昨夜は、今日の書き込みに備えて構想を練ろうと、温泉行きリフレッシュ、そこまではよかったのですが、結局大酒飲んでへろへろになりました。で、今日も行き当たりばったりで書き始めています。
最初にお詫びさせてください。たくさんの方からコメントをいただきながら、その全部にお答えできていません。申し訳ありません。四六時中PCを開ければいいのですが、なかなかそうもいかない環境なもので・・・ 本業のほうもちょっとケツに火が着いてきましたので、どうにもこうにも、というところです。皆さん、本当にすみません。M越君のすばらしい働きにとてもついていけません。
さて、以前私がご紹介した古庄前海幕長が真田氏に贈った短歌の話ですが、多くの方がこの短歌について、お知りになりたいようですね。でも、お教えできません。この件は、「亡国のイージス」の主演として、真摯に海上自衛官を演じてくれた真田氏に対し、海幕長という立場にあった古庄氏が感謝の気持ちとして自作の短歌を贈ったということです。これには、私も含め現場のスタッフ、隊員みな感激しました。その感激をお伝えしたくてご紹介したんですが、短歌、それ自体は、古庄、真田両氏の男同士の友情の証、とでもいうべきものなのです。ですから、私ごときが、これがその短歌です、みたいなこと言えないんですね。どうもすみません。何かの席で、真田氏自身が紹介するかもしれないですね。
この古庄氏もなかなかお茶目でして、ある土曜日、横須賀基地に停泊中の某艦で撮影中の現場に、P氏と一緒にお忍びで見学にやってきました。舷門を登る私服の海幕長。「なんで?なんで?あれ海幕長だよね?どして?なんで?」と当直士官。「見んかったことにせい!あれは、古庄幸一というただのオヤジや!」と言ったんですが、彼は大慌てで士官室に駆け込み、休日の自宅で家族と寛ぐ艦長に電話を入れました。艦長、直ちに帰艦し、欽ちゃん走りで舷門を登ってきました。海上自衛隊、艦から家に帰ることを「帰る」とは言わないんですね。艦に行くこと、これが「帰る」なんです。新婚の奥さんに「艦に帰る。」と言って、「あなたの家は、どこなんですか!」と言われた幹部、たくさんいますよ。しかし、一番おかしかったのは、舷門に立直していた若い乗員、私服の海幕長が「ご苦労様です。お世話になります。」というのに対し、「あ、おじさん、そこ段差あるから気を付けてね。転んで怪我でもされたら困るから。」これには、P氏も私も腹を抱えて大笑いでした。海幕長、「どうだ、俺の演技力も大したものだろう。」と言ったとか、言わなかったとか。あのねぇ、古庄さん、若い子たちは、海幕長の顔なんか知らねぇつうの!
お茶目といえば、真田広之。こいつもなかなかですよ。防衛庁海上幕僚監部御用達の地鶏料理屋さんで飲んだときの話。前夜、仕事がしがらんで一睡もしていなかった私は、座敷の壁に背をあずけてぐっすり眠ってしまいました。安らかに眠る私の鼻の穴に地鶏の竜田揚げを突っこもうとする真田広之。こんな写真が、私の手元にあります。その周りで楽しそうに笑うP氏、海幕広報室長、その他。おい、真田、先輩にむかってなんちゅうことするんじゃい!ええ加減にせい!私は、真田と同じ日本の大学の同窓です。しかも1年先輩。この地鶏料理屋の社長は、私の後輩、体育会の4年と1年いわば神様と奴隷の関係です。それは、どうでもいいことですが、どなたかが某大の学生の合コンとか、できちゃったなんとかと書いていましたが、そんな訳でして某大のことはよく知りません。合コンとか、できちゃったなんて話、どこの世界でも珍しくないですよね。某大の子たちも若いんだからいろいろあるでしょう。私なんか、この歳になっても合コンに誘われますよ。ね、S?A?T?C?さん?
さてさて、文豪・福井と飲んだ話。面白くもおかしくもない話なんですけど、何かの調整に文豪・福井が、(この呼び方、私が始めたんですけど、福井晴敏氏のファンとして、お付き合いさせていただいて感じたその人柄に惹かれて、こう呼んでますので、馬鹿にしてる、なんて思わないで下さい。)P氏その他と海幕を訪れたときの話です。すべて調整が終わり、夕刻のそろそろ一杯という時間になりました。そこで、厚生棟の中にある食堂で一杯飲みはじめました。P氏は所要があるとかで、先に帰りましたが、文豪・福井と私は大いに語り合いながら杯を重ねました。
夜景のきれいなところで飲みなおしましょう、ということになり、庁舎19階にある空幕広報室に行きました。空幕広報室では、いつでも酒を飲んでいると誤解されると困ります。この日は、空中自衛隊の幹部が防衛記者クラブの記者さんたちと懇親会をしていたのです。その後、数人の記者さんたちが、広報室で残りの酒を処分していたということですから。
みなさん、文豪・福井を大歓迎!文豪も楽しく過ごされたようです。しかし、文豪、酒強いですねぇ!で、宴も終わり、家が同じ方向だという某通信社の記者と一緒にハイヤーで正門を出て行く文豪・福井。まっすぐ家に帰ったのかどうかは、私の知ったことじゃありませんが・・・ まだ独身でしたよ、文豪・福井そのときは。
長くなりますが、今週のなんちゃって海上自衛官。えっ?もういい?来週にしろ!ってですか?
そうですねぇ、ネタはとっておいたほうがいいかもしれないですねぇ。でも、書き始めたんで、書いてしまいます。
神々の島での刑期を終えた(幹部候補生学校を卒業した)候補生たちは、3等海尉に任官し、護衛艦に乗って海に出て行きます。日本国内を回りながら訓練を重ね、約5ケ月間の遠洋航海に旅立ちます。
候補生の間も、護衛艦実習といって、何度か航海に出ます。実習員が当直士官、副直士官として実際に護衛艦を操艦するのですが、内海など島の多い海域では、たびたび変針しますので、かなり大変なんですよ。今日登場する彼は、実習員として当直士官勤務中でした。彼の号令で艦は進んでいくのです。あろうことか、この当直士官、変針点を確認してなかった!変針することすら頭にない。この護衛艦のホンモノの航海長、「おい!変針点だろ?どうしたんだ?おい!変針せんかっ!」と怒鳴りました。そんなこと言ったってアンタ、確認忘れたんだからしょうがないでしょう。彼、大物でした。「変身!」と叫ぶなり、仮面ライダーに変身しました。そう、藤岡なんとかさんのように、仮面ライダーの変身のポーズを護衛艦の艦橋でキメたのです!一瞬時が止まりました。うそのような静寂。真っ先に正気を取り戻したのは、航海長でした。自分で変針の号令をかけるなり、仮面ライダーの首根っこをわしづかみ、艦橋ウィングに引っ張り出し、海に叩き込もうとしてました。周りの乗員が止めたからよかったですが、あれは、本気だったな。
相良町のオープンセットの艦橋、マストで格闘する仙石とヨンファ。このシーンの撮影を見ていたとき、私の頭の中に当時の情景が彷彿とよみがえりました。
では、みなさん、楽しい週末をお過ごし下さい。
ところで、誤解なきよう、アンタレス=パンティ=仮面ライダー=おたまじゃくし、ではありません。絶対に違います。すべて別人ですから。
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「変身!」...(笑)もうだめです。大好きです、こういうオヤジギャグ。
真田さんもお茶目な方なんですね。その地鶏料理屋さんでの様子が目に浮かぶようです。なんだか羨ましい男同士の世界。ちょっと憧れてしまいます。
古庄前海幕長のエピソードも、ファンの私には嬉しい情報でした。(古庄前海幕長にミーハーしているのは大変失礼ですが。お許し下さい)また、短歌の件は、おっしゃる通りですね。何度もしつこく尋ねてしまい失礼しました。今度真田さんに会った時にでも、こっそり聞いてみますね。(大嘘!)
たくさんの楽しいお話ありがとうございました!
ところで、おたまじゃくしさんは 通常、えら呼吸ですか?それとも、肺呼吸でしょうか?任務とプライベートの呼吸法の違いについて 興味を持ちました。
地鶏のぼんじりを肴に迎え酒。今夜も宴会でしょうか?変身・・もとい・・返信不要です。
気持ちよくねむる おたまの鼻の穴 恒史の鶏で窒息死
○○の階段登るその姿 who is it? とキム ヨンファ
福井氏と残飯整理で飲み明かし 翌日クレームでネタあかし
変身と航海長無視してつき進み 今はヨンファの思うツボ
失礼しました、本当にごめんなさい、Joke Joke
しかし、夜行性ペンギンさんもS?A?T?C?さんも記憶が飛んでしまう程の真田さん。おたまじゃくしさんのお話だと、全く別人の様に思えてしまいますね。さすがは、男同士、というのか、同窓生というのか・・・。ぜひとも地鶏料理屋さんでの写真拝見してみたいです(笑)
先輩の鼻に地鶏を・・・真田さんお茶目すぎます!
たまらずカキコしてしまいました。
私もがんばって試写会応募します
スタッフの皆様、これから公開に向けてお忙しいことと思いますが、また色々なことを私達に教えてくださいませませ
真田が地鶏の竜田揚げを鼻に突っ込む写真なんて、他人に見せられないでしょう。そんなことしたら、合コンの誘いがこなくなっちまう!M越、公開するなよ!!
おたまじゃくしも肺呼吸です。しかし、時々しゃべりすぎて、過呼吸になってます。寝ているときは、たまに無呼吸らしいです。
古庄幸一氏の面白い話は、たくさんあります。バラしたい。でもバラせない。あぁ~、すべてを吐いて楽になりたい!今日17:00までは、どんどんご質問にお答えします。ずっとPC開けておきますので、何でも聞いてください。
ご主人は、福井作品の大ファンとお見受けします。確かにあれだけの大作を2時間ちょっとにしたのですから、それなりに原作とは、異なったもの、であることは否定しません。また、原作の仙石、如月、その他のイメージと映画の出演者のイメージがすべてイコールとはいえないと思います。ただ、福井作品の根底にあるメッセージは、小滝プロデューサー、阪本監督、脚本の長谷川氏により、見事なまでに貫かれていると思います。ご主人、ぜひ、見に行って下さい。ついでに、古庄前海幕長以下、全面協力した海上自衛隊員たちの気持ちも映画の中に見ていただきたいと思います。
「変身!」なんてジョーダンが受け入れられる状況でもなかったろうに、人間追い詰められると何するかわかりませんね。
でも、追い詰められた時こそその人の本質が出るかも知れないわけで、もしもの時はその変身君、本物のヒーローになってくれるかも知れませんよ。
海自の皆様のイメージが・・・
驚きですけど、いいほうに変わっていきます。ヘンシンは、最高ですね!
海自といい、イージスの現場といい、男同士の友情とか、やるときゃやるよ!みたいな様子が目に見えるようです。
また、楽しい裏話、よろしくお願いします。
おたまじゃくしさんはかなり
実直な方なんですね。
そんなオヤジギャグは 誰にだって解るのに。な~。
でも、解ってないふりをして大受けしたい気分。
最高!
お忙しいのにコメントありがとうございます。残念ながら、やはり写真は無理のようですね(笑)うん?えーと。写真公開の心配は、真田さんのイメージでしょうか?それとも、ご自身の合コン参加の方でしょうか??
あらら。教え子さんが登場ですか!なんだか、おたまじゃくしさん自身のおもしろ話も沢山ありそうだ。次回も楽しみです。
変身!の仮面ライダーさんも面白かったのですが、私はライダーさんをウィングから海に叩き込もうととした航海長さんがお気に入りです。
格好良い~。
ちょっとしたミスが命取りになりかねない海の男の厳しさが良く分かります。
南の島から気を付けてお帰り下さいね。
最近ワタシは福井作品の影響で、自衛官に興味シンシンなのです。
だから、おたまじゃくしさんのお話、ホントに楽しいです
あ、ワタシの中で「以上、かかれ」って、イージスブログ流行語大賞(←勝手に設立。)にノミネートされました(笑)
>ゆあたりさま。
某大生というのは横須賀にある某大学校生のことですよね?合コンを希望してますか?もし学生と知り合いたいと思っていらっしゃるならちょっと先の話しですが、秋に行われる開校祭に行かれたらいいと思います。開校祭というのはいわゆる学園祭ですが、他の大学の学園祭とは何かと違いがあります。観閲式があったりヘリや飛行機が飛んできたり落下傘降下があったりと防大いや某大ならではで結構楽しいです。でも1番の見ものは2日目の大隊対抗の棒倒し!敵の棒を攻める者と守る者の何百人規模の格闘がグランド上で行われます。みんなのシャツがビリビリに破れ、けが人も出るほどで面白いんですよー!!
ああ話がそれました。その開校祭でいろいろと展示物がありますが、その中に学生のスナップ写真と一言コメントとともに連絡先が書いてある看板が出ています。はっきり言って「合コンしたい人連絡頂戴ね!」ということです。ちなみに週末などは街中で学生を見かけますが、制服姿でウロウロしているのは1年生がほとんどで、2年生以上は学校の門を出た後は私服に着替えますので見分けはつきません。ただ私服でも男ばかりの4.5人のグループで髪型がスポーツ刈りだった場合まず某大生です。だいたい居酒屋で飲んでいますので見かけたら声をかけてみるのもいいかもしれません。映画に全く関係ない話で失礼しました。
今回のお話も大変楽しく拝見させて頂きました。
バイトの帰り、駅にてお迎えの車を待つ間、暗闇の中携帯を見つめニヤニヤと笑うおかしな娘がそこにはおりました。
「あ、おじさん」以下のくだりで一番笑わせて頂きました。
お茶目な一面もお持ちの海幕長様が素敵です。
>ペコさま
いえいえ、そんなつもりで前回のコメントを書いたわけではなかったのですが…。
実は現在就活中の身でして、発端は「一般職女子は合コンして30までには寿退社」という話を友人たちとしていたときに出てきた話だったのです(あー、また失礼なことを。所詮内定取れずに凹んでるモノの戯言とお思い下さい)
そこで「某大生も合コンするんだね~」と話題になりまして、何か裏話でもあったら教えて頂ければ、と思い書き込ませていただいたのです。
つまりですね、要は「遊んでる暇なんてどこにもない!」というわけです
でも、お話を伺って開校祭には行ってみたいと思いました!
機会があれば是非!
(無理だと思うけど、HPの方におたまじゃくしさんの「ウラ海上自衛隊」みたいなのがあったら、もっと多くの人が見れると思うのだけど)
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