ムエタイのオタクがいたとしましょう。最初は試合前の踊り「ワイクー」(だったっけ?)は天への祈りだということや、前上段蹴りという地味だけど格闘技では比較的珍しい技があるという話をされたら、「ほー。」と思うのではないでしょうか。しかし、2回目あったとき、やはりワイクーの話しかしないとなると、「なんだこいつは?」ということになりますよね。

第一印象はただでもとても強力なものなので、記憶に残り易く、頼りにしてしまいがちです。しかし、敢えてそれを信じず、白紙のままで二回目もあってみるべきだな、と思う今日この頃です。

最後に・・・人は変わります。成長したり、影響されたり。これもお忘れなく。