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3連休中の函館競馬

2022年07月17日 22時33分09秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

世間では参議院選挙も終わり、いよいよ夏の3連休。学生はもうすぐ夏休みです。でもシフト制勤務の非正規労働者は連休とは無縁です。交代で取る週2日の休み以外は土日祝日関係なく会社に出勤しなければなりません。幸い私は今週の土日が休みだったので、どこか旅行に行こうと思っていましたが、コロナ第7波到来でそれどころではなくなりました。仕方なく今週も趣味の競馬で休日を過ごす事にしました。

今週は函館競馬の最終週で、土曜日に函館2歳ステークス、日曜日に函館記念と、2つ立て続けに重賞があります。前者は名前通り2歳馬限定の芝1200メートル別定戦、後者は3歳馬以上の芝2000メートルハンデ戦です。どちらも「荒れる重賞」として有名なレースですが、私は過去に何度か美味しい思いをしてきたので、今年もこのレースを2つとも買う事にしました。(重賞:競馬の中でも特に重要とされるレースで、重要な順からGⅠ>GⅡ>GⅢと格付けされる。土日の重賞はどちらもGⅢ)

何故この2つが「荒れる重賞」と呼ばれているのか?それはまず、どちらも夏にしか開催されない函館のレースだからです。東京・中山・京都・阪神の広い4大競馬場とは違い、函館は小さく急カーブもあるコースなので、途中で詰まってうまく回れない馬が出てきます。それに加えて、土曜の2歳ステークスはキャリアの浅い2歳馬限定レースで、デビュー戦やせいぜい2走目までの、わずかなデータだけで予想しなければなりません。日曜の函館記念も、大きなレースに出るような強い馬は出て来ないので、「相対的に弱い馬」同士の競い合いになる上、「相対的に強い馬」の負担重量は重くなるハンデキャップ戦なので、さらにアクシデントが起こりやすくなります。

でも、攻略ポイントさえ知っておれば、そんなに当てるのが難しいレースでもないのです。2つのレースに共通する攻略ポイントは、函館コースが得意な馬を見つける事です。他の競馬場ではさっぱり走らないが、函館や札幌だけは走る馬を見抜いて、そこから他の有力な馬に流すのです。その上で、2歳の若駒レースは成長の早い馬、ハンデキャップ戦の方はある程度軽い負担重量の馬から流すのです。(逆に余り軽すぎる馬も、それだけ評価されていない=弱い馬の証なので見送るのが妥当)

実際はこんな単純なものではなく、他にもレースの展開や馬の血統、脚質(先行馬か、追い込み馬か等)も加味して予想しなければなりませんが。大体こんな感じでレースの展開を予想して、オッズ(配当率)も加味して買い目を決めます。オッズが低ければ当たる確率は上がりますが配当額は少なくなります。逆にオッズが高ければ当たる確率は小さくなりますが配当額は高額になります。

土曜日の函館2歳ステークスは、新馬戦(デビュー戦)を5馬身差で圧勝した馬◎〇が2頭いましたので、その2頭から他の馬▲△に三連複フォーメーションで流す事にしました(下記参照)。三連複とは1着・2着・3着の馬の組み合わせを当てる馬券です。組み合わせさえ当てれば着順は問いません。但し、フォーメーションなので組み合わせ方には制約があります。◎〇-◎〇▲△-◎〇▲△と流しているので、◎〇▲や◎〇△、〇▲△が1〜3着に来れば当たりですが、1~3着とも▲△だけの場合は外れです。

◎6番ニシノシークレット(前走ダート千メートル新馬戦を5馬身差で圧勝)
〇2番オマツリオトコ(別のダート千メートル新馬戦を5馬身差で圧勝)
▲5番スプレモフレイバー(芝1200メートル新馬戦を1分9秒9で駆け抜け2馬身差で圧勝)
△3番クリダーム(別の芝1200メートル新馬戦を5番よりさらに早い1分9秒5で駆け抜けたが、2着との差は5番よりも小さい)
△10番ミシェラドラータ(速いペースの中を3番の馬に2分の1馬身差の2着に迫り、次の未勝利戦で1着に)
△11番ニーナブランド(別の芝千メートル新馬戦を1か2分の1馬身差で勝つ)

しかし、結果は1着12番ブトンドール、2着△3番クリダーム、3着〇2番オマツリオトコの順でゴールに。三連複は1~3着の組み合わせ馬券なので、2着に△、3着に〇が来ましたが、1着には無印の馬が来てしまったので外れに。3頭のうち2着と3着は当てているので、こういう外し方の事を俗に「タテ目」と言い、一般には「惜しい外し方だ」と言われています。

しかし、私に言わせれば全然惜しくありません。1着には新馬戦を圧勝して勝った馬ではなく、決め手(ゴール前の瞬発力)のある馬が来ています。3着の〇オマツリオトコにしたって、新馬戦圧勝の余勢をかってというよりもむしろ、決め手で勝った(同馬は決め手もある)と見るべきでしょう。当たったのは、早めに逃げて2着に踏ん張った△クリダームだけです。レースの展開は全然予想通りにはならなかったが、印だけみると3頭のうち2頭まで当たっているので、傍目には惜しく見えるだけです。

土曜日の函館2歳ステークスは、このように少し不本意な結果に終わりました。そこで、日曜日の函館記念は、さらに一層レース展開に重きを置いた予想に変える事にしました。しかも、土曜日のレースはまだ2歳馬限定で、負担重量も全頭共通の54キロだったのに引き換え、日曜日の函館記念は、馬の年齢も負担重量も皆バラバラなので、さらに予想は難しくなります。

それに、どの馬もそんなに函館が得意な訳ではありません。これではもう「どんぐりの背比べ」で、どの馬から流してよいのか見当もつきません。だから、日曜日のレースは最初見送るつもりでした。

でも、さらによく新聞の予想を見ると、それなりに北海道の競馬場が得意な馬が浮かび上がって来ました。北海道の競馬場の芝は、函館も札幌も、洋芝(欧州産の固い芝)が植えられていて、馬には他の競馬場以上にパワーが求められます。新聞には函館と札幌の3着内回数も載っているので、それをまず見て、それに他の要素も勘案して(負担重量の違いや、重馬場でも大丈夫かどうか等)、下記の予想を決めました。(重馬場:雨が降ってぬかるんだ馬場の事。走るには強力な馬力が必要。それを知る為にはご当地の天気予報も必見。レース当日の函館は予想通り雨模様に)

◎9番アラタ(函館で2回勝っている)
〇5番マイネルウィルトス(函館はそれほどでもないが札幌が得意)
▲8番スカーフェイス(重賞でも割と善戦している)
★10番ウィンイクシード(8歳と高齢だが函館も札幌も得意)
△7番スマイル(上記4頭の次に強い)
△12番サンレイポケット(実力では最上位だが負担重量も一番重い)
△13番ギベオン(この馬も重賞で割と善戦している)
注4番アイスバブル(最近ずっと不調も、昨年このレース2着で今年もここ目標宣言)

特記1:10番以外はいずれも重馬場が得意な馬ばかり。
特記2:最重量の12番以外はいずれもそこそこ軽い負担重量の馬ばかり。
特記3:どれも第4コーナー過ぎには中団にいて前の馬を差しに行くような馬ばかり。
特記4:函館競馬場は急カーブでゴール前の直線も短い小回りコース。内枠(1~4番ぐらい)の馬はカーブで他の馬にかぶせられて身動きが取れなくなる。外枠(13番ぐらいより外側)もカーブで外にはじき出されて不利に。その中間の馬番号の馬が相対的に有利に。

しかし日曜日も結果は、

1着無印1番ハヤヤッコ
2着〇5番マイネルウィルトス
3着▲8番スカーフェイス
4着★10番ウィンイクシード
5着△12番サンレイポケット
6着◎9番アラタ(以下略)

2着から6着まで印の付いた馬がゴールに入り、2着には軸馬の一角〇印の馬も入ったのに、肝心の1着に無印の馬が来てしまいました。三連複は1~3着馬の組み合わせを当てる馬券なので、無印・〇・▲となり当然外れに。またしても「タテ目」でアウトです。

実はこの無印の1番ハヤヤッコも、内枠で重めの57キロを背負っているという以外は、すべて前述の特記基準を満たしていました。重馬場が得意で、中団から前をうかがうような走り方をして、馬力も割とあり、重賞でもそこそこ善戦している馬でした。しかもGⅠ馬のソダシと同じ白毛馬なので、否が応でも目につきます。

でも、最近は主にダートコースを走っていたので、北海道の芝コースの成績を重視していた私の目から完全に抜け落ちてしまっていました。どう見ても来そうにないアイスバブルなんか消しにして、代わりにこの馬さえ買っておけば、三連複で1万830円もの配当を手にする事が出来たのに。一生に一度ぐらいは万馬券取りたいなあ。そして、函館にも一度ぐらいは旅行に行って、函館の市電にも乗って、北海道の新鮮な魚や野菜も食べたいなあ。


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