【政府】:「2025年度までに財政黒字化」達成先送りに含み、「骨太の方針」の原案示す
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政府】:「2025年度までに財政黒字化」達成先送りに含み、「骨太の方針」の原案示す
政府は9日、経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の原案を示し、2025年度までに達成することを掲げている財政再建に向けた目標を維持した。だが、新型コロナウイルス禍による財政の影響を本年度中に検証した上で、達成時期を先送りすることにも含みを持たせた。(原田晋也)
原案は9日の経済財政諮問会議で提示された。政府は今後、与党との調整を経て閣議決定し、22年度予算編成に反映する。
財政再建では、政策に必要な支出を借金(国債)に頼らず、どれだけ税収などで賄えるかを示す「基礎的財政収支」を25年度までに黒字化させる目標を維持。ただし、感染症による財政への影響の検証結果を踏まえ「目標年度を再確認する」とも記した。
重点政策として、菅義偉首相が看板に掲げる脱炭素に向けたグリーン化や、官民におけるデジタル化を盛り込んだ。地方活性化では、早期に最低賃金を全国加重平均1000円に引き上げ、地方へ人材を呼び込む。
コロナなど感染症対策では、治療薬やワクチンの早期実用化などを可能にするため「法的措置を速やかに検討する」と明記した。
菅氏が実現に意欲を示す「子ども庁」については、貧困や虐待などに対し子どもの年齢による切れ目や省庁間の縦割りを廃して対応する体制の構築を「早急に検討に着手する」とした。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の原案】 2021年06月09日 22:58:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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