吾妻小舎(あづまごや)オフィシャルブログ 吾妻山便り

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浄土平から一切経山を経て兵子(ひょっこ)までの登山道概況

2018-05-31 23:15:12 | 登山情報・登山道概況

                          ©pukupuku_man





当ブログ名にもなっている吾妻山。
実は、「吾妻山」という山は存在しません。
一般的に、福島県と山形県に跨る吾妻連峰を総称して「吾妻山」が使われるようですが
深田久弥が選定した日本百名山の一座・西吾妻山は連峰最高峰として福島・山形県境に聳え
気象庁が火山活動の観察対象としている活動の活発な一切経山やお椀を伏せたような東吾妻山
「吾妻の雪うさぎ」で知られる雪形が出現する吾妻小富士は連峰東端に聳えています。
さらに、西吾妻山と東吾妻山に挟まれるように中吾妻山が聳えており
登山家の田部井淳子さんをして、「深くて広い」と言わしめた山域なのです。
昨年6月にブログ管理人をラクダ山経由で一切経山に案内してくれたAさん(pukupuku_man)が
このたび浄土平から一切経山を経て西吾妻山・西大巓に至る西吾妻縦走路を
兵子(ひょっこ)まで歩いていらしたそうです。
素敵な写真を送ってくださいましたので、登山道概況とともにご紹介します。


©pukupuku_man
<すっかり雪が消えた浄土平湿原>


©pukupuku_man
<浄土平駐車場付近に咲くサンカヨウ>


©pukupuku_man
<登山道に咲くイワカガミ>


浄土平を出発して一切経山まではほぼ夏道ですが、酸ヶ平手前の斜面に雪渓があります。


©pukupuku_man
<酸ヶ平手前の雪渓>


©pukupuku_man
<酸ヶ平>


酸ヶ平の木道を進み、右手に酸ヶ平避難小屋が見えてきます。
一切経山への登り口は、酸ヶ平避難小屋の裏にあります。


©pukupuku_man
<東吾妻山(左)と鎌沼遠望>


©pukupuku_man
<一切経山山頂>


酸ヶ平避難小屋から一切経山の稜線に出ると
森林限界を突破しているため吹き曝しで、大変風が強くなります。
風速が1m増すごとに体感温度は1℃下がるといわれています。
防寒・防風対策を怠らぬよう、お願いします。


©pukupuku_man
<吾妻の瞳・五色沼>


吾妻の瞳と呼ばれる五色沼は、季節と天候によって湖面の色が変化します。
梅雨に入る前のこの時季の晴天時は、水色も鮮やかで美しく
沼の周囲に残る雪が景色にアクセントをつけてくれます。
一切経山からの下りは、最初はザレ場を下りますが
樹林帯に入ると残雪区間が50mほどあり、最下部が急斜面で少々危険です。
滑落や踏み抜きに注意してください。


©pukupuku_man
<一切経山下りの樹林帯に咲くミネザクラ>


沼畔に下りてから五色温泉分岐までは夏道で明瞭です。


©pukupuku_man
<家形山から見た五色沼と一切経山>


©pukupuku_man
<家形山から磐梯山(中央部最奥の山)遠望>


しかし、西吾妻縦走路方向へ一歩進むと、残雪・泥濘の連続で明瞭な踏み跡はありません。
家形山から水芭蕉の群生地を経て、雪上に出ている物見岩分岐(三叉路)の標識を確認し
右方向へ進むと、5分とかからずに物見岩に到着します。
登山道の足元には、バイカオウレンがいたるところに咲いています。


©pukupuku_man
<物見岩からの絶景とアズマシャクナゲ>


物見岩からいったん物見岩分岐(三叉路)に戻り、兵子を目指します。
兵子までの登山道は約半分が残雪路で、道迷いの踏み跡も多く
大変わかりにくくなっています。
登山用GPS機器やスマートフォンのGPS機能を利用した地図アプリなどを活用し
位置の確認は頻繁に行い、登山道から離れないよう注意してください。
物見岩分岐(三叉路)から兵子まで45分ほどかかります。


©pukupuku_man
<兵子からの眺め>


この日、兵子からは西吾妻縦走路・磐梯山はもとより
北には朝日連峰・月山まで望むことができました。

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