路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」

2021-06-23 06:40:00 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【赤木ファイル】:マスキングされた差出人 赤木さん妻「改ざん指示した人知りたい」 

 学校法人「森友学園」を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、22日に開示された「赤木ファイル」。文書に残されていたのは、最後まで改ざんに抵抗し続けた近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の毅然(きぜん)とした姿だった。真相を求め続けた妻は「夫が国家公務員として、国民の皆さんに向かって残したものだと思う」と語った。

開示された「赤木ファイル」を確認した後、記者の質問に答える赤木雅子さん=大阪市北区で2021年6月22日午後3時59分、大西達也撮影

 ファイルには赤木さんが直筆で「差し替え前」などと書いた字も記載されていた。開示を受け、大阪市内で報道陣の取材に応じた妻雅子さん(50)は「夫は一生懸命抵抗していた。苦しい中で残してくれた夫の最後の声だと思うので、中身を知ることで少しでも夫の気持ちに寄り添いたい」と話した。

赤木ファイル閣僚発言

 ファイルには改ざんについて「現場の問題認識として、決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した」と記載されていた。赤木さんが「既に意思決定した調書を修正することに疑問が残る」と書いて実際に送信したメールも開示され、具体的な様子も明らかになった。

 公務員の仕事に誇りを持ち「私の雇い主は日本国民」と話していた赤木さん。「公正に職務を執行していますか?」などの行動規範が書かれた「国家公務員倫理カード」を手帳に入れてボロボロになるまで大切に持ち歩いていた。 

 財務省の報告書では、複数の財務局職員が改ざんに反発していたことは触れられていたが、赤木さんであるかどうかの言及はなかった。赤木さんが抵抗していたことが分かる詳細な記録を残していたことについて、雅子さんは「本当にやりたくなくて、でもやってしまった。それをどうしても形に残したかったんだろうな。夫は最後まで戦っていたんだと感じる」と気持ちをおもんばかった。

 生前、赤木さんは「全部書いて残している」と雅子さんにファイルの存在を明かしていた。「残してよかったの」と尋ねる雅子さんに、赤木さんはつらい表情を浮かべながらも「よかった」とつぶやいた。死後に見つかった手記では「(改ざんに)抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきた」と苦しい胸の内を明かしていた。 

 雅子さんは「事実を公の場で話したかった夫の遺志を継ぎたい」との思いで裁判を決意し、ファイルの開示を求めてきた。

 提訴から1年あまり。ようやく国からの提出を受け「黒塗りは思ったよりも少なかった」とする一方、国は改ざんを指示するメールの差出人をマスキングして開示した。雅子さんは「指示をした人は夫より立場が上の人。もう二度と、このような事を起こさせないためにも、夫を苦しめるような指示をした人を知りたい」と話し、第三者による徹底的な再調査の必要性を訴えた。【芝村侑美】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題・「赤木ファイル」を遺族に開示した】  2021年06月22日  19:41:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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