【岸田内閣】:経産省が作成した西村康稔大臣“対策マニュアル”を入手! パワハラ気質に戦々恐々か?
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:経産省が作成した西村康稔大臣“対策マニュアル”を入手! パワハラ気質に戦々恐々か?
まるでパワハラ新大臣の「取り扱いマニュアル」だ。今月10日の内閣改造で再入閣した西村康稔経産相。同省の福島復興推進グループ(復興G)が「西村経産大臣出張時の注意点」と題したメモを作成していたことが分かった。
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「西村経産大臣出張時の注意点」と題したメモ(提供写真)
日刊ゲンダイが入手したA4用紙1枚のメモには〈【取り扱い注意】〉として、こんな内容が記してある。
■「お土産の購入量が非常に多い」
〈大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想〉〈なお、生モノを購入することもあるため、保冷剤の購入及び移動車内の冷房は必須〉〈大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応〉
土産や弁当の購入方法にまで、事務方が西村氏に細心の注意を払っている様子が目に浮かぶ。メモの作成を日刊ゲンダイに認めた上で、復興Gの担当者はこう説明する。
「西村大臣の就任後初となる18日と21日の福島への出張をアレンジしたのが私たちです。今後の出張行程をスムーズに進める上で他部署にも参考になればと思い、気を付けておくべきことを省全体で共有できるよう情報を整理しました」
西村氏は灘高から東大、通産省を経て、国会議員となったエリート。そのおごりゆえか、自民党内では茂木幹事長と双璧をなすパワハラ気質で知られる。
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西村康稔経産相はパワハラ気質と知られる(C)日刊ゲンダイ
「新型コロナ担当相時代には、えげつないパワハラが週刊誌を賑わせました。部下への配慮は一切なし。夜中に突然『明日の朝まで』とメールで指示を出し、間に合わないとブチ切れる。コロナ対策室は150連勤で月の残業100時間超の職員を輩出するブラックな環境でも『残業が多いのはおまえらの能力が低いせい』と面罵。大勢の前だと情報が漏れるので、わざわざ小人数を集めてドヤす陰湿ぶり。仕えた秘書官は過労やストレスなどで相次いで職務続行不能になったと聞きます」(自民党関係者)
◆茂木元経産相にも“対策マニュアル”が
一方のパワハラの雄、茂木氏が経産相を務めていた2014年当時も、同省の事務方が作成したとされる「大臣出張等メモ」と題した“対策マニュアル”が出回った。「食事」の項目には嫌いな食べ物に好物から〈麺がかたまっていた冷麺を大臣にそのまま提供してしまったため、硬くて食べられないと大激怒していた〉などとルームサービスを頼む際の注意点まで詳細に記載し、「タバコ」「移動」「ホテル」などの項目が続く。経産省は新たなパワハラ大臣の誕生に戦々恐々で、再び“トリセツ”をまとめたのか。
「出張のたび毎回毎回、お土産の量が多いわけではないのでしょうが、今回の出張時は対応する必要のない人にまで(持ち運びを)お願いせざるを得なかったので、今後の注意点としてメモに残しました。大臣が不機嫌になったわけでもなく、メモの作成は決して大臣へのご機嫌うかがいではありません」(前出の復興G担当者)
茂木氏の「出張等メモ」はA4用紙22ページまで膨らんだが、西村氏は初出張で早くも1枚がビッシリ。パワハラ新大臣のトリセツも大量に枚数を重ねていくのか。仕える役人も大変だ。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・政局・岸田政権】 2022年08月31日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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