※「日経ダイヤモンド」に下記の文章が掲載されていました。「特定秘密保護法案審議の乱暴な国会運営と強行採決 日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いはこれから」という記事の最後の一節です。題名の大胆・単刀直入さも然る事ながら、それが財界寄りの日経系列で取り上げられた事に私も驚いています。元記事の全文はリンク先を辿って確認して下さい。
まだ秘密保護法案が成立するかどうか分からないのに、成立を前提とした記事を取り上げるのもどうかと思いましたが、非常に大事な問題提起だと思うので、敢えてここにその一節の全文を紹介したいと思います。
法律が成立したら終わりではない;日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いはこれからだ
特定秘密保護法は今日、本会議で可決され、成立するだろう。しかし、日本のジャーナリズム・国民の戦いが、これで終わりであってはならないだろう。歴史を教訓とするならば、「権力による情報統制がどんなに強まっても、ジャーナリズムは怯まず権力批判を続けなければならない」ということであるはずだ。たとえ、これから何人逮捕者を出すことになろうとも、権力に対して批判を続けよ、ということだ。
彼らは「特定秘密保護法案が成立すると、マスコミが逮捕を恐れて委縮し、国民の『知る権利』が失われる」と主張してきたこと。まさか、その真意が、「法律が成立したらジャーナリズムは権力批判をやめる」との宣言だった、ということではないと信じたい。
一方、法案に批判的な国民も覚悟を決めるべきだろう。「政権交代のある民主主義」は実現しているのだ(前連載第31回を参照のこと)。もし、安倍政権が特定秘密保護法案を盾に、情報統制、不当逮捕という権力の乱用を行ったら、国民は次の選挙で安倍政権を引きずり下して、国会で法律を廃止させればいいのである。国民がその厳しさを持ち続けることで、政権が緊張感を失うことがなければ、民主主義は守られるのである。
http://diamond.jp/articles/-/45568?page=6
まだ秘密保護法案が成立するかどうか分からないのに、成立を前提とした記事を取り上げるのもどうかと思いましたが、非常に大事な問題提起だと思うので、敢えてここにその一節の全文を紹介したいと思います。
法律が成立したら終わりではない;日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いはこれからだ
特定秘密保護法は今日、本会議で可決され、成立するだろう。しかし、日本のジャーナリズム・国民の戦いが、これで終わりであってはならないだろう。歴史を教訓とするならば、「権力による情報統制がどんなに強まっても、ジャーナリズムは怯まず権力批判を続けなければならない」ということであるはずだ。たとえ、これから何人逮捕者を出すことになろうとも、権力に対して批判を続けよ、ということだ。
彼らは「特定秘密保護法案が成立すると、マスコミが逮捕を恐れて委縮し、国民の『知る権利』が失われる」と主張してきたこと。まさか、その真意が、「法律が成立したらジャーナリズムは権力批判をやめる」との宣言だった、ということではないと信じたい。
一方、法案に批判的な国民も覚悟を決めるべきだろう。「政権交代のある民主主義」は実現しているのだ(前連載第31回を参照のこと)。もし、安倍政権が特定秘密保護法案を盾に、情報統制、不当逮捕という権力の乱用を行ったら、国民は次の選挙で安倍政権を引きずり下して、国会で法律を廃止させればいいのである。国民がその厳しさを持ち続けることで、政権が緊張感を失うことがなければ、民主主義は守られるのである。
http://diamond.jp/articles/-/45568?page=6
まあ、「週刊ダイヤモンド」のようなビジネス誌はプレカリアートさんはお好きでは無いかもしれませんが、ワーキングプアや非正規雇用の問題を取り上げるなど、ビジネス誌の中ではジャーナリズム性は高いと思いますよ。