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鍼灸への誘い

2007年05月15日 11時02分18秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 

※約1週間前に書きかけでいた記事を、遅ればせながらアップします。当初はホンの気分転換のつもりで書くつもりだったのですが、安倍マルコスが次から次へと政治茶番劇をやらかせて悪法をどんどん製造してくれるので、おかげで記事のアップが1週間も遅れてしまった(怒)。ついでに言うと、「なにわB級グルメ探訪」シリーズの記事編集が遅れているのも同じ理由によるものです。


 昨夜仕事帰りに近所の整骨院で鍼を打ってもらったので、身体が心持ち楽になりました。いつもいつも政治がらみの記事ばかりではアレなので、今回はこの鍼灸の話題について少し。

 古代中国から日本にも伝わった鍼灸治療。モノの本には、「気血の流れ」だとか「陰陽五行説」がどうだとか、何やらおどろおどろしい解説がされていますが、「自律神経を整えて身体の自然治癒力を高める」というのが、治療の基本です。私は鍼治療だけで灸治療の方は殆ど受けたことがありませんが、これは鍼も灸も同じです。

 人間、デスクワークや肉体労働で無理な姿勢を続けたり、気候や環境の変化で体調を崩したり、ストレスで過度の緊張が持続したりすると、自律神経の働きが鈍くなります。筋肉はこわばって固くなり、血の巡りも悪くなります。そうすると、身体のあちこちに凝りや重だるさが現われます。その凝りや重だるさが現われた所に鍼を打つ事で、筋肉の緊張を緩め血液循環を促し、自律神経を整えるのです。

 この、身体の中で凝りや重だるさがよく現われる場所が、「経穴(けいけつ)」とか「ツボ」とか呼ばれる箇所なのです。WHO(世界保健機構)に認定された公認のツボだけでも365ヶ所あり、その他にも非公認のツボが何箇所もあります。そして、経穴が一連なりになったラインが「経絡(けいらく)」です。この経絡は、昔は「気の通り道」と呼ばれていたものですが、これは現代的に言うと、筋肉・血管・神経などの分布状況と、ほぼ一致しています。

 ツボに鍼を打たれると、その時の体調にもよりますが、痛いという程の事ではありませんが、一瞬チクッとして、その後少し身体に響くような感覚に見舞われる事があります。これが俗に「鍼の響き」と呼ばれる感覚で、これで「ああ、鍼が刺されているな」と分ります。また、鍼治療が終わった当日から翌日にかけての間は、体調によっては、ちょっとした脱力感を感じる時があります。これは重だるいと言うよりは、風呂上りのノボセみたいな感じに近いものです。これが「めんげん」と呼ばれる現象で(げんは眩惑の眩、めんの字は何やら難しい字なので、ここでは平仮名で表記します)、あまりキツイ鍼を打つと副作用として出ますが、一般には鍼の治療効果の一つの現われであると看做されています。その「めんげん」が収まると、身体がそれまでより軽くなって、身体の凝りもマシになるのです。勿論、「めんげん」が出ずにそのまま良くなる場合も多いです。

 下記が、私が鍼灸治療の時によく鍼を打ってもらったりマッサージをしてもらうツボです。背中のツボ(腎兪)以外は自分の手でマッサージする事が出来ますし、腎兪も椅子の背もたれ等を利用してやれば出来ます。一度試してみられては如何。

(慢性的な肩こりに効くツボ)
●天柱(てんちゅう):首筋の太い筋肉の外側で、頭骨の直ぐ下。
●風池(ふうち):天柱から指の幅1本分外側のくぼみで、頭骨の直ぐ下。
●肩井(けんせい):肩の、首の付け根と肩先の丁度中間。
 上記のツボのおおよその位置については、こちらの図を参照の事。

(慢性腰痛に効くツボ)
●腎兪(じんゆ):背中の、肋骨の下縁の高さで、背骨から指の幅2本分外。
●大腸兪(だいちょうゆ):腰の、腎兪から指の幅3本分下、腰骨の高さにある。
 上記のツボのおおよその位置については、こちらの図を参照の事。

(その他、疲れ目や体調不良全般に効くツボ)
●合谷(ごうこく):手の、親指と人差し指の骨の付け根の間。
●湧泉(ゆうせん):足の裏の、人の字形のくぼみの中央。
 
 以上、ツボの位置に関する記述は、主婦の友社刊「目で見る家庭医学シリーズ」より抜粋・引用。同じく図解は、「推拿で簡単ツボ療法」、「ツボのツボ」のHPを参照。
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