アジアと小松

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小松基地問題研究会

キムヨナとレ・ミゼラブル

2013年03月18日 | 雑感
キムヨナとレ・ミゼラブル

 女子フィギュアスケート世界選手権大会のフリー演技をTV観戦した。
 なんと! キムヨナのテーマソングはミュージカル「レ・ミゼラブル」だった。昨年秋から世界的に注目されてきた反資本主義のミュージカル音楽だ。もちろん私も見にいった。

 キムヨナは数千人の観客の前で演技し、数万数十万のテレビ画面を通して、「レ・ミゼラブル」を茶の間に届けた。今、「レ・ミゼラブル」が人々の心をつかんでいるのは、ラブストーリーにではなく、資本主義に対する怒りだ。

 キムヨナも映画館で無情な資本主義に怒り、ジャンバルジャン、ファンテーヌ、コゼットに涙し、拳を握りしめていただろう。マリユスやガヴローシュの勇敢な姿に心を抱きしめていただろう。そして、祖父母の世代の日帝下の苦悩を思い起こし、父母の世代の革命の息吹をかみしめていただろう。

 キムヨナにとってフィギュアスケートは人生をかけたたたかいなのだろう。天賦の身体機能と努力で磨き上げた技能に加えて、人間的感性が横たわっているのではないか。

 浅田真央には美しい少女が魔法によって白鳥に姿を変えられ、王子に救われる「白鳥の湖」しか踊れないが、キムヨナには血を流して闘う学生たちの「レ・ミゼラブル」を踊ることができるところに違いがある。

 日本のスポーツ界では指導と称して暴力・パワハラ・セクハラが横行している。選手をブタ、ブスと呼び人間として扱わない。そこには、ただ強さだけを求めて、人間としての生き方を欠落させているように思えてならない。
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