何を恐れてここまでするのか。
核実験のツケが回ってくるのが怖いんでしょうか。
暗殺やクーデターが怖いんでしょうか。
これまでさんざん過酷な暮らしを強いてきた人民の暴挙が怖いんでしょうか。
今、北朝鮮では首領の金正恩を美化する宣伝が
嵐のように行われているそうです。
韓国KBSニュースで報道された内容ですが、
ニュースの一部をアンカーは、
「北朝鮮に生まれなくてよかったと思うくらい」とまで言います。
韓国語が分からない方が多いでしょうが、
画像や音声の感じだけでも激しい宣伝ぶりが伝わると思って
ビデオをつけておきます。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓画像をクリック↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【アンカー】
国際社会の圧迫と制裁の動きに対抗して
北朝鮮は、体制結束と偶像化を最高潮に引き上げようとしています。
金正恩がその気になればみんなで地球も持ち上げられるという
荒唐無稽な宣伝文言まで登場しました。
北朝鮮向けの制裁により、「第2の苦難の行軍」が始まるかもしれないという
不安がその背景にあるとの分析があります。
【KBSニュース中:「元首様がその気になればわれわれは地球も持ち上げられる」と書かれたポスター】
【リポーター】
氷を割って、安全装備も着用せずに川に入って橋を取り付けている青年「突撃隊」。
また、「ハンマー隊伍」と呼ばれる女性突撃隊は、
石を砕くハンマー打ちに余念がありません。
【北朝鮮朝鮮中央TV】
「水ぶくれが破れてお箸もろくに持てないほど辛かったが、また頼もしくハンマーをつかみとり…」
「喜んでください!お父様!将軍様!」
「発電所が完成すると数千人もの突撃隊が雲集し、嘆くように賛美歌を歌います」
【リポーター】
金正恩がその気になればみんなで地球も持ち上げられるという宣伝に、
金正恩称賛の新曲まで。。。
体制結束と偶像化の作業が最高潮に達しています。
【インタビュー】ナム・ソンウク(高麗大学・統一外交学部教授)
「国際社会の制裁が迫ってくることにより、
事前に偶像化をしておいてどんな苦難も乗り越えられるという…」
【リポーター】
北朝鮮が連日「自強力第一主義」を強調していることも
北朝鮮向けの制裁が具体化する場合
「第2の苦難の行軍」が始まるとの意識から生じた対策だと分析されています。
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普通なら「地球も持ち上げられる」という表現は
あくまで比喩だと理解できますが、
このような比喩を使って大々的に宣伝をし
北朝鮮人民たちの精神を麻痺させようとする意図がとても不純です。
核実験をしないという国際社会との約束をやぶり、
それに相当する罰として色々な制裁を受けることになりますが、
結局その重荷を背負うことになる住民たちには
ただただ元首を信じろ、黙ってついて来いと、強要し、
国際社会に向けてはまた新しいミサイル挑発をにおわせながら
恫喝を続けています。
その先には破局しか見えませんが、
これを無理やり続けることは誰の幸せのためでしょうか。
私は到底理解できず苦しんでいます。
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