今週きいてきたのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによる「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)。収録された6曲のヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)は、2曲ずつ3回にわけて録音されており、その録音順に楽しんできたので、これからきく第4番(1966年録音)です。演奏についてはどの年代の録音も、長いフレーズで旋律を紡いでおり、そのあたりはやはり時代を感じさせるものとなっています。しかし、音楽に耽溺しずぎることはなく、よい意味で淡々としており、それもその時代らしいといえるかもしれません。