ジークベルト・ランペ(チェンバロと指揮)とノーヴァ・ストラヴァガンツァできいてきた初期稿による管弦楽組曲(序曲)。これからきくのは、ランペが再構成した管弦楽組曲第4番(BWV1069)の初期稿です。この第4番の初期稿は、伝承されている編成からトランペットとティンパニーを抜いた、オーボエ3、ファゴット、ヴァイオリン2、ヴィオラと通奏低音という編成。ノーヴァ・ストラヴァガンツァはこれを14人で録音しており、4つの管弦楽組曲の中では最大です。なお、この第4番の初期稿については、ヴァイマール時代の1716年ごろに成立したと、ランペはみているようです。録音は2001年、バッハゆかりのケーテン城でおこなわれています。
CD : MDG 341 1131-2(MDG)